Question
老後資金について
年齢:50代
職業:パート・アルバイト
世帯年収:400万円未満
ペンネーム:あきちゃん
現在、通常の株式の取引は100株を1単元とする単位で行われています。銘柄にもよりますが、1単元が5万円や10万円前後のものも、1単元で数百万円のものもあります。いずれにしても、ある特定の会社の人気が今後どうなっていくかに資金をかけることになるため、自分の中で大きな価格変動があったとしても許される予算で取り組むのが良いでしょう。
100株に至らない、単元未満で取引を行う株式や、ポイントなどを株式に投資したと仮定して価格の変動を体験するようなサービスもありますが、取引金額が少なくなる影響もあり、一般的に売買の手数料の割合が高くなります。株式投資を検討するのであれば、数十万円の金額を特定の会社に投資することが許される余力ができてからが良いかもしれません。
50代という年齢と、老後資金という目的であれば、個人型確定拠出年金(iDeCo)を検討するのも良さそうです。投資信託などを使った「投資」だけでなく、保険や定期預金などの「元本確保型の商品」を選択できる金融機関も多くあります。
iDeCoで定期預金などを行うと、行った金額分、今の現役時代の減税につながります。例えば毎月2万円、年間24万円、iDeCoで定期預金を行った場合、所得税・住民税の合計で年間3.6万円程度の減税になることが期待されます。
投資のように増えることを期待する方法ではありませんが、減税になった金額分を使ってしまわずよけておくことで、通常の預貯金で備えるより効率よく老後資金の準備をすることにつながります。
iDeCoは、一般的には60歳以降にお金を引き出すことができますが、加入期間が10年未満だと、引き出せる年齢が引き上がります。8年以上10年未満だと61歳、6年以上8年未満だと62歳・・・といった具合に受取可能な年齢が上がる点は、予め知っておきたい注意点です。
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1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯蓄80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか(祥伝社)』、『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)#なぜたま!』などがある。
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