Question

初めての株式投資

リリース日：2024/12/25 更新日：2024/12/25

最近、株式投資に興味を持ち始めました。現在は投資信託を少額で始めていますが、個別株にも挑戦したいと考えています。初心者が注意すべきポイントや、リスクを抑えた投資方法について教えてください。

ビブラスラップさん

質問者

年齢	30代
職業	パート・アルバイト
世帯年収	400万円〜600万円未満

Answer

この記事を書いた人

1級ファイナンシャル・プランニング技能士　CFP認定者

風呂内亜矢

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は夫婦で複数の物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。書籍は『コツコツ続けてしっかり増やす!誰でもできるNISAの教科書（ナツメ社）』など約30冊。YouTube「FUROUCHI vlog」も更新。

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ポイント!

株式投資は資産形成のサブ的な側面も

期待する利益のポイントや運用方針を確認してみて

株式は投資対象がはっきり意識しやすいですし、企業を色んな観点で見られるという点でも、楽しく魅力的な投資先ですよね。ただ、興味が強い人、好きな人だけが取り組むのでも良い、資産形成においてはサブ的な立ち位置になる側面もありそうです。

投資信託は1つの商品を買うとその中に数百、数千の銘柄が含まれているため、特定の1社が破綻するなどしてもその影響は限定的です。一方、株式投資は持っている銘柄の企業に何かあると、その影響がダイレクトに資産に響くため、より振れ幅は高まる（損失も利益も大きい）といえます。自然に分散投資される仕組みではないという意味では、関心を持ち続けられる人向けの投資対象とも言えるかもしれません。万が一、対象企業が破綻したとしても耐えられそうかという観点はちょっと念頭に置きつつ検討していくのが良いでしょう。

ある程度のリスクを踏まえて取り組む場合、やはり投資に充てる予算でコントロールすることになります。十万円前後など、予め決めた金額の範囲内で試してみるのがよさそうです。1つか2つの銘柄を吟味して購入するイメージになるでしょうか。

株式投資で利益を得る方法は大きく、売却益、配当金、株主優待の3つがあります。

一般的には配当金や株主優待に比べて売却益の額が大きくなりますが、株価は会社の業績に必ずしも連動するとは限らず世間の人気の影響を大きく受けます。中長期で人気が出そうか、自分も応援したいと感じてるか、などを考えながら保有して、いつの日かの売却益を期待するという投じ方がベーシックといえそうです。

配当金や株主優待など、保有している間継続して得られる恩恵に魅力を感じている場合は、その得られた利益以上に売却で大きく損をすることがないよう気をつけることになります。売却損益、配当金、株主優待の「トータル」で考え結局利益があった、という結果になるなら、個人としては嬉しいですよね。

十万円前後など、予算を限定して取り組む場合、その予算をどこに割くのがより有利なのかという視点も生まれます。その場合は、2割株価が下がったら売却する！などの「損切りルール」を決めて取り組むという手法もあります。投資の方針としては中長期より短期で利益を上げるための考え方と言えそうです。損切りした場合、元の銘柄での損失を取り返すような次の投資先を探すこととセットになるためです。

ビブラスラップさんが株式投資のどの部分に魅力を感じていて、どういう投資手法をとりたいのかに合わせて、方針を選定していくと良いでしょう。