楽天証券の口座開設の手順を分かりやすく解説、口座を使うメリットとは?
株取引の「指値」と「成行」とは?用語の意味や注意点をチェック
株を注文する方法には、指値注文と成行注文の2種類があります。どちらで注文を出したほうがいいかは状況によって決まります。それぞれの注文方法の特徴や注意点と両者の使い分け方をまとめました。
指値と成行の意味を確認
指値と成行は注文方法の違いです。
・指値注文とは
指値注文とは、希望する売買価格を指定して注文することです。「A株が1,000円以下になったら100株購入したい」という「B株が1,000円以上になったら100株売却したい」というように、自分で価格を決められます。
指値丁度でなくても、購入の場合は指値以下(=希望価格と同じか、より安い価格)、売却の場合は指値以上(=希望価格と同じか、より高い価格)で執行されます。
・成行注文とは
成行注文とは、価格を指定せずに注文することです。例えば成行でA株式の買い注文を出したら、一番安い売り注文と売買が成立します。成行は指値よりも優先的に執行されるので、取引が成立しやすいのが特徴です。
板情報で注文状況をチェック
株の注文状況は板情報で確認できます。例として、取引時間中の板情報を見てみましょう。
板情報の例
左側にある数字が売り注文、右側にある数字が買い注文です。注文は先着順なので、ここで99円の買い注文を出したら、既に出ている100株の注文が成立するか取り消されるかしない限り順番が回ってきません。99円の列に並ぶイメージです。並んでいても、99円で売ってくれる人が現れない限り購入できません。
仮にこの瞬間、100円で100株の買い注文を出せば、すでに売り注文が出ているので売買が成立します。100円を超える指値で買い注文を出しても、100株なら100円で買えます。
成行で100株の買い注文を出した場合はどうなるでしょうか。この場合、売り注文が一番安い100円で売買が成立します。成行注文は一番上の行に表示されますが、この株は買い注文も売り注文も出ているため、表示される間もなく成立します。
実際の板情報はリアルタイムで変化しているため、「今は100円の売り注文が出ているから100円で買い注文しよう」と考えているうちに、どんどん取引が成立して株価が上がっていくことも少なくありません。注文の入り方は銘柄によって大きく異なり、注文が少なくて取引がほとんど成立しない銘柄もあります。板情報は証券会社のWebサイトで見られるので、まずは眺めてみると良いでしょう。
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指値注文の注意点
先ほども説明したとおり、指値注文は取引相手がいないと取引できません。指値注文を出したものの、どんどん株価が上がって購入できなくなってしまうことも。数日経てば希望の価格で手に入る可能性はありますが、ますます株価が上がってチャンスを逃してしまうかもしれません。
初心者には価格設定が難しいという問題もあります。株価が変動しやすい株とあまり変動しない株があるので、板情報を見ながら慣れるのが良いでしょう。
成行注文の注意点
成行注文は思わぬ価格で取引が成立する可能性があります。先ほどの板情報の例で、成行で100株の買い注文を出したとしましょう。自分より一瞬早く300株の成行注文が入ったら100円と101円の売り注文が取られてしまい、102円の売り注文と取引が成立します。この場合は1万円と1万200円であまり差がありませんが、大量の買い注文が入ったら1株200円になってしまうかもしれません。
指値注文と成行注文の使い分け
指値注文と成行注文は状況に応じて使い分けるのが重要です。
・通常の取引→指値注文
成行注文は想定外の高値買いや安値売りになってしまう可能性があるため、基本的には指値注文をおすすめします。板情報を見ながら「この値段以下で買いたい」「この値段以上で売りたい」と思う値段で指値注文を出しましょう。
・どうしても買いたい株がある場合→成行注文
確実に購入したいときには成行注文が役立ちます。例えば欲しい株主優待があり、その日が権利付き最終日の場合です。権利付き最終日は株価が上がる傾向にあるため、本来はもっと早めに買っておいたほうが良いのですが、どうしても欲しいなら成行で注文を成立させましょう。
・損切りしたい場合→成行注文
手持ちの株に悪材料が出て、株価の下落が予想される場合には成行で売ってしまうのが良いでしょう。指値注文を出すと取引が成立しないままどんどん株価が下がり、売るに売れなくなってしまうかもしれません。
楽天証券で株デビュー
指値取引と成行取引の特徴を説明しました。初心者は板情報を見て、注文がどのように入って株価がどのように動くのかチェックするのが重要です。板情報は証券会社に口座を開設すれば見られるようになります。
楽天ユーザーにおすすめなのは楽天証券。楽天ポイントで株が買えるサービスもあります。これから口座開設を考えている人は選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
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