Question
iDecoの加入条件について聞きたいです
年齢:30代
未既婚:未婚
子ども:なし
職業:会社員
世帯年収:400~600万円未満
ペンネーム:もいもい
現在、国民年金や厚生年金に加入している60歳未満の日本に住む社会人は、原則、iDeCoに加入することができます。もいもいさんは、現在会社員で厚生年金に加入されいるため、加入できる可能性があります。過去に国民年金を免除されていて追納していなくても、今、公的年金に加入して保険料を支払っているのであれば、原則加入できます。
会社員の方は、「勤務先にも企業型の確定拠出年金があり、自分でも上乗せできるマッチング拠出ができる場合」や、「既に会社が手厚く確定拠出年金に拠出してくれている(企業型確定拠出年金のみの場合で年額42万円、確定給付型年金と併用の場合で年間18.6万円の上限を規約で定めていない)場合」などは、個人でiDeCoに加入することができません。
まずは勤務先に確定拠出年金の制度が導入されているかや、されている場合上限額が定められているか、自分でも上乗せの拠出ができるマッチング拠出が可能なのか、などを確認する必要があります。
自分でiDeCoの口座を開設すると口座開設の手数料などがかかりますが、企業で既に導入されていて、マッチング拠出が可能な場合、追加で手数料がかからないため、むしろ有利と考えることもできます。会社でマッチング拠出制度が導入されている場合は、上乗せを検討するのも良いですね。
iDeCoに加入できない場合でも、NISAやつみたてNISAなどの税制優遇口座をどちらかを選んで、会社の確定拠出年金と併用することができます。拠出した金額の所得控除が受けられることはiDeCoならではですが、NISAやつみたてNISAも運用中の利益に課税がないため、これらの制度も使って将来のお金を準備するのも良いでしょう。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。