Question
貸付について -
年齢:50代
職業:その他
世帯年収:400万円未満
ペンネーム:のの
借り入れも今の生活を支える有効な手段ですが、ののさんの状況だと「支払う金額を少なくする」方法の方が、選択肢が多く助けになるかも知れません。借り入れだと、基本的にはいつかは返さなくてはいけないため、受けられる減免や補助を探した方が、今も将来も助かる可能性が高そうです。
例えば、家賃については収入の悪化や失業などの状況があれば「住宅確保給付金」という給付金を受けられる可能性があります。家賃の原則3カ月、最長だと9カ月分が補助される内容です。自治体によって補助される上限額が異なりますが、東京23区だと1人暮らしで月53,700円までが直接大家などに支払われます。
下記厚生労働省のページから、最寄りの自立相談支援機関を確認し、お問い合わせを。
https://corona-support.mhlw.go.jp/jukyokakuhokyufukin/counter.html
国民健康保険や国民年金などの社会保険料も免除や減額を受けられる可能性があります。こちらは、お住まいの自治体の国保年金課などに確認してみてください。
自治体や会社ごとに対応が異なりますが、通信費、ガス、電気、水道代などの支払いを遅らせてもらえたり、場合によっては減免しているケースもあります。それぞれ契約会社に一度相談してみてください。また、自治体独自にコロナに関する給付金を支給している場合もあります。
それでもやはり、当面の生計が難しい場合、生活保護を申請する方法もあります。窓口はお住まいのエリアを管轄する福祉事務所の生活保護担当です。東京都で単身者の場合、月13万円程度支給される可能性があります。
厳しい時は社会保障や制度をフル活用して乗り越えて、状況が安定したら、またこれまで通りの生活を取り戻せたら、制度が本来の価値を発揮すると思います。大変な状況とは思いますが、早めに公的な窓口に相談して、本当に困ってしまう前に支援を受けられると、少し安心材料になりそうです。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。
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