Question
まとまったお金の運用方法について
年代的に始めやすい運用方法や、運用する商品の割合の考え方について教えていただけますでしょうか。
ラムさん
質問者年齢 | 50代 |
---|---|
職業 | 専業主婦 |
世帯年収 | 400万円未満 |
Answer
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
10年超使わない予算を確認し投資の検討を
税制優遇口座を使った効果的な性格分散を意識する
2,000万円のうち10年超使わない金額がいくらなのかを整理しながら、お金の置き場所を考えていきます。収入の変化や一時的な病気などに対応するため生活費半年〜1年分程度はすぐに使える必要があるため、預貯金で保管します。家のリフォームや車の買い換えなど10年以内に使う予定があるお金も減っては困るため個人向け国債や利率の高い普通預金など比較的すぐに引き出せ価格変動がない商品として保有する方が手堅いでしょう。それ以外の予算が投資を「検討(絶対に投資に充てる予算というわけではありません)」する予算にあたります。
10年超使わない、投資を検討できる予算については、税制優遇口座を優先的に活用されるのが良いでしょう。
使いやすいのは「つみたてNISA」や2024年から始まるNISAの「つみたて投資枠」です。主に投資信託を使って運用することになります。投資信託は商品の中身によって性格ががらりと変わりますが、例えは複数のジャンルに手間なく分散投資ができるバランス型投資信託などが、始めやすいと考えられます。資産の運用は性格の異なる形で保有して価値を維持することを意識されるのが定石です。
一般的には債券よりも株式が、国内よりも先進国、先進国よりも新興国の価格の振れ幅が大きくなります。つまり、国内債券が値動きが一番小幅で、新興国株式が激しく値が動くジャンルと言えます。投資信託の目論見書を確認しながら、どのジャンルにより多く配分されているかをチェックして選んでいくことになります。なお、預貯金も分類としては国内債券にあたるため、預貯金をしっかり他で避けている場合には、投資信託での国内債券の比率は高くなくても良いかも知れません。
つみたてNISAやつみたて投資枠がお勧めな理由は、商品がある程度限定されているためです。今回、ラムさんの場合は既にまとまった資金がおありとのことなので、積み立てるよりも一気に運用に充ててしまいたいというお気持ちもあるかもしれません。
2024年からのNISA内には「成長投資枠」という枠が設けられる予定です。「成長投資枠」の中で「つみたて投資枠」にラインアップしている商品と同じ商品を買うこともできる見込みなので、積立以外の方法でご検討の場合は、「成長投資枠の中でつみたて投資枠の対象商品を購入する」ことも候補になるかもしれません。
この記事をチェックした人にはコチラ!
|
|