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ノーロード投資信託とは|メリット・デメリットと初心者におすすめの銘柄8選!
ノーロード投資信託とは、販売手数料が無料の投資信託のことです。インデックス指数と連動し、リスクを抑え安定した利益が実現できます。この記事ではノーロード投資信託のメリット・デメリット、おすすめのファンドを解説しています。
- ノーロード投資信託とは
- ノーロード投資信託のメリット・デメリット
- ノーロード投資信託を選ぶポイント
- ノーロード投資信託の購入方法
- 初心者におすすめのノーロード投資信託8選
- ノーロード投資信託で、将来に向けた資産運用を始めましょう!
ノーロード投資信託とは
ノーロード投資信託とは、購入時の手数料(販売手数料)が無料の投資信託のことです。投資信託の販売手数料のことをロードといい、ロードのない投資信託としてノーロードと呼ばれています。
ノーロード投資信託は販売手数料がかからないため、投資家は初期費用が抑えられ、低コストで投資信託を購入することが可能になります。
投資信託を購入する際、販売手数料がかかることがありますが、販売手数料を決めているのは販売会社である金融機関です。そのため、同じ投資信託であっても購入時の金融機関によって販売手数料が異なる場合があります。
販売手数料は顧客が投資信託を証券会社や銀行で購入する際に、窓口担当者にかかる費用として顧客が負担するのが一般的でした。しかし昨今では、ネット証券の普及によって、窓口担当者の人件費を削減できるようになったため、販売手数料が無料の投資信託(ノーロード)が増加し、人気を集めています。
ノーロード投資信託のメリット・デメリット
投資にかかる初期コストを抑えられるノーロード投資信託ですが、そのメリットやデメリットにはどのようなものがあるか、詳しく解説していきます。
・ノーロード投資信託のメリット
ノーロード投資信託のメリットは、主に以下の3つです。
1. 販売手数料が無料で、コストを抑えられる
最大のメリットともいえるのが、販売手数料が無料になることで、投資にかかる初期コストを抑えることができる点です。
投資信託にかかるコストには、販売手数料以外にも、投資信託の運用にかかる信託報酬や、解約時に必要となる信託財産留保額などがあります。販売手数料が無料になるだけでも、コストを抑える意味では大きなメリットといえます。
2. 手軽に購入ができる
ノーロード投資信託を取り扱っているのは主にネット証券です。ネット証券会社は、金融機関の窓口に足を運ばなくても気軽にノーロード投資信託が購入できるため、その点もメリットといえます。
また、ノーロード投資信託の種類は増えていて、数多くの中から自分に合ったファンドを選ぶことができます。
3. リスクを抑えた運用が可能
ノーロード投資信託はインデックスファンドが中心のため、比較的リスクを抑えた運用をすることが可能です。
インデックスファンドとは、日経平均株価やTOPIXなどのインデックス指数に連動し、市場の平均的な利益の獲得を目的とした投資信託です。大きな収益は期待できませんが、大きな損失を生んでしまうリスクは低くなります。
・ノーロード投資信託のデメリット
反対に、ノーロード投資信託のデメリットとして挙げられるのが、主に以下の2点です。
1. 大きな利益は見込めない
ノーロード投資信託はインデックス指数に連動した投資信託であるがゆえに、リスクは低い反面、大きな利益は見込めない点はデメリットといえます。リスクを負ってでも、積極的な収益を狙いたいという人には不向きです。
2. 手厚いサポートは得られない
販売会社のコストを抑えることで、販売手数料を無料にしています。よって、金融機関の担当者のような手厚いサポートは期待しにくい点がデメリットです。
ノーロード投資信託をネット証券で購入する場合、対面での説明はないので、目論見書等は自己責任でしっかりと確認する必要があります。
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ノーロード投資信託を選ぶポイント
実際にノーロード投資信託を購入する際には、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。選択時に注意しておきたいポイントは、以下の 4つです。
1. 自分のリスク許容度に合った投資対象を選択する
ノーロード投資信託のインデックスファンドの投資対象を列挙します。
●国内株式
●外国株式
●国内債券
●外国債券
●国内REIT
●外国REIT
これらが持つリスク・リターンの度合いは異なります。自身のリスク許容度を考慮し、自分の意向に合った投資先を選定することが大切です。どこに投資すれば良いかわからない場合は、市場規模が大きく、情報が収集しやすい株式がおすすめです。
2. 運用実績の良いファンドを選択する
運用実績はしっかりと確認しましょう。たとえ初期コストを抑えて購入できても、運用が悪く利益を出せないファンドであれば意味がありません。
投資信託の運用実績は、目論見書や運用報告書などで確認可能です。ファンドを選択する際は、過去の収益率や基準価格の推移などを参考にしましょう。
3. 純資産総額の大きいファンドを選択する
純資産総額もファンドを選ぶポイントの1つです。純資産総額の大きいファンドほど安定し、指数と連動した動きが狙いやすくなり、目標が実現しやすくなります。
また、純資産総額の増減も、ファンドの運用実績を判断するうえで重要なポイントです。しっかりと確認しておきましょう。
