Question
クレジットカードでの投資信託について -
年齢:30代
職業:会社員
世帯年収:600万円~800万円未満
ペンネーム:えま
クレジットカードを使って投資を行うと、投資額に応じたポイントが付与されるケースが多くあります。そのため、元々購入する予定だった銘柄を、元々購入する予定だった金額分購入する際に、現金ではなく、カードを利用することにはメリットがあると言えます。
また、投資は注文が成立したタイミングで始まるものの、自分の現金が引き落とされるのは、カードの精算のタイミングとなり、1〜2カ月程度、手元に現金を残せる期間が延長できるというメリットも考えられます。こちらについては、1〜2カ月長く手元に現金を残すことで短期間で増やすような運用をしている場合でないと、特に大きな恩恵はないと考えられます。
クレジットカードを使った投資では、購入する商品によって付与されるポイントが異なることや、月あたりのポイント付与の上限額があることが多いです。
そのため、予定していなかったのに還元率が高いため別の商品を購入する、月2万円程度の投資を考えていたのにポイントが付与される上限である月5万円の投資しようと判断が変わる、といったことが起こらないように気をつける必要があります。
ポイントが得られることは嬉しいですが、投資額や商品選びの違いによる影響の方が金銭的にも大きいです。ポイントはあくまでおまけと捉え、ポイントが付いても付かなくても選ぶであろう選択肢なのか、一呼吸置きながら判断していきたいですね。
「どこがお得か」という部分についても、えまさんが買いたいと思っている商品が買える口座はどこなのかをまず検討し、複数ある場合は、日頃使っているカードが使えたりポイントが貯まる口座を選択するのが良いでしょう。
クレジットカードによる投資を可能としているサービスの多くでは、カードの利用可能額を消費します。例えば、カード利用可能額が20万円の人が、投資を2万円と設定していて、その月に既にお買い物などで19万円利用していた場合、引き落としが失敗する可能性があります。
カードの利用可能額と、普段の利用状況、投資設定額がギリギリにならないよう、余裕をもった設定にできると安心ですね。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。
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