お金の管理は大変ですよね。ゼロから記帳をするとなると、まとまったエネルギーが必要となるため、既にあるデータを熟読して現在の支出の傾向を探ることがお勧めです。

既にあるデータとして考えられるのは、銀行口座の入出金履歴や、クレジットカード・スマホ決済などの利用履歴です。プアヒーローさんの設定によりますが、銀行口座の入出金履歴では、家賃や光熱費の引き落とし、現金をよく使われているようであれば引き出しの頻度や金額などが確認できます。引き落としについては用途がわかるため「そもそも家賃が高いかもしれない」「この引き落としなんだっけ？もう使っていないかも」といった発見・見直しができます。現金の引き出しについては用途までは追えませんが、どのくらいの頻度でいくらのお金を引き出して日常生活で使っているのかの目安になります。

現金の利用が少なく、クレジットカードやスマホ決済などキャッシュレスで支払いをしている場合は、利用履歴や明細を確認することで利用店舗なども確認できます。日々の支出についてどういう用途がかさんでいるのか現状を把握できます。家計簿アプリにデータ連携させてグラフ表示させるなどしても良いですね。

Visa、Mastercard、JCBなどの国際ブランドがついたデビットカードの場合、クレジットカードが使える店舗でほぼ同様に利用でき、お買い物をしたタイミングで銀行口座から引き落とされるため、支払いのタイムラグが発生せず支出管理がしやすくなります。口座やカードによりますが、デビット払いをした際の履歴にも店舗名が表示されることが多いため、支出内容の確認もしやすくなります。家計を理解しやすくするための支払い方法の選択肢に加えても良さそうです。

これらの方法で「どうやら自分はしょっちゅうお菓子を買っているみたいだ」「飲み会で終電を逃してタクシーを使っている頻度が思っていたより多いな」といった傾向が見えてきたら、自分が削減したいと感じる費目・シーンを1つ決め、その費目が発生した時だけメモをとってみることがお勧めです。「これにお金を使ったらメモをとらなければいけない、めんどくさいな」という気持ちから支出が減ることもありますし、週単位、月単位で集計することで、より削減したいという気持ちが高まることがあります。高頻度で発生しているようであれば、まとめて購入してコストを減らすことや、飲み会の日時や場所を意識して回避するなど「都度買わない判断をする」以外の対応策を検討することも有効です。