株式投資の始め方|投資を始めるのにはいくら必要?初心者の方向けに証券会社の口座開設から手順をやさしく解説
配当利回りランキング!高配当株を選ぶときの注意点とポイントも解説!
配当利回りとは、株価に対する1株当たり配当金額の割合です。配当利回りが大きければ、投資額に対して大きな配当を受け取れます。注目の高配当株と、高配当銘柄に投資する際の注意点について、わかりやすくお伝えします。
配当利回りとは?
配当利回りとは、株価に対する年間の配当金の割合です。配当金が同じなら株価の低いほうが配当利回りは大きくなります。また、株価が同じなら、配当金の高いほうが配当利回りは大きくなります。
配当利回りは、銀行にお金を預けて得られる利息を大きく上回ることも珍しくありません。配当金を目的に株式投資をする投資家にとっては、非常に重要な尺度です。配当金の額は企業の業績等によって変動しますので、投資の際は常にチェックしましょう。
高配当銘柄は?
直近の配当金額の実績値をもとに、高配当銘柄をご紹介します。
・前田道路(1883)
2020年3月期に650円の特別配当を行ったため、配当利回りは実績値で41.99%という利回りになりました。他社から買収される可能性があったため、買収に対抗するため自社の現金を放出する狙いがあったといいます。
過去10年の配当利回りの推移を見ると、高くても2%台後半なので、今回の配当金額の大きさが特別であるとわかるでしょう。
・ソフトバンク(9434)
ソフトバンクは高配当銘柄に頻繁に名前が上がる企業です。安定した高配当利回りで知られています。
2020年の年間配当金は85円で、配当利回りは6.25%でした。株価は概ね1,300円前後で、100株単位で購入できますので、比較的投資しやすい銘柄といえるでしょう。
・コナカ(7494)
紳士服チェーン「紳士服のコナカ」で知られる企業です。2020年の年間配当金額は10円で、配当利回りは3.31%でした。
他の銘柄と比較すると見劣りする数字ですが、過去10年に渡り年間配当金額は20円を維持してきており、次期の年間配当金額も20円に戻り、配当利回りは6.62%と予想されています。株価は概ね300円前後で推移していて、100株単位で購入できます。
・ENEOS HD(5020)
ガソリンスタンドで知られる、日本を代表するエネルギー企業グループです。2020年の年間配当金額は22円で、配当利回りは5.22%でした。株価は概ね400円前後で推移していて、100株単位で購入できます。
配当利回りが高く、ここ10年ほどで配当金を5円ほど増配していたことから、株主還元の意識が高いように受け取れます。
しかし、株主が出した資本でどのくらいの利益を生み出しているかを測る指標のROEが-7.47%、会社の資本を使ってどのくらいの利益を生み出したかを測る指標のROAが-2.28%とどちらもマイナス。この点では少し警戒感をもって投資に臨む必要があるでしょう。
※いずれも2021年2月度現在の状況
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配当利回りの計算方法は?
配当利回りの計算方法は、以下の通りです。
配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金÷株価×100
例えば、株価が1,000円で1株当たりの年間配当金額が100円であれば、配当利回りは以下のようになります。
100円÷1,000円×100=10%
株価は常に変動していますので、配当利回りはその都度計算しましょう。
配当利回りランキング!
2021年2月2日時点で、直近の実績配当利回りのランキングをご紹介します。
なおこのランキングが良いからといって、今後の高配当が保証されるわけではありません。配当利回りは株価に対する1株当たり配当金額の割合ですから、株価によっても大きく変動し、同様にランキングも常に変動しています。
その点に留意し、注目の配当利回りランキングをご覧ください。
高配当株を選ぶときの注意点は?
株を保有するなら高配当のほうが良いと考えがちですが、それ以外の指標を無視してしまうと、思わぬ落とし穴に落ちてしまうかもしれません。高配当株を選ぶ際の注意点を確認しておきましょう。
・株価の値下がり
いくら高配当であっても、株価自体が大きく下げてしまってはトータルの損益がマイナスになりかねません。株価が大崩れせず安定した推移を継続している銘柄を選択しましょう。
・過去の配当
短期的に大きな配当を行う企業もあります。理由は様々ですが、既にお伝えした前田道路の特別配当がその良い例です。こういった特別配当には、継続性はありません。短期的に大きな配当を出した企業ではなく、安定的に高配当を継続している銘柄を選択するよう注意しましょう。
・予想利回りはあくまで予想
銘柄の検索時は、今後の予想配当利回りでスクリーニングをかけることもできます。実際、楽天証券にも任意の条件で銘柄を抽出できるスクリーニング機能があります。
予想利回りは参考にはなりますが、あくまでも予想であり参考であることを忘れてはいけません。業績が悪化すれば配当金を減少させる「減配」の可能性がありますし、事業展開の方向性が修正されれば配当よりも設備投資に資金を投じる可能性もあります。
ただ、投資を行う際には様々なデータを比較、検討することが欠かせません。利益を得るためのベストを尽くし、売買する銘柄を見極めましょう。利回りランキングは楽天証券や楽天証券の運営メディア「トウシル」でも掲載中です。様々なデータを比較し、高配当株にチャレンジしてみてください。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。なお、本コンテンツは、弊社が信頼する著者が作成したものですが、情報の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問等には一切お答えいたしかねます。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。あらかじめご了承ください。
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