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リアルタイム為替レートの見方|FX取引き初心者向けにやさしく解説
FXでは、様々な通貨ペアを、24時間リアルタイムでの値動きをみながら取引できます。ここではスプレッドやスワップなど基本的な知識や、為替レートが動きやすい日、知っておきたい特有のリスクを解説しています。
為替レートとは
株の売買では、株価の値動きをみます。一方、FX取引をしようとするときにみるのは、為替レートの変動です。為替レートは、通貨と通貨の交換比率。たとえば米ドルと円を交換しようとするときに、1米ドルは何円と交換できるかを表します。経済情報などでは、現在の為替レートが1米ドル110円といったように表示されています。この為替レートは常に変動していて、1米ドル109円50銭、1米ドル110円05銭といったように、小さな単位で少しずつ動いているのです。
FX取引をしようとするときには、為替レートについてもう少し知っておきたいことがあります。それが「ビッド」と「オファー(アスク)」。ひとつの通貨ペアで同時に2つの異なる数字が表示され、たとえば米ドル円の為替レートは「110.05円‐110.10円」のようになります。左側の小さい数字が投資家にとって売値のビッド、右側の大きい数字が買値のオファー(アスク)です。オファー(アスク)とビッドの差は「スプレッド」と呼ばれ、このスプレッドの値も変化します。スプレッドを決めているのは、おもに市場の流動性。取引が盛んになるほどスプレッドが小さくなるのが通常です。
外貨→円貨、円貨→外貨で注意すべきこと
FX取引では通貨ペアを、米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドルといったように表示しています。このとき「米ドル/円」を買うという場合には「米ドルを買って、円を売る」という意味になります。「米ドル/円」を売るのは「米ドルを売って、円を買う」という意味です。外貨と円貨の組み合わせなので、理解しやすいかもしれません。ユーロ/米ドルを買うというときには、ユーロを買って米ドルを売るということになります。いろいろな通貨ペアでイメージしておくと良いでしょう。
このようにFX取引では、外貨と円貨、外貨と外貨を交換します。このときに知っておきたいのがスワップポイントの存在。通貨にはそれぞれの「金利」があります。たとえば円の金利が1%、米ドルの金利が5%だったとしましょう。米ドルを買って円を売ったときには、金利差4%から計算されるスワップポイントを日々受け取ることができるのです。逆に米ドルを売って円を買っているときには、スワップポイントを支払わなければなりません。FX取引を行う際には、スワップポイントをチェックしておきましょう。
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こんな日は要注意!?為替レートの動く日の傾向
リアルタイム為替レートをみると、値が刻一刻と変化するのが分かります。変化の幅が小さい時間がつづくこともあれば、一瞬にして大きく動くこともあるので、取引においては注意が必要です。大きく動く日は、取引で利益をあげるチャンスにもなりますが、その逆になることもあります。為替レートが大きく動く日を、いくつかあげてみましょう。
ひとつは経済指標の発表。経済指標のなかには世界経済に大きな影響を与えるものがあります。たとえば米国雇用統計。毎月第1金曜日に発表されます。とくに結果がサプライズとなった場合などは、発表直後に急激な値動きになることがあります。また米国の金融政策を決定する会合となっている、年8回のFOMC(連邦公開市場委員会)。ここでの結果は、世界の金融市場への影響が大きく、為替レートを大きく動かします。
このほか外貨の需給要因によって大きく値が動く日もあります。日本では5や10のつく日は、輸入業者などの決済需要でドル買いが出やすくなる日です。また月初や月末に変動要因となるのが、投資信託の設定。外貨が関係する大型の投資信託が設定されると、為替レートを大きく動かすことがあります。設定日は事前に発表され、注目されるものは経済ニュースにもなるので、チェックしておくのも良いでしょう。
リアルタイム取引で注意すべき点
FXではリアルタイムでの値動きをみながら取引できます。たとえば楽天証券のFXだと、売りと買いのレートが表示されたボタンを押すと売買が成立する「ストリーミング注文」と呼ばれるタイプの注文方法が利用可能です。
為替レートの値動きが大きいときにリアルタイム取引をおこなうと、ボタンを押すタイミングによって、売買の成立するレートが大きく違ってきます。またデイトレードで、すぐに利益確定や損切りの反対売買をするつもりであれば、レートの動きに遅れないよう判断する必要が出てくるでしょう。
リアルタイム取引で注意しておきたいのは、まずシステムリスク。取引業者のサーバーに問題があったり、インターネット回線に障害が生じたりすると、取引に支障が起こることがあります。もうひとつ気をつけたいのがスプレッドの急拡大。米国雇用統計の発表直後などは、ビッドとオファー(アスク)のレート差が大きく開くことがあります。タイミングによっては思ったとおりの値で取引が成立しないこともあるので、留意しておきたいところです。
このようにFXは、時として大きく動くレートをリアルタイムでみながら取引できる金融商品です。少ない資金でも取引をはじめられ、最大で証拠金の25倍の通貨を取引できるため大きな利益を狙えます。一方、損失が思ったより膨らむ可能性もあります。資産の一部、もし失敗してもファイナンシャルプランに影響の出ない範囲での取引が大切です。24時間、世界の市場にリアルタイムで参加できるFX取引。チャレンジしてみたいと感じたら、ぜひ楽天ユーザーにお得な楽天証券のFXで始めてみましょう。
このテーマに関する気になるポイント!
- 為替レートとは?
通貨と通貨の交換比率のことです。 - ビッドとは?
為替レートの左側に表示される、投資家にとって売値のことです。 - オファー(アスク)とは?
為替レートの右側表示される、投資家にとって買値のことです。 - オファー(アスク)とビッドの差を表す言葉は?
スプレッドです。 - 為替市場での取引が盛んになるとスプレッドはどうなる?
小さくなる傾向にあります。 - スワップポイントとは?
FX取引での外貨と外貨の金利差を調整するもので、FX取引の際には差額を受け取ったり支払ったりする必要があります。 - 為替レートが大きく動く日とは?
経済指標の発表日や米国の金融政策を決定するFOMC(連邦公開市場委員会)の日に値動きが大きくなる傾向があります。 - 月末や月初に起こる為替レートの変動要因には何が考えられる?
外貨の関係する大型の投資信託が設定されると、為替レートが動くと言われています。
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