Question
つみたてNISAの選び方を教えてください
投資自体が初めてなので、どこを見て選ぶべきかや、どの程度分散させるべきかについて教えてください。NISA口座は楽天証券で開設し、月2万円くらいでの運用を考えています。
アニマル鈴木さん
質問者年齢 | 20代 |
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職業 | 会社員 |
世帯年収 | 400万円未満 |
Answer
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
手数料が安く運用規模が大きいものから選択
分散の程度は資産全体をチェックしながら育てていく
初めて投資を検討する人にとっては、信託報酬などのコストが安く、純資産総額が大きな投資信託が主な対象商品になるでしょう。つみたてNISAの場合、制度の設計上、これらの条件を比較的満たす商品がラインアップしています。商品選択の画面でつみたてNISA対象商品に絞って、さらに手数料や純資産総額でソート(並べ替え)をして、手数料が安く純資産総額が高いものから候補として検討されると良いでしょう。
購入する方針は大きく3つ、考えられます。
1つ目は、まったく手放しで運用したい場合に候補になる、バランス型の投資信託です。株式、債券、国内外など、複数のアセットクラス(似たものをグルーピングした資産の分類)がセットになっているため、1つの商品を購入するだけで、効果的に分散投資を行うことができます。
注意点としては、その商品の想定している資産配分が、自分の意向に合っているかどうかという点です。例えば円預金(国内債券)はある程度持っているので、投資では国内債券にはあまり投資したくないと思っていても、その商品に含まれている場合には除外することができません。自分が好む配分で運用してくれるバランスファンドなのか、目論見書などで運用の配分を確認する必要があります。
2つ目は、全世界の株式に投資をする全世界株式投資信託です。比較的値動きが緩やかとされる債券への投資は行わず、株式への投資に特化する商品です。ただしエリアについては、先進国にも新興国にも分散して投資を行います。通常はバランス型投資信託よりも値動きが大きくなることが想定されますが、預貯金のうち、何割を投資に充てるのかという投資金額でリスクをコントロールします。
3つ目は、国内株式投資信託と先進国株式投資信託を組み合わせて購入する方法です。自分の意向をある程度反映させて投資を行うことができますが、運用成績によって変化する資産の配分を定期的に自分で見直したり調整したりする必要があるため、手間がかかります。運用を進めていく中で、「先進国株式投資信託だけ一部売りたい」といった、アセットクラスを区別した部分売却などができる点は、先の2つに比べて柔軟です。
いずれの方法を選ぶ場合でも、つみたてNISA口座の中だけでの配分を気にかけるのではなく、預貯金の口座なども含めて、自分の資産全体の内、何割が投資に回っているのか、どういうアセットクラスの比率が高いのか、という点を1年に1度程度、チェックされると良いでしょう。はじめはバランス型投資信託からスタートして、もっと株式に比重を置きたくなったら2万円の内1万円は全世界株式投資信託も買ってみるといった方法も選択肢になります。
手数料、純資産総額、資産全体のバランスを確認しながら、自分が許容でき好ましいと感じるバランスを探していきましょう。
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