Question
家計が赤字で毎月5万円の持ち出しが…。将来のための見直し方法とは
年齢:30代
未既婚:既婚
子ども:あり
住居:賃貸アパート
職業:専業主婦
世帯年収:600万円~800万円未満
借入有無:なし
ペンネーム:
家計の見直しは、金額の大きな固定費から手をつけるとストレスがたまりにくく、効果を感じやすいです。代表的な固定費は住居費、通信費、保険料などがあげられます。
住居費はUR都市機構など公的な賃貸物件も含めて検討することや、路線を変えること、周辺の募集賃料が下がっているようであれば今の部屋で家賃交渉できるケースもあります。
引っ越しで住居費を落とすことは少し大変ですが、更新料と引っ越し代金が同じくらいになるようであれば、時期をみた引っ越しも選択肢の1つです。自治体によっては家賃を助成するところもあるため、公的助成制度をチェックするのも良いですね。
通信費は格安スマホなどの検討の他、大手キャリアのままであっても有料オプションの外し忘れをチェックすることや、契約しているデータ容量が適正なのか確認することも有効です。ひと月5Gで契約している人も多いですが、自分のマイページで確認すると利用容量は1~2G程度という人もいます。
保険料は加入した時に比べて貯蓄が増えているようであれば、その分保険を減額することも選択肢といえます。また月払いではなく年払いなどにすることで割引が受けられるため、併せて検討してみるといいですね。
お1人での育児になっているとのことなので、今は時間や体力も金銭面でも、とりわけ大変な時期といえます。子どもが保育園に預けられたり、小学校に上がったりしたタイミングで短時間でも働けると、また少し家計のゆとりが生まれる時期がやってきます。年収130万円未満の場合、給与のほとんどが手取となるため、額面の印象よりゆとりを感じられるかもしれません。
大変な時期は貯蓄が難しいことに軽く目をつぶり、長い目で見てリカバリしていけることを算段できると、今やれることに手がつけやすくなるかもしれません。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯金80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです—お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか—(祥伝社)』、『デキる女は「抜け目」ない(あさ出版)』などがある。