Question
家計費について相談です -
年齢:30代
職業:会社員
世帯年収:400円未満
ペンネーム:M
全ての費用が完全に折半というのは公平なようにも見えますが、一般的には恐らく収入割合などで負担し合う方法が、よりフェアと感じられるかと思います。例えば、月収が夫30万円、妻20万円で家賃10万円を割り振る場合、夫6万円、妻4万円などの負担を検討します。
収入割合だけで決めるのではしっくりこないケースもありそうです。家事をどちらがどのくらい担当しているのかなどを、数字に落としてみて相談してみるのも一案です。例えばお仕事での時給を計算し、より多く家事をしている時間をかけ算して金額を出してみます。先の妻が月収20万円で、1日8時間、月20日働いているようであれば、時給は1,250円(20万円÷160時間)です。妻が夫より1日2時間、月間60時間、多く家事を担当しているのであれば、1ヶ月の家計では夫に7.5万円くらい多めに負担してもらわないと、公平感が得にくいかもしれません。
これらの考え方はあくまで一例ではありますが、もやもやしている部分を数字に換算して相談してみると、調整しやすくなる可能性があります。
日々の精算の都度チェックは、クレジットカードやデビットカードの「家族カード」を作り、お買い物に活用していくという方法も良さそうです。履歴は残るため、本当に見直したい時は明細を見れば確認できますが、毎回精算して現金を受け取るという工程がないため、少しストレスが緩和されるかもしれません。
お子さんの教育資金については、お子さん名義の銀行口座を作成し、準備をしていくのがお勧めです。進路にもよりますが、生まれた時から毎月1〜3万円程度の貯蓄を続けられたら、大学進学時などにやりくりがしやすくなります。お子さん名義の口座を作ることで、管理もしやすくなりますし、心情的にも強力してもらいやすくなるかもしれません。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。
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