キャッシュレス決済とは?サービスの種類や利用方法、メリットを解説

リリース日:2022/12/16 更新日:2024/10/16

近年、キャッシュレス決済の普及が進んでおり、その方法は多様化しています。どのキャッシュレス決済サービスを利用すればいいのかわからない、そもそもキャッシュレス決済を利用すべきかどうか悩んでいるという人も多いでしょう。キャッシュレス決済の種類や利用方法、メリットや注意点を詳しく解説していきますので、参考にしてください。

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  1. キャッシュレス決済とは?
  2. キャッシュレス決済の種類
  3. キャッシュレス決済の利用方法は?
  4. キャッシュレス決済のメリットは?
  5. キャッシュレス決済時の注意点は?
  6. まとめ

キャッシュレス決済とは?

キャッシュレス決済とは?

キャッシュレス決済とは紙幣や硬貨などの現金を使わずに、クレジットカードや電子マネーなどで支払いをすることです。専用の端末にカードを差し込んだり、スマートフォンをかざしたりするだけで支払いができるため、現金を持ち歩く必要がありません。利便性が高いため、日常生活のお買い物やサービス利用時の支払いだけでなく、ビジネスシーンで利用されることも多いです。

 

キャッシュレス決済は経済産業省が推進に取り組んでいるため、今後もますます普及していくとみられています。

キャッシュレス決済の種類

キャッシュレス決済の種類

国内のキャッシュレス決済サービス数は、企業や地域独自のものなどを含めるとかなりの数があります。ここでは、キャッシュレス決済を種類ごとに分類して、それぞれの特徴を解説していきます。

クレジットカード

クレジットカードは、カード会社などが商品やサービスの代金を立替払いしてくれる後払い方式のキャッシュレス決済です。後日代金の請求がくるので、指定した銀行口座からの引き落としなどによって支払います。

 

支払い方法は、一括払い、ボーナス払い、分割払い、リボルビング払いなど、さまざまな種類があるため、通常のお買い物はもちろん、高額なお買い物にも便利です。クレジットカードは利用者が多く、キャッシュレス決済の代表格ともいえます。

デビットカード

デビットカードは、カードで支払うと同時に、カードに紐づけた銀行口座から代金が引き落とされる即時決済式のキャッシュレス決済です。そのため、支払い方法はクレジットカードとは異なり、一括払いのみとなります。利用できる金額は銀行口座の残高の範囲内となりますが、利用可能額上限を設定することも可能です。

電子マネー

電子マネーは、カードやスマートフォンで利用するキャッシュレス決済です。スマートフォンで利用する場合は、専用のアプリのダウンロードが必要です。支払い方法は、事前に現金を入金して支払う前払い方式と、クレジットカードと紐づけることにより、支払いがクレジットカードの引き落とし日となる後払い方式があります。

 

代表的な電子マネーとして、楽天Edy やSuica、nanacoやd払いなどがあります。

QRコード

QRコードは、専用のアプリをダウンロードしてスマートフォンで利用できるキャッシュレス決済です。電子マネーと同様に事前に現金を入金するか、クレジットカードや銀行口座と紐づけて利用します

 

代表的なQRコード決済として、楽天ペイやPayPay、LINE Pay、au PAYなどがあります。

キャッシュレス決済の利用方法は?

キャッシュレス決済の利用方法は?

ここまで代表的なキャッシュレス決済の種類をご紹介しました。それぞれ利用方法が異なるので、ここではその方法を解説します。

カード(クレジットカード・デビットカード)

店舗で購入する際は、基本的に店員にカードを渡したり、自分で端末にカードを差し込んだりして決済しますが、最近は端末にかざすだけで決済ができるタッチ決済に対応したカードも増えてきました。

 

また、カードは不正使用防止のため、本人確認として利用伝票へのサイン、または暗証番号の入力などが求められますが、コンビニやスーパーなど、サインレスで利用できる店舗も増えています。

 

オンラインでの購入では、カード番号や有効期限、カード名義などを入力するとともに、カード上に印字されているセキュリティコードの入力が必要になることも多いです。

電子マネー

レジに置いてある端末に電子マネー対応のカードやスマートフォンをかざすだけで決済ができます。カード型であっても、クレジットカードのように店員にカードを渡す必要はありません。

 

オンラインでも、店舗が電子マネーの支払いに対応していれば、端末がなくてもメールやアプリなどから決済が可能です。

QRコード

QRコードによる決済方法は2種類あります。スマートフォンにQRコードを表示させ、店舗側がそれを読み込むことによって決済が完了する「ストアスキャン方式」と、店舗側が用意したQRコードを支払う側が読み込み、支払い金額を入力して決済する「ユーザースキャン方式」です。

 

どちらの決済方法になるかは店舗によって異なりますが、レジにQRコードが置いてあればユーザースキャン方式になるでしょう。




キャッシュレス決済のメリットは?

キャッシュレス決済のメリットは?

