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Question
毎月の貯金額の目安
20代後半で一般企業で会社員をしています。現在、毎月の収入の約10%を貯金していますが、将来のためにもっと貯金を増やしたいと考えています。具体的には、旅行や結婚資金、将来の住宅購入のためにどのくらいの金額を貯金すればよいか、目安を教えてください。
ミッドサマーさん
質問者年齢 | 20代 |
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職業 | 会社員 |
世帯年収 | 400万円未満 |
Answer
この記事を書いた人
1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP認定者
風呂内亜矢
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
ポイント!
現在の貯蓄割合は「有事以外は手を付けない」目安に
上回る部分で旅行、ゆくゆくは割合を上げても◎
計画的な貯蓄習慣がおありとのこと、素晴らしいことですね。
旅行、結婚、住宅購入を始め、お金を払う選択肢には振れ幅があるため、ミッドサマーさんが何によりお金をかけたいか、どのくらい重視するかで予算は変わってきます。
例えば結婚式の場合、挙式から披露宴・パーティまでの総額で平均327.1万円、ご祝儀などを差し引いたカップルの自己負担額は約153.7万円というデータ(ゼクシィ結婚トレンド調査2023)があります。一方で、挙式と写真撮影のみなどとするフォトウェディングであれば数十万円程度で済むこともありますし、有名ホテルでのパーティーを伴うウェディングの場合600万円程度かかるケースもあり、ご自身のこだわりに応じて選択していくことになります。
住宅の購入については全国平均では3924.8万円(2023年度 フラット35利用者調査)というデータもありますが、都心部の物件では7,000万円前後になることも多く、それぞれ購入価格の1割程度(約392〜700万円)が、物件購入時の諸費用や引っ越し代金として準備しておきたい目標額になってきます。何にどれくらいお金をかけたいのかをじっくり考えていきたいところです。
人生全体のお金を単純化して考えるとすると、22〜65歳まで働くとすれば43年間、収入を得て蓄財することができます。65〜100歳までは35年間あるため、43年間で残りの35年分の生活費を準備すれば良いことになります。
65歳から夫婦で受給できる公的年金(老齢年金)は、その時現役で働く人の半分(50%)程度を支給することを目安にしています。非常に大雑把ではありますが、現役時代に得られる収入100%のうち、25%を65歳以降の生活に回せたら、ずっと75%程度の消費ができるという計算になります。
もちろん65歳よりも長く働いたり、退職金の有無などによって、月々の収入から貯蓄すべき割合は変動します。
現在行われている毎月10%の貯蓄については病気や転職など有事の際以外には使わずに継続して続け、それよりも貯蓄ができた部分で旅行を楽しむことなどは、比較的今すぐ取り組みやすい管理割合かもしれません。
10%の貯蓄が無理なく続けられているようであれば、15%、20%程度までを手を付けない貯蓄割合として引き上げていけると手堅いでしょう。
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