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投資における外国債券の魅力とは?投資入門者にもわかりやすく解説
外国債券は発行体、発行市場、通貨のいずれか外国である債券のことです。高い利子や為替差益が得られる可能性がある一方、思わぬ損失を被るリスクもあります。債券って何? というところから、投資方法まで解説します。
債券とは
債券とは、国や地方自治体、企業などが投資家からお金を借りるために発行する有価証券。債券を発行する側を発行体と呼びます。債券には償還日が決まっており、その日になったら投資家のもとに全額戻ってきます。
ただ、それだけでは投資家にあまりメリットがありません。投資家は債券を持っている間、発行体から決められた利子をもらえます。
一番身近な債券としては個人向け国債が挙げられます。国が毎月発行する債券のことで、1万円から購入可能。一部の銀行や信用金庫でも取り扱いがあるので、証券会社に口座がなくても構いません。最低でも年0.05%の利息がつきますが、発行から1年未満は換金できません。
外国債券とは
広い意味では発行体、発行市場、通貨のいずれかが外国である債券を外国債券と呼びます。このうち、通貨が外貨建てのものだけ外国債券と呼ぶこともあります。
・円建て債券
海外の発行体が円建てで発行する債券。為替による価格変動がないのが特徴です。海外の発行体が日本国内で発行する債券を「サムライ債」、海外の市場で発行された円建て債券を「ユーロ円債」と呼びます。
・外貨建て債券
払込、受取利子、償還のすべてが外貨で行われる債券。米ドル建て、ユーロ建て、豪ドル建てなど、外貨の種類はさまざまです。
・二重通貨建て債券
二つの通貨が使われる債券。「デュアル・ カレンシー債」は払込と受取利子が同じ通貨、償還が別の通貨で行われるもの。「リバースデュアル・ カレンシー債」は払込と償還が同じ通貨、受取利子が別の通貨になるものです。
外国債券の魅力
さて、外国債券にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
・高い利子
外国債券に投資する最大の魅力ともいえるのが高い利子です。国内債券と比べると、外国債券は利回りが高い傾向にあります。
・為替差益
償還時に為替が円安に動くと、為替差益が得られます。例えば1万ドル分の債券を購入したとしましょう。購入時に1ドル100円なら、払い込むのは100万円です。償還時に1ドル110円になっていれば、110万円が返ってくるため、10万円得します。
・分散投資
外国債券に投資することで、分散投資ができます。これまで国内株式や国内債券に投資してきたという人は、外貨建の外国債券を買うことで、通貨と地域の分散投資になります。株式ばかりで債券を買ったことがないという人は、資産の分散につながるでしょう。
外国債券のリスク
外国債券には魅力がある一方、独自のリスクもあります。
・信用リスク
債券の利息・償還金は戻ってくるのが前提ですが、確実に支払われるかどうかはそのときになってみないとわかりません。発行体の信用性については格付けが参考になります。
・為替リスク
為替が円安になったら得をしますが、円高になったら損失が出ます。いくら高い利子をもらっていても、為替によってマイナスになってしまう可能性も。
・カントリーリスク
投資対象国の政治経済の情勢によって、債券の価値が変わってしまう可能性があります。
・流動性リスク
途中で外国債券を手放す場合は、買い手を探さなければなりません。希望価格で買い手がつかず、安い価格で売却することになるリスクがあります。
外国債券に投資する2つの方法
外国債券に投資するには、外国債券そのものを買う方法と、外国債券に投資する投資信託を買う方法があります。
・外国債券そのものを買う
外国債券は証券会社で購入可能。株式や投資信託と同様に、口座に入金して注文します。楽天証券の場合、取引手数料は無料ですが、為替スプレッドがあります。
・外国債券に投資する投資信託を買う
外国債券を買うのはちょっとハードルが高いと感じている人は、外国債券に投資している投資信託を買うのがおすすめ。外国債券を買うにはまとまった資金が必要ですが、投資信託なら100円からはじめられます(楽天証券の場合)。流動性が高く、好きなときに買って好きなときに売れるのもメリットです。
外国債券投資をはじめよう!
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