株式投資の始め方|投資を始めるのにはいくら必要?初心者の方向けに証券会社の口座開設から手順をやさしく解説
人気の株主優待TOP10!ジャンル別・10万円以下・長期保有の銘柄ランキングを発表
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
株式投資をする中での楽しみのひとつが、株主優待です。株式を保有していると、配当金以外にも、商品がもらえたり食事やお買い物がお得になったりする株主優待が多々あります。ここでは人気の株主優待をご紹介するとともに、株主優待をもらう時や株式購入時におさえておきたいポイントをお伝えします。
2024年最新!優待ジャンル別ランキング
株主優待を選ぶときは、自身の生活で役立つものや好きなもの、楽しめるものを軸に選んでみるのも楽しいかもしれません。ここでは、ジャンル別に人気の株主優待をチェックしていきましょう。食事や日用品、宿泊など、以下のジャンルごとに楽天証券で保有している株主が多い順にランキング形式で紹介します。
- 飲食・食料品関連の株主優待ランキング
- 宿泊や航空券が特典の株主優待ランキング
- 10万円以下で買える株の株主優待ランキング
飲食・食料品関連の株主優待ランキング
株主優待といえば、飲食券や自社商品の優待を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。まずは飲食・食料品関連の優待がある銘柄の人気ランキングをご紹介します。
※楽天証券の株主優待検索で「飲食券・飲食割引券」および「食料・飲料品」カテゴリに絞り込み、「人気順」表示で算出。優待内容は各社ホームページより。2024年4月30日時点。
ランキング | 銘柄 (銘柄コード) |
優待内容 |
1位 | イオン(8267) |
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2位 | すかいらーくホールディングス(3197) |
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3位 | キリンホールディングス(2503) |
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4位 | 日本マクドナルドホールディングス(2702) |
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5位 | クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387) |
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6位 | 吉野家ホールディングス(9861) |
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7位 | SBIホールディングス(8473) |
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8位 | コメダホールディングス(3543) |
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9位 | アトム(7412) |
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10位 | トリドールホールディングス(3397) |
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イオンやマクドナルド、吉野家、コメダ珈琲など、人気チェーン店を取り扱う企業がランクインしており、その人気ぶりが伺えます。
2位は「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」「ジョナサン」などのレストランブランドを展開するすかいらーくホールディングス(3197)でした。
また、5位のクリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)は、「かごの屋」「磯丸水産」「デザート王国」など、カジュアルなフードコートからディナータイプのレストランまで幅広い店舗を展開しています。
よく利用する店舗の優待品が利用できれば、お得に食事を楽しめるでしょう。利用頻度が高かったり、自宅や職場などの近くにあったりする飲食店について、株主優待があるか調べてみるのも良いかもしれません。
宿泊や航空券が特典の株主優待ランキング
株主優待で旅行を充実させるのも、優待の醍醐味のひとつといえます。ここでは宿泊券や航空券を株主優待にしている人気の会社をご紹介します。
※楽天証券の株主優待検索で「宿泊・ホテル飲食」「旅行・航空券・乗車券」カテゴリに絞り込み、「人気順」表示で算出。優待内容は各社ホームページより。2024年4月30日時点。
ランキング | 銘柄 (銘柄コード) |
優待内容 |
1位 | ANAホールディングス(9202) |
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2位 | 日本航空(9201) |
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3位 | 商船三井(9104) |
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4位 | 日本郵船(9101) |
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5位 | 東日本旅客鉄道(9020) |
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6位 | 西日本旅客鉄道(9021) |
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7位 | 九州旅客鉄道(9142) |
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8位 | ニデック(6594) |
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9位 | 東急不動産ホールディングス(3289) |
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10位 | エイチ・アイ・エス(9603) |
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日本を代表する航空会社であるANAホールディングス(9202)と日本航空(9201)が、それぞれ1位と2位に入っています。国内線を割引料金で利用できるため、北海道や沖縄などへの国内旅行で活用できそうです。
