デイトレードで失敗しない銘柄の選び方、売買のコツを解説!

リリース日:2018/12/17 更新日:2024/09/04

株主優待目当てや将来性を見据えた株式投資とは違い、デイトレードはその日のうちに利益を確定させるため、値動きの激しい銘柄が好まれる傾向にあります。しかし、初心者がむやみに手を出すと大きな損害を被るリスクも。まずはデイトレードの知識を身につけたうえで、少額からはじめていきましょう。ここでは銘柄の選び方のポイントや、売買の基本とコツについて解説します。

デイトレードで失敗しない銘柄の選び方、売買のコツを解説!

もくじ

・デイトレードの理想と現実

・なぜ、デイトレードに向いている銘柄・向いていない銘柄があるの?

・銘柄選びのチェックポイント

・デイトレード売買の基本

・利益をコツコツ積み重ねることが大事

・楽天証券はデイトレードに向いている?

デイトレードの理想と現実

デイトレードの理想と現実

デイトレードは1日のうちに株式などの売買を完結させる取引方法です。たとえば朝9:00のオープン直後に100円で買った株を、15:00のクローズ直前に110円で売ったとしたら、1日で10%資産が増えたことになります。しかもそれが毎日訪れる可能性もあるのです。

 

しかし、100円の株が110円になる保証はどこにもありません。90円になる可能性もあります。最終的に110円になったとしても、105円ぐらいで利益確定させてしまう人も多いでしょう。最後まで持っていたらよかったと思っても、それは結果論でしかありません。そのため、デイトレードはギャンブル性が高いといわれています。

 

また、100円で買った株が100円で値動きのないまま終わることもあります。それを100円で再び売ろうとしても、人気のない株だと買い手がつかないことも。同じ値段で売れたとしても、手数料分はマイナスです。

なぜ、デイトレードに向いている銘柄・向いていない銘柄があるの?

なぜ、デイトレードに向いている銘柄・向いていない銘柄があるの?

1日という短期間で売買し利益を確定させるデイトレードでは、売りたい・買いたいタイミングで売買できることが必要条件です。逆にいうと、売買のタイミングのない銘柄はデイトレードでのうまみを見出せません。そのため、銘柄を選ぶときの最大のポイントは、値動きが激しく、たくさん売買されていること。多くのトレーダーが集まる銘柄は、それだけ値動きが期待できます。

 

株は常に売買されているように思われがちですが、1日に数回しか取引されない株もあります。このような株を買っても、売りたいときに売れないことのほうが多いです。

 

一方、大企業の株は取引が多くなりますが、株価が動きにくい傾向にあるためデイトレード向きではありません。さらに、大企業の株は購入するのに最低でも数十万かかることが多いため、資金の少ない初心者には手が出しにくいものです。

 

マーケットの売買ランキングを見てみると、聞いたことのない企業が上位にランクインしていることもあります。上位に入っている銘柄がすべてデイトレードに向いているとは限りませんが、人が集まっているため取引が成立しやすい銘柄であることは確かです。ひとつの目安になります。




銘柄選びのチェックポイント

銘柄選びのチェックポイント

ここまでの説明を踏まえて、具体的な銘柄の選び方を見ていきます。

 

・売買ランキングをチェックする

出来高ランキングは取引が成立した株数、売買代金ランキングはその銘柄で取引された金額、取引回数ランキングでは取引された回数を見ることができます。これらの上位に入っている銘柄は取引が活発に行われることがわかります。

 

・最低購入価格をチェックする

デイトレーダー初心者は資金に限りがあるものでしょう。1株買うのに100万円以上する銘柄は、買えたとしても資金の多くが拘束されてしまいます。まずは10万円未満で買える銘柄を選ぶのがおすすめです。

 

・チャートをチェックする

1日のチャートで値動きの大きな銘柄ほどデイトレードに向いています。しかし値動きの大きすぎる銘柄はリスクも大きく、初心者向きではありません。チャートの読み方は本やネットである程度勉強しておいたほうがよいでしょう。

 

・板の厚さをチェックする

板とは売買の注文状況が見られる株価ボードのこと。たくさん注文が出ているときには「板が厚い」、注文が少ないときには「板が薄い」といわれます。この注文状況を見れば、買いが強いのか売りが強いのかを見極めることがで可能です。板が厚ければそれだけ盛況ということもあり、値が動きやすくなるでしょう。こちらもチャートと同様、基本的な読み方は勉強しておいたほうがいいです。

 

・ツイッターをチェックする

Twitterでは多くのデイトレーダーがマーケット状況についてリアルタイムでつぶやいています。どの銘柄に注目が集まっているかの目安になるでしょう。

デイトレード売買の基本

デイトレード売買の基本

デイトレードは市場がオープンする前から始まっているため、寄り付き前の板情報は必ずチェックしておきたいところ。株価が特に大きく動くのは9:00~10:00の1時間といわれています。この間に集中して1日の取引を終える人もいるのだとか。

 

デイトレードの基本は小さな利益をコツコツ積み重ねることです。優秀なデイトレーダーほど、損切りが早いのが特徴。勝率55%~60%でも、プラスがマイナスを上回れば利益を得られます。

利益をコツコツ積み重ねることが大事

売買スパンが短く、取引回数の多いデイトレードで初心者が成功するコツは、小さなプラスを積み重ねること。最初から1つの銘柄で大きな利益を狙わないことが大切です。そしてマイナスになったときは速やかに損切りします。これらを守れれば、デイトレードはリスクの低い投資といえるでしょう。少ない資金からのスタートでも資金効率が高まり利益増を目指せます。

楽天証券はデイトレードに向いている?

手数料の安さに定評のある楽天証券。「いちにち定額コース」なら、1日の取引金額10万円までは手数料0円です。手数料の片道分を無料にする「デイトレード割引」もあって、デイトレードでかさみやすい手数料を低く抑えることが可能。所定の条件を満たせば、20種類以上のテクニカルチャートや、最新株式自動更新機能が搭載されたトレーディングツールを無料で使用できる特典もあります。

 

判断にスピードが求められるデイトレードは、トレーディングツール選びも重要です。証券会社ごとにさまざまなツールを設けているため、自分が使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。なお、本コンテンツは、弊社が信頼する著者が作成したものですが、情報の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問等には一切お答えいたしかねます。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。あらかじめご了承ください。




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宮島ムー
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)/宅地建物取引士
宮島ムー

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

関西に住む子育て中の主婦です。 お金や不動産に興味があり、日商簿記1級・FP2級・宅建などの資格を独学で取得しました。 記事ではなるべく専門用語を使わず、わかりやすく説明するよう心がけています。

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