Question
ふるさと納税のオススメの返礼品を教えてください。
年齢:20代
未既婚:未婚
子ども:なし
職業:会社員
世帯年収:400万円~600万円未満
ペンネーム:ひなの
ふるさと納税の控除を受けられる上限額は2015年に倍増していて、その時期にも上限額全額をどう使ったら良いのかということがよく話題になっていました。上限額全額を、食材を受け取ることができる寄付に使うと、腐らせてしまうこともあるかもしれませんね。上限額を無理なく寄付していくための選択肢はいくつかあります。
・定期便:自治体によっては、まとまった金額の寄付をしても返礼品は毎月や隔月といった一定の頻度で定期便として送ってくれるところもあります。
・伝統工芸品:新潟のステンレス、奈良の蚊帳生地ふきん、愛媛の今治タオルなど、地域の技が光る伝統工芸品もおすすめです。食材のように腐らないため焦ることなく活用できます。
・ポイント制度:自治体によっては受け取った寄付に応じてポイントを付与し、複数年のポイントを合算して必要なタイミングで返礼品に変えられる制度を導入しているところもあります。その年中に上限額を使い切らなければならないという制限が緩和されます。
・レストラン:寄付をした自治体の特産品を使った料理を、東京や大阪など自分の暮らす地域のレストランで楽しめる。といった食事券を発行する自治体もあります。ポータルサイトや募集期間が限定的なこともありますが、探してみると、ひなのさんに合ったものが見つかるかもしれません。
ふるさと納税については、制度の趣旨に合わないとされる、地元と関係がない品物や寄付額の3割を上回る返礼品を戻す自治体への寄付は、今年の6月以降、控除の対象外となる見込みです。6月以降のルールでも家計単位でみれば十分にお得につながる制度ではありますが、返礼品が地域に根ざしたものであるかという点も気にかけて利用した方がよさそうです。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。