Question
投資には興味があるが何から始めていいかわかりません
日々ニュースで株価が上がり続けている状況を見聞きしたり、周りでNISAを始めたりする人が増えてきたので、私も投資をしたいと考えていますが、知識が何もないので何から手を付けていけばいいのかすら見当がつきません。初心者でもとっかかりになりそうなアドバイスをお願いいたします。
とらこさん
質問者年齢 | 40代 |
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職業 | 会社員 |
世帯年収 | 600万円〜800万円未満 |
Answer
この記事を書いた人
1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP認定者
風呂内亜矢
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
ポイント!
投資に過度な期待をしなければ始めやすい
10年以上置いておける予算を少額から検討
投資を初めて検討される場合、「投資でものすごく増やそう」とか「足りない予算を投資で補填しよう」と考えると気負い過ぎてしまったり、途中で辞めて損をしてしまうことになるかもしれません。
「投資は資産を保管する形の1つ」くらいに考えると取り組みやすくなるでしょう。
普通預金などでお金を保管している場合、額面は守られますが、物価が上がると同じ金額で購入できる商品やサービスの数は減ってしまいます。そこで、資産も預貯金以外の形式で保有をしておき、その部分だけは物価や景気の影響を受けて変動させるようにしておきます。資産全体としては買える品数をキープ、つまり、資産の「価値」を維持させることを目指します。
何が上がって何が下がるかはわからないため、より性格が異なる形で分散して保有することを意識します。そして、一旦投資をしてその形式で保管すると決めたら、本当にその資金を使わなければならないときまで売却しないということを基本方針にします。
具体的にはNISA口座を開設して、バランス型ファンドや全世界株式投資信託など1つの商品で複数の性格に分散投資できる商品を購入することをはじめの1歩にするとよいでしょう。
投資できる金額は金融機関によって異なりますが、ネット証券などを中心に月々100円からスタートできる金融機関も多いです。まずは多少アップダウンをしても怖くないと思える少額だけ、コツコツ積み立てをして、その値動きや価格が変動したときの自分の気持ちの変化を観察します。
どれだけ成長が期待できたり充分に分散できる商品に投資をしたとしても、足下ではアップダウンを繰り返す可能性がありますし、損失を抱えることもあります。一方、10年、20年と運用を続けることで利益が出る確率は上がるとも考えられています。そのため、投資に充てる資金は少なくとも10年以上は使わない予算の範囲内とし、中長期で置いておいた結果、利益が出たり、物価高を緩和できたりすると嬉しい、という水準を目指すとよいでしょう。
期待をしすぎずまずは少額だけ、ただ資産の持ち方を変えているだけ、という感覚でスタートすると始めやすくなります。
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