Question
家計管理の仕組みやラクラク続ける方法を知って、簡単にお金を貯める
年齢:30代
未既婚:既婚
子ども:なし
住居:賃貸マンション
職業:会社員
世帯年収:600万円~800万円未満
借入有無:なし
ペンネーム:チョコレート
チョコレートさんの家庭で実践されている、夫婦片方の収入で生活をまかない、残りは貯蓄、急な出費はそちらから出すという管理方法は悪い方法ではありません。しかも、貯蓄も何となく増えているということであれば、収入に対する支出にも大きな問題はなさそうです。
もう少し細かくお金の使い方のクセを把握したいということであれば、支払いの記録が自動的に残る仕組みを取り入れることがおすすめです。クレジットカードの家族カードを利用して、支払い明細が夫婦で一緒に管理できる環境を作ると良いでしょう。
クレジットカードだと後から引き落としになるため、家計管理がしづらいという場合には、デビットカードやプリペイドカードもおすすめです。近年、VISAやJCBなどの国際ブランドが発行するデビットカードやプリペイドカードが出てきています。クレジットカードが使えるお店では概ね利用できるため、利便性も高いです。
デビットカードであれば、買い物をした途端銀行口座から引き落としされます。プリペイドカードであれば、ひと月の生活費をあらかじめ入金し、その範囲でやりくりするという管理も可能です。
クレジットカードの場合は月に一度カード明細を、デビットカードやプリペイドカードの場合は週に一度入出金明細やカードの残高を確認し、消費のパターンをじっと見つめる機会を設けるのがおすすめです。記帳には時間をとらず、家計の状態を見つめる時間を持てると理想的ですね。
マイホーム購入については、自分たちが求める物件の広さやエリアから、物件の相場を出し、必要な住宅ローンの金額を具体的に試算するところを先に始めてしまうのがおすすめです。試算をする際は、固定資産税や管理費、修繕費といった、住宅ローン以外の費用も含めて計算し、現在住居費として支払っている金額と乖離がないかをチェックします。
頭金には、利息の軽減や、物件の評価額に対してローン残高を低くする効果などが期待できます。一方で、今は金利が低いこと、頭金としてお金を入れたローン残高分で売却する場合、やはり損失であることに変わりはありません。
潤沢な頭金を用意すること以上に、今後の返済が滞りなく行えるか(高すぎる物件を購入しないこと)や、価値が下がりにくい物件を選べるか、ずっと住まいとして活用し続けられる物件を選べるか等が、より重視すべきポイントになります。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳のとき、貯金80万円でマンションを衝動買いしたことをきっかけに、お金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し賃料収入を得ている。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです—お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか—(祥伝社)』、『デキる女は「抜け目」ない(あさ出版)』などがある。
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