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EPSとは?株投資を始める前に知っておきたい用語について解説
株式投資で用いる株価指標の1つEPS。企業の収益力を数値化したもので、株価の予測や投資判断にも活用されているのが特徴的です。そこで今回は、株式投資で覚えておくべきEPSの意味や計算方法、活用の仕方について紹介します。
EPS(1株あたりの純利益)とは ?
金利を計算してみると、借入金額に対して利息負担がどの程度かかるか分かります。特に初めて借入を行う場合は、金利を計算して最終的な返済額を把握しておきましょう。
また、カードローンとキャッシング、どちらにメリットがあるか比較すると、キャッシングの場合は、利用限度額20万円や50万円が多く、少額利用に適しています。一方カードローンは、100万円や1,000万円など、まとまった資金調達に合っているのが特徴です。
買い物などで突発的な支出が発生しやすい方は、キャッシングを選択してみてはいかがでしょうか。楽天カードは、一括払いだけでなく分割払いやリボ払い、ボーナス払いなど支払いのバリエーションが充実しています。また、利用可能額は1万円~300万円と、キャッシングの中でも幅広いのが特徴です。
EPSの計算方法
続いてはEPSの計算式について解説します。
・EPSの計算式
EPSを求める計算式は、以下の通りです。
当期純利益÷発行済み株式数=1株あたりの当期純利益(円)
※当期純利益……事業年度で得た税引前純利益から法人税などを差し引いた利益
※発行済み株式数……市場に発行した株式の数
例えば当期純利益1,000万円、発行済み株式数が10万株の場合、1株あたりの当期純利益は「100円」となります。同じ株価・当期純利益とすると、EPSの高い銘柄の方が投資候補として適していると言えるでしょう。
・PERと予想株価の関係と計算式
EPSについて調べる場合は、PERも同時に覚えておくのがおすすめです。
PER(Price Earnings Ratio)は、株価と収益力を比較することによって株式の投資価値を判断する場合に利用します。PERは以下のように計算します。
●株価÷EPS=PER(倍)
PERが下がった場合、現在の株価は割安と判断します。また一般的に、15倍以下で割安と考えられます。たとえば株価は変わらずEPSが上がるとPERは下がり、割安と判断します。
そしてPERとEPSを掛けると、今後株価が上がるか下がるか予測を立てることも可能です。具体的な活用方法は、後半で紹介します。
●EPS×PER=株価
例)分析銘柄:EPS200円、PER6倍、株価1,200円と仮定
同業種の銘柄がPER10倍の場合、同業種のPERを基準として計算します。この場合は、「200×10=株価2,000円」まで株価上昇する可能性があるでしょう。
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EPSが増減する理由
ここではEPSが増減する一般的な理由を紹介します。増減の理由を理解することで、投資判断へ活用できるようになるでしょう。
・純利益が増減している
企業の純利益が前期と比較して伸びている場合は、EPSも上がります。反対に、減収傾向となっている場合は、EPSは下がります。
冒頭でも触れた「収益力がある」とは、経営状況が好調か、前年度と比較して利益が伸びているかを確認できるという意味です。たとえば前期よりもEPSが増加している場合は、業績が伸び将来性や株価上昇を期待できます。
・増資や自社株買いを行っている
EPSは、企業の純利益が横ばい傾向にもかかわらず、増加もしくは減少している場合、増資や自社株買いにより変化している可能性があります。
増資とは、市場に発行する株式を増やす手続きのことです。また、自社株買いは、市場に流通している株式を自社で購入することを言います。
純利益が大きく変化しない仮定とすると、以下のようになると考えられるでしょう。
●増資後EPSが下がる:増資によって株数が増えるため、計算上1株あたりの収益力は下がり、EPS減少
●自社株買い:市場に流通している株数が減少するため、計算上1株あたりの収益力は上がり、EPS増加
ただし、増資そのものは、企業にとって重要な行動です。また、事業を拡大させる場合などに増資を行うため、どの企業も一時的にEPSは減少します。
しかし、しばらく経過してもEPSが増加しない場合は、利益が伸びていない可能性もあるため投資を再検討しましょう。
EPSの活用方法
最後に、EPSを株式投資の分析でどのように活用するのか、基本的な方法を2つ紹介します。
・PERによる株価予測
PERを活用した株価予測には、EPSも関連しています。また、分析対象の企業と同じ業界の企業や同規模企業のPERと比較することによって、株価予測が可能となります。
例1)1株あたりの当期純利益500円と仮定
1.ある時期の株価が1,500円、PERは3倍
2.同時期、同業種のPERが6~10倍で推移
3.分析対象の銘柄のPERが6~10倍になる場合を試算
4.将来的に1株3,000~5,000円まで上がると予測できる
例2)1株あたりの当期純利益300円と仮定
1. ある時期の株価が1,800円、PERは6倍
2. 同業種が値下がり傾向になっている(約30%の下落、PERの変化は少なく利益減少)
3. PERの変化が少ないため同業種の下落率を基準とした場合、30%程度の下落率で株価1,200円になり当期純利益200円の業績・下落を予測できる
上記の計算で、充分な分析とは言えないケースも多々あります。経営指標や他の株価指標も活用して、割安な状態かどうか確認しましょう。
・収益力に対して増資は適切か判断
EPSは株価だけでなく、企業の増資が適切か判断する材料としても有用です。
前半でも触れましたが、EPSは増資によって減少します。そして企業が増資を行う主な理由は、事業規模の拡大や新規事業の設立などです。企業の増資自体は将来性を期待できる事象ですので、一時的なEPS減少は想定の範囲内でしょう。
しかし、EPSが増加しない場合、少なくとも当期純利益は前期と比較して伸びていません。反対に増資後、再びEPSが増加していれば投資メリット、将来性が期待できます。
投資を行う銘柄が増資された場合は、EPSの増減と純利益の関係性にも注目しましょう。
(まとめ)
EPSは、企業の収益力を判断したり比較できる株価指標です。また、PERと組み合わせることで、株価の割安・割高の判断や予測などにも活用できます。
EPSで求めた数値で、何となく割安・割高と考えても適切な活用とは言えません。株式投資を始める前に、EPSの意味や、どのような場面で活用できるのか1つ1つ確認しておきましょう。
また、これから株式投資を始める場合は、証券会社にも悩むところです。楽天証券は、現物取引の手数料0円で、楽天ポイントも貯めることができます。この機会に楽天証券で口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
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