Question
ふるさと納税をする時期にオススメはある?人気の返礼品は?
年齢:20代
未既婚:既婚
子ども:なし
住居:賃貸マンション
職業:会社員
世帯年収:400万円~600万円未満
借入有無:なし
ペンネーム:貯金箱
ふるさと納税では、通常、お礼の品が送られてくるタイミングが選べません。
そのため、賞味期限が短い野菜や生鮮食品などは、自分が受け取って下ごしらえできるタイミングがしばらく続きそうな時期を狙えると理想的です。お品物によって発送の目安を書いていることも多いです。冷凍で届く食材も多いですが、一度に届くと冷凍庫に収まりきらないこともあります。
収納や消費ペースのことを考えると、1度にまとめて納税するのではなく、1年間の中で数度に分けて納税するのがよいでしょう。自己負担が2,000円で済む”効率的な納税額”は、収入や家族構成などによって異なります。自分の効率的な納税額を確認しておき、年間のいつ頃に行うか検討するといいですね。
”効率的な納税額”は、一般的には住民税の2割という目安もあります。共働きで年収400万円の人の場合、42,000円などの目安もありますが、ふるさと納税のポータルサイトで、より詳細にシミュレーションしてみるのも良いでしょう。
一般的には冷凍保存のしやすさや恒常的に消費しやすい、お米やお肉、干物など加工された魚介類などは人気が高く受け取りやすいです。
また、旬の果物などは受付期間が一時的なことも多いため、特定の地域のいちごやサクランボ、松茸やみかんなどを受け取りたい場合には、旬が訪れるよりも前に当該の自治体の情報をチェックするのが良いですね。
ブランドふきんやステンレス製品など賞味期限がない伝統工芸品や、都内のレストランの食事券(地元の食材を使った料理が楽しめる)などは自炊をあまりしない人でも楽しめます。
多くの自治体では4月が年度始まりのため、通年のラインアップは4月から新しくなり、ふるさと納税を行う人が増える12月はより魅力的な返礼品の提供をスタートするケースも多いです。
ベストなものを選ぶのは選択肢が多く難しいですが、故郷や旅行先など思い入れのある自治体のラインアップを確認してみたり、自分の忙しさのタイミングを優先したりして、無理のないところから始めてみても良いですね。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯金80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです—お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか—(祥伝社)』、『デキる女は「抜け目」ない(あさ出版)』などがある。
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ふるさと納税とは?
ふるさと納税とは、自分の故郷や任意の自治体へ寄付金を贈ることができる制度です。この制度を利用すると、寄付金額に準じて所得税や住民税などの税控除を受けることができます。税控除の対象は寄付の合計金額から2,000円を引いた金額です。税控除を受けるためには、確定申告かワンストップ特例制度の手続きが必要。年間で寄付をする自治体が多数の場合は確定申告、5つの自治体までであればワンストップ特例制度を申請することになります。寄付をすると各自治体の特産品や特典がもらえることが多く、その種類もさまざま。さらに、納めた寄付金の用途も指定することができ、簡単に社会貢献ができる制度となっています。
関連リンク
ふるさと納税で人気のある商品は肉類、雑貨や日用品、魚介類などが上位を占めています。特にブランド牛や高級食材など、普段では購入できないものが人気です。また、地方にふるさと納税が集まっている一方で、都心部は税金の流出が多くなっています。
節税の効果があるとして話題になったふるさと納税。しかし、返礼品において自治体同士で競争が激化し、総務省から規制が入りました。返礼品の還元率を下げたり、換金性の高い商品を送らないようにしたりと要請されていますが、まだまだ魅力的な返礼品が多数あります。
ふるさと納税とは、好きな自治体に寄付をすることで、所得税や住民税などが節税できる制度です。世帯の年収や家族構成によって控除額が変化します。自分に適した寄付金額を知りたい場合は、ふるさと納税サイトのシミュレーションを利用すると便利です。