新NISAは楽天証券の投信積立「楽天カード」クレジット決済がおトク!メリットや旧NISAとの変更点も解説
ジュニアNISAと学資保険どちらを選ぶべき?それぞれの特徴をおさらい
子どものための教育費づくりの手段に、学資保険とジュニアNISAがあります。それぞれのメリットとデメリットをまとめましたので、どちらを利用するのがいいか迷っている方は参考にしてみてください。
もくじ
・ジュニアNISAのメリット・デメリット
・学資保険のメリット・デメリット
・教育資金を貯めるときのポイント
ジュニアNISAのメリット・デメリット
ジュニアNISAは、2016年からできた教育資金作りの方法です。
【メリット】
ジュニアNISAの一番のメリットは、「非課税である」ということでしょう。通常のNISAと同じように運用益が5年間非課税になる上に、子ども名義で親が資金を提供したとしても、相続税や贈与税がかかりません。1年につき80万円まで投資することができるので、5年間で400万円というまとまった金額になります。税金をかけずにこれだけのお金を子どもに渡せるというのは大きなメリットです。
また、ジュニアNISAは運用終了時に子どもが20歳を過ぎていた場合、通常のNISA口座に移管されることになります。ジュニアNISA口座の運用は親が行いますが、通常のNISA口座は本人が運用することになるので、子どものお金に対する意識を高めることにも役立つでしょう。
なお、ジュニアNISA口座で運用している資金は、原則として子どもが18歳を迎えるまで引き出すことができません。非課税期間である5年間を過ぎた後は、引き出しに制限のある課税口座に移管されるか、次の年のジュニアNISAで運用する「ロールオーバー」という制度を利用するかを選ぶことになります。
簡単に引き出せないというのはデメリットのようにも思えますが、学資を貯めるという観点から見れば、確実に大学進学資金として利用できるというメリットになるでしょう。
【デメリット】
ジュニアNISAのデメリットには、「リスクがある」ということが挙げられます。ジュニアNISAは預金商品でも、元本保証の保険商品でもありません。自分自身で投資を行うものですから、運用がうまくいかなければ資金をかえって減らしてしまうこともありえます。なお、損失が出た場合でも、ジュニアNISA口座での取引を損益通算することはできません。
ただし、このデメリットは、リターンが大きいというメリットにもつながります。うまく運用することができれば大きく資金を増やすことも可能ですし、貨幣価値の変動にもある程度対応できるでしょう。
ただし、ジュニアNISAで取引できるのは年間に80万円までと決められているため、短期間で売買を繰り返して利益を得ることはできません。基本的には、長期保有して利益があがると見込める商品を選ぶ必要が出てきます。ジュニアNISAは、投資についての知識をある程度身につけたうえで利用する必要があるでしょう。
学資保険のメリット・デメリット
学資保険は、昔からある教育資金づくりの方法です。学資保険のメリットとデメリットについて見てみましょう。
【メリット】
学資保険のメリットは、商品を選べば確実なリターンを得られるという点にあります。学資保険の中には、一定の年齢まで掛金を支払った場合の返戻率が最初から確定している商品が多くあります。そういった商品を選べば、将来いくら受け取れるのかがはっきりしているため、ライフプランも立てやすくなります。
原則として子どもが18歳になるまで引き出せないというのは、ジュニアNISAと同様です。解約すること自体は可能ですが、その際に大きく元本割れしてしまう可能性があるため、心理的なブレーキをかけることができます。
【デメリット】
学資保険のデメリットは、受け取れる額がそれほど大きくないという点にあります。貯金よりは利率がいい商品が多いものの、低金利時代の昨今、学資保険を利用して少しずつ掛金を支払ったとしても、子どもが18歳になるときに受け取れる金額は元本に多少色がついた程度ということもあります。
また、将来的に貨幣価値が変わってしまっているというリスクもあります。たとえば、200万円払い込んで将来230万円受け取れる学資保険があったとすると、「30万円増える」と思ってしまいがちですが、「加入時の200万円と受取時の200万円の実質的な価値が変わってしまっている」ということもありえるのです。
|
|
教育資金を貯めるときのポイント
教育資金をどのように貯めるのがいいかは、それぞれの家庭の考え方によっても変わるでしょう。しかし、ジュニアNISAか学資保険かを選ぶときの目安として、「余裕資金がどのくらいあるか」ということが挙げられます。
ジュニアNISAは投資ですから、仮に損失が出てしまったとしてもほかでカバーできる余裕資金で行うのが基本です。そのため、あまり余裕がなく確実に教育資金を貯めていきたいと考えている人は学資保険を、ある程度家計に余裕があり子どものためにプラスアルファを備えたいと考えている人はジュニアNISAを利用するのがオススメです。
リスク分散という意味では、学資保険とジュニアNISA、両方を利用するという選択肢もあります。自分たちに合った教育資金づくりの方法について、考えてみましょう!
※2019年4月度の制度を元にした記事です。ジュニアNISAは2024年以降は制度終了予定のためご注意ください。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。なお、本コンテンツは、弊社が信頼する著者が作成したものですが、情報の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問等には一切お答えいたしかねます。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。あらかじめご了承ください。
この記事をチェックした人におすすめの記事 |
|
|
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。