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失業保険はタイミングが肝!もらえる期間&金額を要チェック
会社を辞めた後の生活を支えてくれる失業保険ですが、一体いつからいつまで、いくらくらいもらえるのでしょうか?自己都合と会社都合、年齢等によって異なる失業保険の給付条件についてまとめました。
もくじ
・失業保険とは
・辞め方によって違う!失業保険をもらえる期間と時期
・もらっていた給与によって給付額は違う!自分はいくらもらえる?
・いつまでに次の仕事を見つけるのがベスト?
・失業保険のメリット&デメリット
失業保険とは
失業保険とは、「雇用保険」に加入している人が会社を辞めたときに給付されるものです。正式には、雇用保険の失業等給付のうち「基本手当」と呼ばれるものが、いわゆる失業保険です。
失業保険は原則として、会社を辞める前の2年間のうち通算12ヶ月以上雇用保険に加入している場合に受け取ることができます。入社後1年以内に辞めてしまったとしても、その前にアルバイト等で失業保険に加入していたことがある人は、受給資格があるかもしれませんね。
また、やむをえない事情など特定の理由で離職した人の場合は、離職前1年以内に6ヶ月の加入期間で受給できる場合もあります。さらに、会社の倒産などの会社都合による退職の場合は、期間の定めなく失業保険を受け取ることができるでしょう。
辞め方によって違う!失業保険をもらえる期間と時期
会社都合によって退職した場合と自己都合で退職した場合では、失業保険をもらえる期間と時期が変わります。
まず、失業保険をもらえる期間について見てみましょう。長期間、失業保険をもらうことができれば、それだけ合計の支給額も多くなりますよね。それに、長期間お金の心配をせずに転職活動を行うことができます。
自己都合で退職した場合にいつまで失業保険をもらえるかは、失業保険に加入していた年数によっても変わります。具体的には下記の表のとおりです。
一方、会社都合で辞めた場合は、何年加入していたかだけでなく、何歳かによっても受給できる期間が変わります。
自己都合か会社都合かによって、受給できる期間に大きな違いがあることがわかりますね。
次に失業保険をもらい始めるタイミングです。これも自己都合と会社都合で違います。自己都合で退職した場合は、7日間の待機期間の後、90日間の給付制限を受けることになります。自己都合退職をした場合は、給付の申し込みをしても3ヶ月過ぎるまでは失業保険をもらえないということですね。
会社都合で退職したときは、この給付制限がなく、7日間の待機期間が過ぎるとすぐに失業保険が受け取れます。
なお、これは会社を辞めてからの期間ではなく、ハローワークで手続きをしてからの期間です。「どうせもらえないんだから」と、3ヶ月間ハローワークに行かずに放置してしまうと、失業保険をもらえるタイミングが余計後ろにずれてしまうため、気をつけましょう。
もらっていた給与によって給付額は違う!自分はいくらもらえる?
失業保険の給付金額は、辞める前の6ヶ月の給与の平均から算出されます。具体的な計算方法は複雑で、単純に辞める前の給与の平均に特定の数値を掛ければいい、というわけではありません。
給与が高ければ、それだけ給付額も高くなりますが、給与額が低かった人に比べると掛け率は低めになります。また、年齢によっても給付額を決めるための掛け率は変わります。
さらに、給付額には年齢ごとに上限が決まっているので、いくら給与額が高かったとしても、それ以上の額をもらうことはできません。ちなみに30歳未満の人の場合、上限は1日あたり6,750円、30歳以上45歳未満の場合は7,495円です。
いつまでに次の仕事を見つけるのがベスト?
「失業保険をもらい終わるまではのんびりしよう」という話を耳にすることがありますが、これは不正受給につながりかねない危険な考え方といえます。失業保険は、会社を辞めた人が次の仕事を見つけるまでの間の生活を支えるためにあるものです。
給付額も、それまでの給与分の全額をもらえるわけではありません。のんびりするのではなく、早めに仕事を見つけることが大切です。
失業保険のメリット&デメリット
失業保険には、会社を辞めてしまった後の生活費をカバーできるという大きなメリットがあります。手続きをしたり、定期的に求職活動をしていることを申告したりしなければいけませんが、それほど大きな手間ではないでしょう。
しかし、「失業保険がもらえるから」と安心して真剣に転職活動をしないと、失業期間が長期間にわたってしまうこともありえます。失業保険は、あくまでも求職中の人に対して支給されるものです。失業保険を受給中に仕事を決められるよう、積極的に転職活動を行いましょう。
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