Question
退職金の運用計画について
栃本さん
質問者年齢 | 50代 |
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職業 | 会社員 |
世帯年収 | 600万円〜800万円未満 |
Answer
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
一般的に自分の資産は使う、守る、増やすに分類して考えると管理しやすいとされます。
使うお金は病気をしたり家電や設備が壊れたりしたときにすぐに利用できる予算で生活費の半年から1年程度を預貯金で確保することなどが想定されます。
守るお金は直近5年程度で想定されるリフォームや自動車の買い換えなどが想定される予算です。使うお金ほどいつでも動かせる必要はありませんが、減ると困る予算が該当します。
増やすお金は主に老後資金が該当することが多く、10年以上使わないお金です。使ったり守ったりすることが得意でも増やすことには不向きな預貯金などで置いておくのはもったいないため、投資を検討する対象になることが多いです。
退職金を投資や、あるいは少し利率の高い普通預金に充てるなど、置き場所や形を考える「運用」を検討するにあたって、まずは手持ちの予算や入ってくる退職金が、どのくらいの時間軸で扱って良いものなのかを整理することが重要です。
例えば退職金や現在の貯蓄額がとても多くても、生活費も高い場合には10年以上置いておくことが困難というシーンも考えられます。その場合は、無理に投資資金にすべきではないという判断にもなります。
栃本さんが退職を考えていらっしゃる年齢時点での貯蓄額、退職金額、仕事を続ける予定があれば年収の目安、受給年金額など、資産や収入の情報を整理して、そこから生活費や住宅ローンの残債など出て行くお金の情報を整理します。
10年先でもまだ貯蓄として残る予定の予算があるようであれば、その金額が、投資を検討できる予算になります。
10年先でもまだ使わない予定のお金を運用するのに適当な商品として、バランスファンドや全世界株式など、1つの商品を購入することで十分な分散効果が得られる投資信託が挙げられます。購入場所としては、今年の5月から条件を満たせば65歳まで拠出が続けられるようになった「iDeCo」や、「つみたてNISA」などの税制優遇口座が候補になります。
まずは手持ちの資産のそれぞれの時間軸の整理、時間を十分に確保できそうな資産については税制優遇口座での運用を検討されると良さそうです。
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