また、3位の商船三井(9104)や4位の日本郵船(9101)の株主優待は、クルーズがお得に利用できる内容となっています。家族や友だち、恋人との特別な思い出作りにぴったりではないでしょうか。
5位の東日本旅客鉄道(9020)では、株主優待割引券1枚の利用で自社営業路線内の片道運賃および料金が40%割引になります。関東や東北、甲信越エリアに足を運ぶ機会がある人はお得に利用できるでしょう。
旅行や遠出をするとき、交通費や宿泊代などで出費がかさむことも多いと思います。株主優待を利用して交通費などを節約できると、目的地でさらに楽しい時間を過ごせるかもしれません。
10万円以下で買える株の株主優待ランキング
株式投資はまとまったお金が必要なイメージのある人も多いのではないでしょうか。しかし、名前を知る大手企業でも、意外と1株1,000円以下で買えるケースもあります。ここでは10万円以下で買える株の株主優待人気ランキングを発表します。
※楽天証券の株主優待検索で「優待獲得に必要な最低金額=10万円以下」に絞り込み、「人気順」表示で算出。優待内容は各社ホームページより。2024年5月2日時点。
ランキング | 銘柄 (銘柄コード) |
優待内容 |
1位 | 日本電信電話(9432) |
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2位 | 楽天グループ(4755) |
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3位 | ヤマダホールディングス(9831) |
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4位 | 日産自動車(7201) |
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5位 | SBIホールディングス(8473) |
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6位 | アトム(7412) |
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7位 | サイバーエージェント(4751) |
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8位 | りそなホールディングス(8308) |
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9位 | TOKAIホールディングス(3167) |
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10位 | ヤーマン(6630) |
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2位の楽天グループ(4755)は、優待内容が「楽天モバイルのプランが1年間無料」と、楽天モバイルユーザーには大変お得な内容になっています。毎月の携帯料金が浮いて節約にもなるでしょう。
また、7位のサイバーエージェント(4751)の優待内容は、動画配信サービス「AMEBAプレミアム」が期間限定で無料で利用できるというものです。さまざまな動画コンテンツを視聴できる動画配信サービスは、近年利用者が増加していますが、無料で利用できるのは嬉しいですね。
ほかにも、ポイントの付与やカタログギフト、中には暗号資産などさまざまなジャンルの優待があり、興味がある銘柄を少額で購入できるのが魅力です。どれも10万円以下の手を出しやすい金額で購入でして株主優待を受けられるので(※)、初めての人でも挑戦しやすいでしょう。
※2024年7月時点の情報です。
長期保有で人気の株主優待ランキング
株主優待の内容は、保有期間によって異なるものもあります。長期保有すればするほどに、もらえる内容がグレードアップしていくというものです。それでは長期保有で人気の株主優待ランキングをお伝えします。
※楽天証券の株主優待検索で「継続保有特典」カテゴリに絞り込み、「人気順」表示で算出。保有特典は各社ホームページより。2024年5月1日時点。
ランキング | 銘柄 (銘柄コード) |
優待内容 |
1位 | 日本電信電話(9432) |
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2位 | イオン(8267) |
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3位 | KDDI(9433) |
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4位 | 日本航空(9201) |
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5位 | オリエンタルランド(4661) |
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6位 | INPEX(1605) |
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7位 | イオンモール(8905) |
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8位 | ライオン(4912) |
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9位 | ビックカメラ(3048) |
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10位 | ホンダ(7267) |
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日本電信電話(9432)の「dポイント」のように、普段貯めているポイントを株主優待でゲットできる銘柄を選択するのもひとつです。
長期間保有し続けることで優待内容がグレードアップしたり限定品がもらえたりすると、よりお得に感じられます。また、継続保有する株主が増えることで株価が安定しやすくなるため、企業側の利益にも繋がるでしょう。
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株主優待とは
株主優待とは、企業から株主に対する感謝の気持ちで贈られるものです。
企業は、株主優待を行うことで株式への投資魅力を高め、株式をより多くの人に保有してもらうことを目的としています。また、株主優待を通じて株主に自社の魅力を伝え、利用を増やす意図もあるものと考えられます。
株主優待では何がもらえる?
