Question
新社会人のお金の備え方
今年の4月に社会人になる予定の22歳です。同時に一人暮らしを始めるのですが、お金を管理したりするのが初めてなのでどのように準備をすればいいかもわかりません。両親がお金のことで苦労してきたので、できるだけ頼らないように自力で頑張りたいと考えています。貯金などをどうすれば貯められるでしょうか?
イサミさん
質問者年齢 | 20代 |
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職業 | 学生 |
世帯年収 | 400万円未満 |
Answer
この記事を書いた人
1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP認定者
風呂内亜矢
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
ポイント!
貯蓄専用の口座を作り機械的によけていきましょう
2年目以降で手取りが減る可能性にも注意
社会人としてのスタート、おめでとうございます。まだまだ新しい生活で大変な部分も多いかもしれません。意識的に休息をとりつつ、どうぞご自愛くださいね。
お金の管理については、何も意識しなくても自動的に備えられていく仕組み作りが重要です。毎月振り込まれるお給料のうち、一部を機械的に貯蓄専用の口座などに振り分けることがおすすめです。
お給料用の口座とは別に、貯蓄専用のための新しい口座を作成し、毎月お給料の10〜20%程度を機械的によけていきます。手取りが19万円であれば、1.9〜3.8万円を最終的な目標として専用口座にとりよけることを目指します。貯蓄専用口座については、基本的には触らない、引き出さないようにします。そのため、最初は1万円など低めに設定して、絶対に引き出さずに済みそうな金額からスタートするのが良いでしょう。慣れてきたら、増額を検討します。
貯蓄口座への振り分けは、ネット銀行で提供されることが多い「定額自動入金サービス」などを利用すると便利で手数料もかかりません。
入ってきたお給料から少しでもお金を使わないようにがんばって残し、残った分だけ貯蓄をするという方針だと貯まらないことが多いため、少額でもよいので機械的に避けていく仕組みを作ることがおすすめです。
なお、社会人1年目では、所得税や社会保険料は給与から天引きされますが、住民税はまだ差し引かれていないことが多いです。住民税は、前年度の所得に対して税額を計算し、翌年以降、後払いをするルールになっているためです。
そのため、もしお給料が変わらなかった場合には、住民税の天引きが始まる2年目の6月以降、手取りが少し減る可能性があります。資格手当や残業代、基本給などの増額があれば、この限りではありませんが、額面(給与明細の一番金額が大きな額・天引き前の税込み給与)が変わらなければ、手取りが減ることもあらかじめ知っておくと驚かずに済みます。
手取りの10〜20%をコンスタントに貯蓄専用口座に取り避ける生活を1年続けられると、2年目の6月からも対応しやすくなります(入ってきたお金の一部だけを使って生活を運営していくという習慣が身についているため)。
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