キャッシュレス決済は現金を必要とせず、カードやスマートフォンなどで簡単に支払いができるので便利です。ここでは、キャッシュレス決済のさまざまなメリットをご紹介します。

現金を引き出す手間がかからない

現金での支払いの場合、残金が少なくなるたびに銀行に行ってお金を引き出す必要がありますが、キャッシュレス決済にするとその手間がなくなります。またATMで現金を引き出すと手数料がかかる場合があるので、節約にもつながるでしょう。多額の現金を持ち歩かずに済むために、盗難や紛失のリスクも減らせます。

支払いをスムーズに済ませられる

キャッシュレス決済なら、カードを端末に差し込んだり、スマートフォンをかざしたりするだけで支払いが済みます。レジで現金を数えたり、おつりを渡されるのを待ったりする時間が省略されるので、会計時間が短くなるでしょう。支払いをスムーズかつスピーディーに済ますことができます。

ポイントを活用しやすい

多くのキャッシュレス決済サービスが、利用金額に応じたポイント制度を導入しています。また、ポイントが貯まるキャンペーンなどが開催されていることも多いので、ポイントを貯めやすいでしょう。貯まったポイントを決済時に利用できるサービスもあります。

お金の流れを把握できる

キャッシュレス決済は、支払ったお金の流れが履歴として残ります。現金での支払いはレシートを確認しなければなりませんが、キャッシュレス決済ならアプリやサイトの履歴から、いつどこで使ったかを一覧で見ることができるので、自分の消費動向を把握しやすくなります。家計簿代わりとして使うこともできますし、不正使用の早期発見にもつながるでしょう。

個人間での送金が手軽

キャッシュレス決済の一部には、個人間で送金できる機能があるので、現金の受け渡しや銀行振込などの必要がなく、お金のやり取りがスムーズにできます。割り勘でお金を集めるときなどに便利です。ただし、送金機能を利用するには、お互いが同じキャッシュレス決済サービスを利用している必要があります。

キャッシュレス決済時の注意点は?

キャッシュレス決済時の注意点は?

キャッシュレス決済は便利ですが、注意点もしっかり把握しておきましょう。

店舗によっては利用できない

キャッシュレス決済を導入している店舗は増えていますが、個人店を中心に現金払いのみという店舗もまだまだ多くあります。また、取り扱っているキャッシュレス決済の種類も店舗によってさまざまです。クレジットカードしか利用できない場合もある一方で、ほとんどのキャッシュレス決済が利用できる場合もあります。利用する店舗がどのキャッシュレス決済に対応しているか、事前に確認しておく必要があるでしょう。

デジタルに不慣れだと利用が難しい

電子マネーやQRコード決済では、専用のアプリをダウンロードする必要があります。また、支払いのためにATMから入金したり、クレジットカードと紐づけたりしないと利用できないものもあります。こうした作業は、デジタルに慣れている人なら問題なくこなせるかもしれませんが、デジタルに不慣れな人には難しい場合があります。そのような場合には、周囲の人に協力してもらうのも良いかもしれません。

電池切れや故障で利用できない

スマートフォンなどの端末でキャッシュレス決済を利用している場合、電池が切れてしまったり、本体が故障したりすると、決済ができなくなってしまいます。また、店舗側の端末の故障などによっても、利用できないことがあるでしょう。どうしてもその日に支払いが必要という場合は、多少の現金を持ち歩いた方が安心でしょう。

不正使用のおそれがある

紛失したり盗難の被害に遭ったりした場合、第三者に不正使用されるリスクがあります。クレジットカードであれ電子マネーであれ、カードをなくした場合は、速やかに利用停止手続きをする必要があるので、利用停止の連絡先を控えておくことが重要です。

 

また、スマートフォンには必ずロックをかけ、ロック解除のパスワードは推測しにくいものにしましょう。

多く利用すると管理が大変になる

店舗によって利用できる決済手段が違ったり、キャンペーンでポイントがもらえたりするため、いろいろなキャッシュレス決済を使ってみたくなるかもしれません。しかし、多くあり過ぎると管理が大変になります。それぞれの残高を把握できなくなったり、ポイントの有効期限を忘れたりする可能性があります。よく行く店舗で使えるものを中心に、自分の生活圏で相性が良いものを選択すると良いでしょう。

使い過ぎる可能性がある

キャッシュレス決済では現金を目にしないため、お金を使っているという感覚が薄れがちになり、使い過ぎてしまう可能性が考えられます。特に、クレジットカードや残金が少なくなったら自動的に残高が入金されるオートチャージ機能があるものを使っていると、気づかないうちに使い過ぎてしまっていることがあるので注意が必要です。

 

利用限度額を低く設定する、多額の現金を入金しないなど、自分なりに使い過ぎ防止の工夫をすると良いでしょう。

まとめ

キャッシュレス決済は、非常に便利な決済サービスです。注意点もありますが、上手に利用すれば支払いがスムーズになるだけでなく、ポイントも貯まってお得に買い物ができるでしょう。ただ、種類が豊富なので、それぞれの特徴をきちんと理解して、自分にあうものを使い分けていくことが重要です。

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※一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます。

 

※この記事は2022年11月時点の情報をもとに作成しております。

このテーマに関する気になるポイント!

  • キャッシュレス決済にはどのようなものがある?

    代表的なものに、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などがあります。

  • キャッシュレス決済の利用方法は?

    カードや電子マネーでは「差し込む」「かざす」などの端末を用いる方法、QRコード決済では「ストアスキャン方式」と「ユーザースキャン方式」のいずれかでQRコードを読み込む方法などがあります。

  • キャッシュレス決済のメリットは?

    現金を持ち歩かずに済む、支払いがスムーズになる、利用金額に応じてポイントが貯まるなどのメリットがあります。

  • キャッシュレス決済の注意点は?

    店舗によっては利用できない、電池切れや故障で利用できない、使い過ぎる可能性があるなどの注意点があります。




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阪田順子
この記事を書いた人
阪田順子

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

FP1級、CFP保有。お金が好きで一般企業に勤める会社員からFPに転身。節約と副業で貯金一千万円、投資で資産を二倍にした経験有り。投資初心者をマンツーマンでサポートする、資産運用や株式投資に関する講座を開講中。趣味は株式投資。

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