株主優待でもらえる内容は自社の製品やサービスの割引、QUOカードやカタログギフトなどさまざまです。また、持っている株式の数や株式の保有年数によって、優待品の内容が異なる会社もあります。
権利確定日とは
株主優待を受ける上で注意したいのが「権利確定日」です。権利確定日とは、株主として株主優待や配当などの権利を得られる日のことで、権利確定日までに株主になると、株主名簿に名前が記載されます。
株を買い付けてから株主名簿に記載されるまでは基本的に2営業日要するため、株主優待の権利を得るには、権利確定日の2営業日前までに株を買い付けておくことが必要です。
この2営業日前の日は「権利付最終日」といい、1営業日前は株を買っても株主優待の対象外となってしまうため「権利落ち日」いいます。
株主優待を選ぶときのチェックポイント
投資家の中には、「自分がよく利用する商品やサービスの株主優待がもらえる」という理由で銘柄を選んでいる人もいると思います。株主優待を基準に銘柄を選ぶときには、以下のようなポイントをふまえて検討すると良いでしょう。
ポイント1:投資先としての将来性
株式を買うときには、今後の社会情勢や見込まれる経済、市場の動きなどをある程度予測することが重要です。株価は常に変動するため、確実に値上がりするかを見極めることは難しいですが、株主優待だけを見て明らかな先行き不安のある銘柄は避けるようにしましょう。また、株式の基本は安く買って、高く売ることです。株価の動きを見守り、購入や売却をするタイミングにも注意が必要です。
ポイント2:必要な株式数と保有年数
保有している株式の数や保有年数によってもらえる内容が異なったり、株主優待の対象を限定していたりする会社もあります。気になる銘柄について、株主優待を受けるための条件を確認しておくと良いでしょう。
ポイント3:銘柄の配当利回りと優待利回り
企業から株主に対して提供されるものには、株主優待のほかにも配当があります。
配当とは企業が得た利益の一部を、株主へ分配するものです。配当利回りとは、購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値です。配当金は企業の業績次第で金額が増減したり支払われなかったりしますが、高配当銘柄を選べばより効率良く資産運用できる可能性があるでしょう。
また、優待利回りとは株主優待を受けるために株を購入した株価に対し、1年分の株主優待の価値がどれくらいあるかを数値で示したものです。
これらの数値はインターネットでも調べることができます。株式を購入する際には配当利回りと優待利回りを同時にチェックするようにしましょう。
株主優待の注意点
株主優待を受けるうえで注意したいのは、株価は変動するものだということです。株主優待だけを目当てに株を買うと、優待で受けられる金銭的価値の何倍、何十倍もの損失を被ってしまうおそれがあります。
株主優待の内容が魅力的であっても、会社の業績などに不安がないかも合わせて検討する必要があります。
自分のニーズにあった株主優待を選択しよう!
日々の生活の中で株主優待を活用することで、株式投資がより楽しくなるかもしれません。上記で紹介した以外にもさまざまなジャンルの株主優待があるので、生活の中で役立つものや自分が楽しめるものがあるか探してみてください。
このテーマに関する気になるポイント!
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株主優待では何がもらえる?
株主優待でもらえる内容は自社の製品や購入時の割引、QUOカードやカタログギフトなどさまざまです。
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株主優待の注意点は?
株価は変動するものなので、株主優待だけを目当てに株を買ってしまうと、優待で受けられる金銭的価値の何倍、何十倍もの損失を被ってしまうおそれがあります。
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株主優待の株はどう選べばいい?
株主優待の内容のみではなく、投資先としての将来性や必要株式数と保有年数を考慮して選ぶと良いでしょう。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。なお、本コンテンツは、弊社が信頼する著者が作成したものですが、情報の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問等には一切お答えいたしかねます。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。あらかじめご了承ください。
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