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年末調整でよくある間違い・勘違い 今年こそはミスをなくそう!
この時期になると話題に上がる年末調整。所得控除や税額控除を会社に申告するための書類です。各種保険やiDeCoに加入している人、住宅ローンを組んでいる人、誰かを扶養している人、さらに家族の国民年金保険料を肩代わりした人などは、申告することで所得税の還付を受けられることがあります。年末調整の書類は毎年提出していても、一年経つと書き方を忘れやすいもの。今回は年末調整で起こりがちな間違いを紹介します。
所得金額のあるある間違い
扶養控除等申告書で多いのが、所得金額の間違いです。この書類では収入103万円以下の配偶者や親族を申告します。ここでは所得の見積額を記入しますが、収入金額をそのまま書いてしまう間違いが続出します。「所得」と「収入」は別物。
(所得は必要経費にあたる給与所得控除などを差し引いた金額を指します。)年収をそのまま記入するのではなく、給与所得控除分(最低額65万円~)を差し引いた金額を記入しましょう。
産休や育休によって扶養に入ることができるようになるケースもあります。これもうっかり忘れがちなので注意が必要です。また所得がない場合も「0円」という記入が必要となります。空欄にしても0円とみなされるわけではないので、必ず記入しましょう。
保険料控除申告書のあるある間違い
保険料控除申告書は、保険料控除証明書などの書類を準備してから記入します。基本的には控除証明書には証明額と申告額の2つの金額が記載されています。これは、9月や10月時点で支払われている保険料と12月までに支払われる予定の保険料の金額の違いです。
うっかり証明額を記入してしまいそうになりますが、保険料控除申告書では、「申告額」で申請を行うので注意しましょう。保険料の区分も間違いやすいポイントです。控除証明書の記載に従って正しい区分に記載してください。
なお、セルフメディケーション税制やふるさと納税は年末調整ではできません。ワンストップ特例や確定申告を使うことになるので、年末調整と混同しないようにしましょう。
今年こそ間違えないために
毎年のこととは言っても面倒に感じる年末調整。手間を減らすためには、まず間違えないことが第一です。各項目に記入するのがどの数値かをきちんと理解しておきましょう。
また、年末調整が近づくと保険会社から控除証明書のハガキが郵送されるはずです。いざ記入する際に慌てて探すことがないよう、ファイルにまとめるなどして大切に保管しておきましょう。
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