新NISAは楽天証券の投信積立「楽天カード」クレジット決済がおトク!メリットや旧NISAとの変更点も解説
NISAのロールオーバーとは?手続き方法までわかりやすく解説
NISAで保有している株や投資信託を引き続きNISA口座で保有するには、ロールオーバーの手続きが必要です。ロールオーバーのメリット・デメリットや、手続きを忘れないためのアドバイスをまとめました。
ロールオーバーとは?
NISAのロールオーバーとは、NISAで保有している株や投資信託の非課税期間を延長させることです。ロールオーバーには手続きが必要で、手続きしないと課税口座に移されます。ロールオーバーにもメリットとデメリットがあり、必ずしもロールオーバーしたほうが良いとは限りません。
●ロールオーバーのメリット
・非課税期間を延ばせる
ロールオーバーをすればさらに5年間非課税期間が延長できます。
・120万円が増枠できることも
一般NISAの上限は年間120万円ですが、NISA口座で購入した商品の評価額が120万円を超えていてもロールオーバーできます。
●ロールオーバーのデメリット
・翌年のNISA枠を圧迫する
ロールオーバーすると、その商品の時価で翌年のNISA枠が減ります。もし120万を超える商品をロールオーバーすると、その時点でNISA枠が埋まり、1年間新しい買付ができません。
・つみたてNISAができなくなる
NISAには一般NISAとつみたてNISAの2種類があります。ロールオーバーするためには、一般NISAを選択しなければなりません。一般NISAからつみたてNISAに切り替えている人は、つみたてNISAを継続するか、一般NISAに戻るか、選択を迫られます。
・金融機関が決まってしまう
ロールオーバーするためには、購入したときと同じ金融機関のNISAを利用しなければなりません。
ロールオーバーするべきかの判断ポイント
・長期保有したいかどうか
ロールオーバーする際には、その商品を引き続き保有したいか考える必要があります。配当金目当てで長期保有する株なら、配当金が非課税になる期間を延ばせるため、ロールオーバーが有効です。すでに利益が出ている商品なら、非課税期間満了を機に売却して利益確定するのも良いでしょう。
・新しく購入したい商品があるか
ロールオーバーしてしまうと、翌年のNISA枠が減少してしまいます。新たにNISA口座で購入したい商品があるなら、ロールオーバーしないで枠を開けるのが良いでしょう。
・同じ金融機関で一般NISAを続けるか
ロールオーバーするためには購入したときと同じ金融機関で、一般NISA口座を選ばなくてはなりません。別の金融機関でNISA口座を利用したい場合や、つみたてNISAをしたい場合は、ロールオーバーしないほうが良いでしょう。
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ロールオーバーの手続きを忘れないために
手続きを忘れないようにしましょうとさんざん書いている筆者ですが、なんと我が家のロールオーバー手続きを忘れました。夫の口座で持っている株のロールオーバー手続きをしなかったため、NISA口座から特定口座に払い出されてしまったのです。
そのままでもいいかと思いましたが、配当金を非課税にしたいため、一旦売却し、NISA口座で買い直しました。この反省から、手続きを忘れないための教訓をお伝えします。
・ときどきは口座をチェックする
持っている株のほとんどが優待目当ての長期保有株なので、株価の上下に一喜一憂しないよう、あえて口座を見ないようにしていました。非課税期間を満了し、ロールオーバー対象となる商品があることもよくわかっていなかったのです。何年に買った商品か、しっかりと見ておくべきでした。
・証券会社の手続方法を知っておく
ロールオーバーの手続方法は証券会社により異なります。書類が必要なのか、WEB上で申し込めるのか、あらかじめチェックしておきましょう。締切が11月と早めに設定されていることもあるので、要注意です。
また、書類を自動的に送ってくれる会社もあれば、こちらから請求しないと送ってくれない会社もあります。我が家の場合は請求が必要な会社だったのですが、それに気付かずスルーしてしまいました。
・証券会社からのメールを確認する
スルーした原因が、証券会社のメールをよく見ていなかったためです。あまり使っていないメールアドレスを設定していたうえ、プロモーションメールに紛れてチェックを怠っていました。後からチェックしたところ、証券会社から「非課税期間終了のお知らせ」というメールがちゃんと届いていました。それを見て手続きすれば十分間に合っていたでしょう。
・ロールオーバーを忘れたらNISA口座のうちに売ったほうがいい?
課税口座に払い出されたといって、利益がすべて課税されるわけではありません。例えばロールオーバーを忘れた株が購入時5万円だったとします。満了時の時価が8万円としたら、払い出された課税口座では8万円で買ったことになります。つまり、3万円の利益は非課税と同じことです。
ただし証券会社によっては、NISA口座なら売買手数料無料で、課税口座は売買手数料がかかることがあります。この場合、NISA口座のうちに売ってしまうほうが、手数料分お得です。
ロールオーバーしたい人はチェックを怠らずに
ロールオーバーを忘れたのは不覚でしたが、こうして実体験に基づいたアドバイスができたのはよかったです。幸い金額が小さいので買い直すことができましたが、時価が120万円を超えている商品はロールオーバーしないとNISA口座で保有できません。いずれにしても証券会社の案内メールはしっかりチェックしましょう。
また、楽天証券からNISAのお申し込みができます。初心者でも簡単に申し込むことができますので詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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