Question
不動産の売却査定について
年齢:30代
職業:会社員
世帯年収:400万円~600万円未満
ペンネーム:とも
保有している物件の売却査定ですが、複数で行い比較することが好ましいと考えられます。また、売却において、「値段を下げてまでは売却したくない」のか、「ある程度値段の交渉には応じできるだけ早く売却したい」のか、ご自身の希望を決めておくことも大切です。
複数社の見積もりをとる場合、名前を聞いたことがある大手の不動産会社、そのエリアに根ざした地域の不動産会社、AIなどで自動査定してくれる会社など、性格の異なる会社で比較してみると良さそうです。
大手の場合、売主と買主が多いため、早くマッチングされる可能性もありますが、数が多い分、売買の難易度が高い(通常に売れるであろう金額より高く売る)ものまで手間をかけて募集されるかにはやや不安が残ります。
地域の不動産会社の場合、同じエリアでも「道を挟んであちらとこちらでは価値が違う」など、より細かな見積もりが可能な場合があります。ただし、大手ほど流通量が多くないことや、取引がシステム化されていないことから、営業担当者の力量といった属人的な要素の影響を大きく受ける可能性が高まります。不動産を購入する際は、押しが強い営業担当の方だと付き合い方が難しく感じることもあるかもしれませんが、売却の際には、むしろ押しが強い営業担当の方を頼もしく感じるシーンもありそうです。
AIによる査定は、比較的手間をかけずに行うことができます。
いずれも、不動産会社を仲介業者として、別の個人に売却することを想定していますが、不動産会社を買主として売却してしまうこともできます。この場合、売却はスムーズに済みますが、売却価格が7割程度に落ちることが多いです。
住宅ローンについては、完済年齢を80歳未満としている金融機関が多いため、79ーご年齢を差し引いた年数、借りられる可能性はあります。ただし、健康状態や継続的な収入が確認されるため、お勤めを継続されているかやお勤めの形態、既往歴などで審査の結果が異なります。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。
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