Question
デイトレードを行うにあたり、現物取引より信用取引の方が良いのか
また、信用取引の取引方法についても知りたいです。
シンカイさん
質問者年齢 | 50代 |
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職業 | 会社員 |
世帯年収 | 400万円未満 |
Answer
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
1日に同一銘柄の売買を繰り返したいなら信用取引
コストや運用スタイルに合っているかには気をつけて
シンカイさんのおっしゃる通り、限られた資金の中で1日のうちに同じ銘柄の売買を繰り返し行いたい場合、現物取引では行えません(繰り返し売買を行う総額相当を預け入れられる場合は現物取引でも複数回売買ができます)。信用取引であれば同じ日に同じ資金で同一銘柄の売買を繰り返し行うことができるため、そうした取引をお望みの場合は、信用取引を利用することになります。
同じ株式投資であっても、①ある銘柄が中長期で値上がるであろうと期待して、1度買ったらしばらくこまめなチェックを行わないという方法と、②1日の中での値動きをウォッチしながら売買を繰り返すことで利益を上げていく方法が考えられます。②の方法を選択する場合、株式投資に専念する手間や時間をかけた運用を行うことになります。シンカイさんご自身がそうした運用をご希望であれば選択肢になるでしょう。
現物取引と異なり、信用取引では現金や株式を担保とした取引を行えることで、取引のバリエーションが増えます。
例えば、今、自分が持っていない株式の銘柄であっても証券会社に借りて売る(空売り)ことから取引をスタートできるため、値下がりしそうだと感じる銘柄がある場合にも、利益を目指すチャンスが生まれることになります。このケースだと、株を借りることに対して貸株料というコストを支払うことになります。
また、自分が投じるお金以上に借りたお金で投資を行うこともできますが、この場合は借りているお金に対して金利を支払うなどのコストが発生します。
同じ銘柄の繰り返し売買だけを行いたい場合も、取引手数料が現物取引とどう違うのかをチェックするようにしましょう。現物取引と信用取引では約定代金に対する取引手数料の設定が異なることが多いです。取引が終了せずに残っている契約(建玉)の保有期間に応じてかかる「管理料」や、権利確定日を超えて保有している場合にかかる「名義書換料」など、「取引手数料」以外のコストが発生するケースもあります。
また、信用取引はNISAの対象にもならないため、運用で得た利益を非課税にする恩恵も受けることができません。
信用取引は、手数料は現物投資に比べるとかさむことが多く、非課税の恩恵も受けられません。加えて投資に専念する手間や時間をかける必要もあるため、金銭だけでなく時間や労力のコストも高くなります。趣味や楽しみといったシンカイさんにとっての付加価値がある場合には、選択肢になりますが、効果的な資産形成を目指すという点では相性が良くないかもしれません。
ご自身が投資に求めている目的を振り返って、それでも選択肢になるのかをチェックしつつ検討されると良いでしょう。
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