Question
株で入った配当金は預金口座に移すべき?
初心者ばあばさん
質問者年齢 | 60代 |
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職業 | 会社員 |
世帯年収 | 400万円未満 |
Answer
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
配当金が出る銘柄を選んだ場合の選択肢はない
NISAの成長投資枠は株式数比例配分方式を選ぼう
配当金とは、企業が得た利益の中から、その一部を株主に還元するものです。
配当金を出すか出さないかは銘柄によって異なり、配当金が出る銘柄の場合、受け取らないことは通常できません。そのため、配当金が出る銘柄に投資をしている場合、受け取らずに再投資することは選べないということになります。なお、投資信託の分配金は受け取るか再投資か選べることがあり、再投資型を選択することで複利的な効果を期待することができます。
配当金が出ない銘柄を選ぶとどうなるかというと、企業は株主への配当金の配布を行わない分、その資金を事業に充てることができ、業績が向上するかもしれないという期待が高まります。
そのため、配当金を出す銘柄ではなく、あえて配当金を出さない銘柄を選び、企業の業績そのもの、株価自身の上昇そのものを期待するという銘柄選定の方法もあります。これは、利益を先に配当金としては受け取らず、事業に充ててもらうことで再投資し、中長期で大きな成果を期待する選択です。
あるいはシンプルに受け取った配当金を使ってしまうのではなく、追加で投資商品を購入すると、受け取った配当金自身も投資に充てることになる(投資の原資が増える)ため、このケースでも再投資に回せたと言えます。足下の生活で必要なお金で無いなら、受け取った配当金による追加投資を検討したり、あえて配当金を出さない銘柄を選ぶことなどが、再投資に当たると考えられます。
受け取り方法によって、再投資になる・ならないは変わりませんが、NISA口座の成長投資枠で株式を購入する場合は注意が必要です。配当金の受け取り方法を証券口座に振り込まれる「株式数比例配分方式」にしていなければ、NISA口座にも関わらず課税されてしまいます。NISAで配当金を目的とした投資を行われる場合はご注意ください。
お返事をまとめますと、
①配当金を受け取るかどうかは銘柄で決まり通常は選べないが、受け取った配当金で新たな投資を行うと再投資になる。使わずに済むお金ならば再投資のご検討を
②配当金の受け取り方で再投資になるか否かの違いは出ないが、NISA口座の場合「株式数比例配分方式」を選ばないと課税されてしまうので注意が必要
となります。
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