4. トータルコストが抑えられるファンドを選択する
投資信託で運用すると、販売手数料がかからなくても、信託報酬や信託財産留保額など、ほかにも必要となる費用があります。ファンドを選ぶ際にはこうした費用も考慮し、トータルでコストを抑えられるようにしましょう。
ノーロード投資信託の購入方法
ノーロード投資信託を購入するための手順について解説します。
手順1.ネット証券で口座を開設
ノーロード投資信託はネット証券で取り扱っています。まずはネット証券の口座を開設することが第一歩です。
たとえば楽天証券では、国内外の株式や債券、REIT、コモディティなど、さまざまな資産タイプのノーロード投資信託を1,000本以上取り扱っているので、豊富なラインナップから自分に合ったファンドを選択することができます。
手順2.ノーロード銘柄を検索
口座が開設できたら、自分の投資戦略に合ったノーロード銘柄を選択します。
ファンド選びに迷ったときは、証券会社の検索ツールも活用しましょう。楽天証券のファンド検索ツール「投信スーパーサーチ」を活用すれば、豊富な銘柄の中から自分好みのファンドを簡単に見つけることが可能です。
手順3.購入手続きをする
投資するファンドを決めたら、購入手続きに進みます。通常の投資信託と同様に、事前に投資資金を指定口座に入金し、取引を開始していきます。
初心者におすすめのノーロード投資信託8選
投資初心者には、初期コストが下げられるうえに、リスクを抑えた運用が可能となるノーロード投資信託がおすすめです。運用タイプ別に、初心者におすすめのファンドを8つご紹介します。
・つみたてNISA対象
つみたてNISAで運用をしている人で、積極的なリターンを狙いたい人向けのファンドといえば次の2つです。
1. ひふみプラス
ひふみ投信マザーファンドを通じ、長期的な資産形成を目的に国内外の上場株式に投資するファンドです。リスクを分散させ守りながら増やすという投資方針が、初心者にも安心できるポイントといえます。
参照元:ひふみプラス|楽天証券
2. 年金積立Jグロース
Jグロースマザーファンドへの投資を通じ、成長が見込まれる国内企業を選定して投資するファンドです。10年以上にわたり、TOPIXを上回るリターンを維持している実績があります。
参照元:年金積立 Jグロース|楽天証券
・バランス型ファンド
次は、できるだけリスクを抑えた運用をしたい人向けのおすすめのファンドです。
3. 投資のソムリエ
複数のマザーファンドを通じ、国内外の公社債や株式、REITに分散投資するファンドです。安定した成長を目指し、目標リスク水準を4%程度と低めに抑えています。リスクが不安な初心者の人にもおすすめできます。
参照元:投資のソムリエ|楽天証券
4. ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド
ピクテ・マルチアセット・アロケーション・マザーファンドを通じて、さまざまな資産に分散投資し、「負けない運用」を目指すバランスファンドです。市場環境の変化に応じて配分比率を機動的に変更し、リスクを抑えた運用を実践します。
・国内株式ファンド
以下の2つは、日本国内の有望な企業に投資し、高リターンを狙いたい人におすすめのファンドです。
5. スパークス・新・国際優良日本株ファンド
スパークス・アセット・マネジメント株式会社による、グローバルな活躍が期待できる日本の優良企業に投資するファンドです。短期的な売買は行わず、厳選した20銘柄程度の保有で高い成果を目指しています。
6.GS日本フォーカス・グロース毎月決算コース
日本長期成長株集中投資マザーファンドを通じ、日本国内の上場企業株式に投資するファンドです。事業の収益性や経営陣の質など、さまざまな評点から持続的な成長が期待できる銘柄を厳選しています。
・海外株式ファンド
最後の2つは、海外の有望な企業に積極的に投資し、より高いリターンを狙いたい人におすすめのファンドです。
7. キャピタル世界株式ファンド
キャピタル世界株式マザーファンドを通じ、成長が見込まれる世界各国の株式に投資し、中長期的な成長を目指すファンドです。純資産額は1,887億円(2021年8月時点)で、堅調に伸びています。
8. アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信
アライアンス・バーンスタイン・米国大型グロース株マザーファンドを通じ、成長が見込まれる米国株式に投資するファンドです。15年以上にわたって、ベンチマークとするS&P500指数を上回る成果を維持しており、より積極的なリターンを期待したい人におすすめできます。
ノーロード投資信託で、将来に向けた資産運用を始めましょう!
初期コストが抑えられ、リスクの少ない安定した収益が生み出せるノーロード投資信託は、初心者にもおすすめの資産運用の手段です。メリットとデメリットは表裏一体なので、本当に自分の投資意向に沿った商品であるか、その特徴をしっかりと把握したうえで、将来に向けた資産運用を始めましょう。
このテーマに関する気になるポイント!
- ノーロード投資信託とは何ですか?
販売手数料が無料の投資信託のことです。 - ノーロード投資信託はどこで購入できますか?
ネット証券で取り扱っています。 - ノーロード投資信託のメリットは何ですか?
投資にかかるコストを抑えられる、場所を選ばず手軽に購入できる、インデックス指数の連動により、リスクを抑えた運用ができる、の3点です。
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