Question
国際結婚にかかる手続きや費用について知りたい
年齢:30代
未既婚:未婚
子ども:なし
住居:持ち戸建(家族)
職業:会社員
世帯年収:400万円~600万円未満
借入有無:なし
ペンネーム:Alice
ご結婚おめでとうございます。
新しい生活をスタートする前に、かかる費用がわかっておくと心強いですよね。
現在の会社を辞めて、配偶者のビザとしてアメリカに移住される場合、主に下記のような費用がかかると考えられます。
- 配偶者としてのビザを取得する費用 約20万円
- 今年度の残りの住民税 約20万円
(Aliceさんの年収が500万円で1年分の住民税をまとめて払う場合) - 挙式、結婚式費用(日本) 約130万円
(354.8万円ーご祝儀等227.4万円※ゼクシィ結婚トレンド調査2017) - 挙式費用(アメリカ) 約36.5万円
※ゼクシィ結婚トレンド調査2017 ハワイ挙式例
パーティーや披露宴をするなら別途 - 航空チケット 約50万円
(往復約20万円/人で夫婦で往復1回と、ひとりで片道1回と仮定)
通常に日本で結婚した場合に受け取れるご祝儀を差し引いたとして、合計約260万円の出費が想定されます。アメリカでのパーティーの費用や、別途親から受けられる援助、Aliceさんがひとりで負担するわけで無くふたりでどう分担するのかなどによって、貯蓄額500万円からいくら捻出することになるのか変わりますね。
直近の費用についてはこれらが挙げられますが、アメリカは日本と違い医療にお金がかかりがちです。そのため、アメリカにたつ前に、必要な医療を日本で受けておきたいと考えればまとまった医療費も見込んでおいた方が安心かもしれません。また長期的な視点にたつと、十分な医療を受けるための保険や、かかる医療費に備えた貯蓄も日本以上に重要になります。
目下のかかる費用も気になりますが、移住してから仕事を見つけ収入を得られるか、生活費を夫婦でどう分担していくのかも話し合っておけると理想的です。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。