Question
銀行員のカモにならないための資産運用について教えてください
年齢:40代
未既婚:既婚
子ども:あり
住居:持ち戸建(自己)
職業:会社員
世帯年収:600万円~800万円未満
借入有無:持ち戸建(自己)
ペンネーム:モモコ
今年からつみたてNISAという新たな税制優遇制度がスタートしています。年間40万円までの投資に対して利益が非課税となり、最長20年間非課税での運用を続けることができます。
つみたてNISAでは、金融庁が長期的な資産形成に必要だと考える”分配金が頻繁に発生しない(分配金があまり発生されない方が長期の資産形成を考えると好ましい)”、”手数料が一定以下”といった条件を満たす商品のみが購入できるようになっています。
商品選びに悩む方は、つみたてNISAで運用をスタートすると、比較的大きな失敗になりにくいと考えられます。
無難な投資信託の選び方は、
・購入時手数料がかからないもの(ノーロード)
・日経平均やTOPIXなどの経済指数に連動するパッシブ運用のもの(インデックス投信)
・信託報酬が低いもの(日本株式投信だと0.3%未満)
などの基準が挙げられます。
口座を開設しなくても、ネットの証券会社のサイトで商品の検索ができることが多いため、予め検索をして、購入したい商品の目星を付けて窓口を訪れるのが安心でしょう。狙った商品や類似する商品がない場合は、その銀行の窓口で無理に購入せず、ネット証券などで口座開設することも含めて改めて検討するのも良いですね。
直接人と接してレクチャーを受けることで、理解が深まることもありますが、その場で即決せず、一度持ち帰って検討することも、後悔しない選択をするために有効です。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯金80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです—お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか—(祥伝社)』、『デキる女は「抜け目」ない(あさ出版)』などがある。