ビットコインなどの暗号資産とは?どのように投資できるのか解説します。

リリース日:2021/08/20 更新日:2024/07/24

 ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リスク(LSK)、リップル(XRP)など色々な暗号資産(仮想通貨)があります。暗号資産とは何か、どのように投資できるのかを説明します。初心者向きの投資方法も紹介いたします。また、暗号資産のマイニングについても説明いたします。

  1. 暗号資産とは
  2. 暗号資産の投資方法について
  3. 暗号資産のマイニング
  4. 暗号資産に関するトラブルについて
  5. まとめ

暗号資産とは

暗号資産とは

ビットコインなどは「仮想通貨」と呼ばれていましたが、令和2年5月1日施行の資金決済法の改正により、「暗号資産」と呼称変更されました。

2021年2月、アメリカの電気自動車会社のテスラが、暗号資産のビットコインに約1,580億円(15億米ドル)を投資しているというニュースが報じられました。1ビットコインが、1月末に約360万円でしたが、2月末には約490万円、3月末には約650万円と上昇していきました。そして、7月末は約450万円になっています。2019年12月末は約80万円だったのが、2年間で価格が大きく変動していることがわかります。

 

暗号資産は、発行主体が民間企業や団体であり、法定通貨を基準としない独自通貨という特徴があります。世界中の利用者同士で交換が可能で、買い物の決済手段として店舗によって可能なところがあります。2021年7月14日現在、世界中に2,500種類以上の暗号資産があります。

世界中には2,500種類以上の暗号資産があるのね!でも日本国内の取引所で取り扱いのない暗号資産も多数あるみたいだから、購入の際は要確認ね!

暗号資産の投資方法について

暗号資産の投資方法は、販売所で売買する方法と、利用者同士が取引をする方法があります。販売所での売買方法は、金やプラチナを販売している業者から購入するような方法です。取引所での取引方法は、株式をいくらで買いたい、いくらで売りたいという利用者同士で取引する方法です。

 

販売所のメリットは、すぐに購入ができ、取引所より大きい数量で注文ができ、アルトコインというビットコイン以外の暗号資産の取扱いが多いことです。デメリットは、購入価格と売却価格の差であるスプレッドがかかります。また、価格を決めて注文ができないので、購入価格が変動します。

 

取引所のメリットは、市場取引であるため適正価格、自分で決めた価格で売買でき、スプレッドがかかりません。デメリットは、自分で決めた価格(指値注文)で売買するときに、売買完了までに時間がかかることがあります。価格を決めずに売買する方法(成行注文)もあります。この場合は、買値が高くなったり、売値が安くなることがあります。

 

取引所では、レバレッジ取引も取り扱っています。レバレッジとは、少ない資金で大きな金額の取引をすることです。
まずは、少量だけで購入してみる場合には、取引所で成行注文をするのがよいでしょう。
つぎに、毎月一定額を自動積み立てする投資方法も有効です。一定期間毎に一定金額で資産を購入する「ドルコスト平均法」に基づいて購入します。価格が上昇している時は購入数量が少なくなりますが、価額が下落している時は多く購入できます。投資期間を長くすることにより、購入単価が平準化され、価格変動リスクを軽減できます。




暗号資産のマイニング

暗号資産のマイニング

暗号資産を販売所や取引所で取得する方法以外に、マイニングという取得方法があります。マイニングとは採掘するという意味ですが、暗号資産を生成する行為のこともマイニングといいます。暗号資産を生成するためには、ブロックチェーンの新たなブロックを生成する必要があります。ブロックチェーンとは、暗号資産の基本となる技術のことで、一つ一つのブロックに取引データが格納されています。マイニングをするためには、計算能力の高いパソコンが必要となります。また、パソコンがマイニングの作業を始めると、たくさんの量の計算をすることになり、その計算に大量の電力が必要となるために、電気代がかかります。
マイニングは、確実に報酬を得ることができますが、設備費用や電気代を考えて検討しなければなりません。

暗号資産に関するトラブルについて

金融庁、消費者庁、警察庁から、暗号資産に関するトラブルについて注意喚起がされています。しっかり確認しておきましょう。

 

暗号資産は、日本円やドルなどのように国がその価値を保証している「法定通貨」ではありません。インターネット上でやり取りされる電子データです。
暗号資産は、価格が変動することがあります。暗号資産の価格が急落し、損をする可能性があります。

 

1. 暗号資産交換業者は金融庁・財務局への登録が必要です。利用する際は、登録を受けていない事業者でないか、無登録業者として警告された事業者でないか、必ず事前に確認しましょう。

 

2. 出会い系サイトやマッチングアプリ等をきっかけに「絶対もうかる」等と持ち掛けられて投資をした結果、返金されない・出金できないなどのトラブルが発生しています。慎重な判断が必要です。

まとめ

ニュースで注目されている暗号資産ですが、価格が大きく変動する資産であることを知っておきましょう。
暗号資産は、販売所か取引所で取得することができます。各々のメリット、デメリットを認識したうえで、ご自身の投資方法にあった方法で取得しましょう。投資初心者の方は、次の2通りの投資方法がお勧めです。まずは、少量だけで購入してみる場合は、取引所で成行注文をしてみましょう。つぎに、毎月一定額を自動積み立てする投資方法も有効です。

 

暗号資産を販売所や取引所で取得する方法以外に、マイニングという取得方法があります。確実に報酬を得ることができますが、設備費用や電気代を考えて検討しましょう。

 

暗号資産に関するトラブルが多発しています。金融庁・財務局に登録している暗号資産交換業者かどうか確認をいたしましょう。また、価額が大きく変動する資産であるため、「絶対もうかる」ということは絶対にありえません。

このテーマに関する気になるポイント!

  1. 暗号資産とは?
    ビットコインなどの「仮想通貨」

  2. 暗号資産の種類は?
    世界中で2,500種類以上

  3. 暗号資産の投資方法は?
    販売所で売買する方法と、利用者同士が取引をする方法がある

  4. 販売所で売買のメリットは?
    ・すぐに購入ができ、取引所より大きい数量で注文ができる
    ・ビットコイン以外の暗号資産の取扱いが多い

  5. 販売所で売買のデメリットは?
    購入価格と売却価格の差であるスプレッドがかかる

  6. 取引所のメリットは?
    取引であるため適正価格、自分で決めた価格で売買できる

  7. 取引所のデメリットは?
    売買完了までに時間がかかる

  8. レバレッジとは?
    少ない資金で大きな金額の取引をすること

  9. 成行注文とは?
    価格を決めずに売買する方法

  10. 暗号資産のマイニングとは?
    暗号資産を生成する行為のこと

  11. ブロックチェーンとは?
    暗号資産の基本となる技術で一つ一つのブロックに取引データが格納されている

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。なお、本コンテンツは、弊社が信頼する著者が作成したものですが、情報の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問等には一切お答えいたしかねます。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。あらかじめご了承ください。




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及川浩次郎
この記事を書いた人
株式会社スリーアローズ代表取締役 CFP認定者 税理士
及川浩次郎

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

20代後半からライフプランに興味をもつ。人生の3大資金といわれる教育資金、住宅資金、老後資金に必要なお金をどう準備するか、そしてどう運用するかにいつも頭を働かせているお金の専門家。いまは、ワクワクドキドキするようなライフプランをつくることを支援しています。

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