2020年2月15日に販売開始された「MEGA BIG」は、1等当せん金額が最高12億円！！
この金額はキャリーオーバー発生時のもので、売上金額や当せん口数によって変動するとのことです。
日本人の大卒の生涯年収の中央値が約2億円 と言われているので、それと比較しても約6倍。まさに「一生遊んで暮らせる」金額ですね。
MEGA BIGは宝くじの中でも「スポーツ振興くじ」と呼ばれ、指定されたスポーツの試合結果あるいは得点数を予想して投票し、的中すると当せん金を受けることができる仕組みです。指定されたサッカー12試合の試合結果(合計得点)が一致すれば当せんし、全試合的中で1等、1試合外れで2等、2試合外れで3等…といった形になっています。

日本には当せん金付証票法（通称宝くじ法）という法律もあり、宝くじの販売などを規制しています。「当せん金の支払開始日から1年間行使しないときは、時効によって消滅する（第12条）」ことや「当せん金品には、所得税を課さない（第13条）」ことが盛り込まれています。
また、刑法187条第3項（賭博及び富くじに関する罪）では「国内にいながらオンラインでの海外の宝くじの購入を禁じ、購入すると犯罪として罰則が科せられる」とされています。これは知らなかった人も多いのではないでしょうか？
アメリカやヨーロッパには日本以上の高額当せんの例もありますが、購入は海外に行った時にしましょう。

正解は「ルーレット6」です。
宝くじの中にはナンバーズのように当せん番号を番号の書かれたルーレット（正式には、電動風車式抽せん機といいます）めがけて矢を放って決めていくものもありますが、「ルーレット」という名称の宝くじは存在しません。
抽せん風景は「コンピューターでルーレットのタイミングを調整し当たる数字を操作しているんじゃない？」なんてウワサもされていますが、実際にはルーレットを回すモーターはランダムに電源供給が一時的に断たれるようになっており、完全に一定の速度では回らないように工夫されているとのこと。凄い！ここまで徹底されているんですね。
宝くじが当たるかどうかは完全に運。誰にでもチャンスはあるということです。

1979年から販売の始まった「年末ジャンボ宝くじ」は、今では「サマージャンボ宝くじ」「ドリームジャンボ宝くじ」「バレンタインジャンボ宝くじ」「ハロウィンジャンボ宝くじ」を合わせ「五大ジャンボ」と呼ばれています。
また、低当せん金宝くじのジャンボとの同時販売は2008年ドリームジャンボ発売時の「ミリオンドリーム」（1等当せん金100万円）が始まりで、年末ジャンボでは2013年以降「年末ジャンボミニ」か「年末ジャンボプチ」が販売されています。

宝くじの売上金額の38.5％は収益金として発売元である全国都道府県及び20の指定都市へ納められます。収益金の使い道も公開されており、自治体ごとに高齢化や少子化への対策、防災対策、公園の整備、教育及び社会福祉施設の建設改修など様々です。
札幌市は平成29年の宝くじの収益金を使って円山動物園のホッキョクグマ・アザラシ館及びゾウ舎の建設事業 を行いました。円柱の水槽の中をアザラシが泳いでいくことで有名な円山動物園のアザラシ館ですが、宝くじの収益で建設されていたとは驚きですね。