Question

老後の住み替えについて

3階建て狭小戸建てを購入し住んでいます。今はまだ階段の上り下りが多い生活でも支障がありませんが、老後このまま住み続けるのは厳しそうだと思っています。追々この戸建てを売ってフラットなマンションに住み替えたほうが良いのではないかと考えていますが、人口減少や少子高齢化が進む中、果たしてこの家は売れるのだろうか、と心配でなりません。既存の土地建物の資産を考えず、老後に住み替えを行うための準備としてできることは何かありますでしょうか。

年齢:40代
職業:会社員
世帯年収:1,200万円~1,500万円未満
ペンネーム:8280

 

Answer

戸建ての特徴と、現在8280さんが住まいに求めているニーズとを整理して考えてみるのが良いかもしれません。

 

戸建ての場合、修繕に関する頻度や計画は自分で決めることができるため、ローンを完済以降、自分が問題ないと感じられたら以降の維持費を低く抑えやすい利点があります。建物部分については、構造が異なるためマンションに比べると価格や評価が下落しやすい傾向にありますが、土地の持ち分の大きさで売却価格を維持できる可能性が期待されます。特に8280さんがお持ちの物件の場合、駅から徒歩2分と希少性が高いため、土地の価値が維持しやすいかもしれません。

 

一方で、ご心配されている人口減や少子高齢化を考えると、今後、土地そのものへの評価というよりは、その土地が「便利な住まい」など、何かの用途として実質的な利益を生んではじめて価値が評価される潮流になる可能性があります。既存の土地建物の資産を考えずというご質問ではありますが、現時点で既に不安を感じているということであれば、売却するかどうかは別として、仮に今売却した場合の査定など、情報を集めることは有効でしょう。とれる選択肢は早期の方が広く、時間が経過すると一般的には減った選択肢の中から検討することになります。

 

現在の土地建物が売却も賃貸もできないと仮定して、年齢を重ねてから住み替えを行う場合、若い頃に比べると住宅ローンなどにおいて満額の融資が受けられない可能性が出てきます。そのため、購入したいと考えている物件の2~3割など、ある程度まとまった金額の頭金を準備しておくこともできる対策の1つです。

 

また、現時点で住居費を含めて1ヶ月にかかっている生活費と、夫婦で受給できる公的年金額を確認し、足りない部分の資金を準備すれば、住み替え先として賃貸などを選んで生活を営んでいくことの算段もつけられそうです。

回答者:ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢さん

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。

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