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FX取引で狙うべき時間帯はいつ?FX投資の基礎からやさしく解説
FXは、24時間取引ができる投資手法として知られていますが、実は、投資に適した時間とそうでない時間があります。FXの基礎知識とともに、FX取引をするときに覚えておきたい「時間の特徴」をご紹介します。
FX取引の基礎知識
世界には様々な通貨があり、それぞれの通貨間の交換レートは刻々と移り変わっています。日本の通貨は「円」で、1円の価値は明日も1円で変わることはありませんが、ドルを基準に考えると、日本の円の価値は日々移り変わっているのです。逆に1ドルが何円なのかも日々上下しています。FXというのは、このような「それぞれの国の通貨の値動き」を利用してお金を儲ける投資手法のことです。
・FXの「通貨ペア」
FXでは、最初にどの通貨で取引をするかを決めます。たとえば、円とドルであれば、「米ドル/日本円(USD/JPY)」という通貨ペアで取引を行います。円とユーロなら、「ユーロ/日本円(EUR/JPY)」ですね。
このような通貨ペアは、必ずしも円を含める必要はなく、「ユーロ/ドル(EUR/JPY)」なども可能です。ただし、そうなると利益も外国の通貨で表示されることになるので、損得がわかりにくいということにもなりかねません。初心者の場合、円でペアを組むのがおすすめです。
ちなみに、円がからむ通貨ペアの中で、もっとも頻繁に取引をされているのは米ドルです。それぞれの通貨ペアには独自の特徴がありますが、初心者は「米ドル/日本円(USD/JPY)」から始めるのが無難でしょう。
・FXの「買い」
1ドルが100円のときに1,000ドルを買った場合の金額は10万円です。これを1ドルが110円になったときに売ることができれば、11万円になりますから、1万円の儲けになります(スプレッド等を考慮しない場合)。つまり、「これからドルが値上がりする」と思ったら、「買い注文」を出すということですね。
・FXの「売り」
FXでは、持っていない通貨を「売る」こともできます。FXの会社に預けた証拠金を担保に、買いたい外国通貨をFX会社から借りることができるのです。借りた外貨について利息がかかることはなく、返済期限もありません。
これを「空売り」といいます。この制度を利用することで、買いから始めるのではなく、売りから取引を始めることができるのが、FXの大きな特徴です。
「売り」で儲ける流れは以下の通りです。
1ドルが100円のときに、1,000ドルを売った場合、日本円で10万円が手に入ります。これを1ドルが90円のときに買い戻せば、9万円で100ドルを手に入れることができ、差額の1万円が儲けになります(スプレッド等を考慮しない場合)。買いとは反対に、「これからドルが値下がりする」と思ったら、「売り注文」を出すのがいいということですね。
なお、スプレッドとは、FXを利用する上での手数料のようなもので、「買い」と「売り」の金額差のことです。スプレッドは原則固定のFX会社が多いものの、市況によっては変更されることもあります。また、スプレッドは通貨ペアによって異なります。コストを抑えたいのであれば、スプレッドの低いFX会社を選びましょう。
・FXの「レバレッジ」
FXには、レバレッジという独自の仕組みがあります。これは、実際にFX会社に入金した金額以上の金額を取引することができるというものです。
レバレッジは、国内のFX会社の場合最大25倍までですが、レバレッジを大きくしすぎると、自分の保有資産(証拠金)よりもずっと高額の取引を行うことになってしまうため、それだけ大きな損失が出るリスクも高くなってしまいます。2~5倍程度から始めるのがおすすめです。
時間帯と通貨ペアの関係
FXでは、よく「平日24時間取引可能」という点がメリットとして語られます。しかし、実際に24時間取引が可能だったとしても、取引が活発になる時間帯は限られてきます。
たとえば、日本の場合、株式市場が開いている9時から15時、あるいはその少し前の8時から15時が取引の活発化する時間です。日本と時差が少ないアジア圏も、この時間帯に取引が行われることが多いでしょう。
取引をしている人が多いということは、それだけ値動きも活発ということです。また、株式市場が開いている時間帯であれば、株価の値動きを見ながら為替の値動きを推察することもできます。
一方、アメリカ(ニューヨーク)の場合、日本時間の22時から6時頃が値動きの激しい時間帯です。特に、22時から24時は、ニューヨークとロンドンの両方の市場が開いていることから、非常に取引が活発になります。
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いつ取引するのがいい?
FX取引は、取引をしている人が多く、値動きが活発な時間帯に行うのがおすすめです。日本円でペアを組んでいるのであれば、9時から15時ということですね。
とはいえ、会社員の中には、その時間に取引ができない人も多いでしょう。そういう場合は、通貨ペアを組んでいる国の市場が開いている時間を狙ってみましょう。どちらも閉まっている時間はあまりおすすめできません。円ドルで取引を行っているのであれば、通勤前の早朝に取引をするよりは、退社して夕食を済ませてから取引をする方がベターということです。
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