Question
マイカーかカーシェアか、また軽か普通車か
※相談者プロフィール
年齢:30代
未既婚:既婚
子ども:あり(1歳3ヶ月)
住居:持ち戸建(家族)
職業:会社員
世帯年収:600万円~800万円未満
借入有無:あり
ペンネーム:どんちゃっく
お子様の急病時やチャイルドシートのことを考えると、どんちゃっくさんがご検討のようにマイカーが良いかもしれませんね。
2年後に生活環境が変わることを想定して、当初は軽自動車を手配する場合、
1.中古で軽自動車を短期間乗る
2.”残価設定ローン”や”リース”などを使って終了時は乗り換える
などの方法が考えられます。
まだ普通車である必要性が固まっていないということであれば、限定的な期間、軽自動車を選択するのは、自動車税や自動車重量税、ガソリン代など維持費の面で考えても、やはり有効です。先んじて普通自動車である必要性は低いでしょう。
1.の方法の場合、中古であることで修理やタイヤなど消耗品の交換が発生する可能性が高いことや、2年後、乗り換える場合に良い値段で売却ができない可能性があることに注意が必要です。購入する際に、充分に安い車を選定するのが得策でしょう。
新車を乗り継ぎたいと考える場合、2.の方法も有効です。残価設定ローンは、3年後や5年後などの買い取り価値を仮に決め、それを差し引いた金額だけ、返済しながら新車に乗る方法です。
例えば120万円の新車の3年後の買い取り価格を60万円と想定し、当初3年間は残りの60万円を返済しながら新車に乗ります。3年後、車の買い取り価格を査定して、当初の見込みと相違なければ、そのまま車を返し契約を終わらせることができます。査定の結果、当初の見込みより評価が低ければ差額を支払う可能性があることや、そのまま継続して乗りたい場合、3年間の返済利息より金利が高くなる可能性があることが注意点です。当初決めた3年などで完全に乗り換えるか、残価分を一括返済できるようにしておくと安心です。
リースでも同じような使い方となり、同様の注意点があります。残価設定ローンとの違いは、車検代や税金が込みになっているため、支払計画が立てやすいというメリットと、予定期間経過後に買い取りができないプランもあるという注意点が挙げられます。
長くトコトン乗るということを考えると現金購入も良い選択肢になりますが、一時的に低コストで乗りたい場合、いくつかの選択肢があります。ご家庭にあう方法を選べると良いですね。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯金80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです—お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか—(祥伝社)』、『デキる女は「抜け目」ない(あさ出版)』などがある。