今ドキの寄付事情。寄付先の支援活動や支援先団体はどう選ぶ?
多様化するライフスタイルやひとりひとりの価値観、家族の在り方。一つの相続のかたちとして、生前寄付を考えてみませんか?
もくじ
1.2021年 日本の寄付事情
2011年の東日本大震災以降、個人寄付総額は約7,000億円前後の推移だったのが、2021年は大幅に増加し、約1.5倍の1兆2,000億円に達しました。寄付しやすい環境が整ってきたこと、社会課題がより身近になったことが個人寄付額増加に繋がったと考えられます。
個人寄付総額の推移
より身近になった寄付
例えば、節税対策として行っている方も多い「ふるさと納税」。こちらも立派な寄付のひとつです。 2021年の個人寄付総額のうち、「ふるさと納税」による寄付が約55%と過半数を占めました。2015年の制度改正以降、お得に、かつ手軽に寄付・納税できる環境が整ったことが大きな要因といえるでしょう。
若年層でも社会貢献意識は芽生えている
SNSを通じたSDG’sやソーシャルグッドの価値観への親和性が高い若年層世代。中高年層に対して個人寄付額は少ないものの、身近なところからの社会貢献への意識が徐々に高まってきています。
2021年の新型コロナ関連の寄付に着目すると、各年代毎の寄付内訳のうち、40歳代と並び、20歳代が9.8%と世代別ではトップとなっています。
新型コロナ関連の寄付者率(年齢層別)
2.おすすめの寄付先団体の選び方
いざ「寄付しよう」と思っても、悩むのが「寄付先をどこにするか」ではないでしょうか。数あるNGO団体やNPO団体の中から寄付先団体を選ぶのは大変。まずは興味関心のある社会課題から寄付先を絞り込むのがおすすめです。
「マネ活 lastmessage(ラストメッセージ)」のカンタン寄付をもとに、主な寄付先団体の社会課題カテゴリ別の支援例についてご紹介します。
社会課題軸でみる、主な支援活動
1.教育
2.子ども
3.医療
4.文化・芸術
5.動物
6.スポーツ
7.災害
8.開発途上国
9.社会
10.自然・環境
・植林活動や森の再生活動
・水産資源の保護や海洋保全
・自然体験学習を通じての啓蒙活動
・危機に瀕する生態系の保護活動
3.「カンタン寄付」で見つけた!ユニークな取り組み
社会課題としてグローバルな問題から身近な問題まで、取り扱っている課題はさまざまです。例えば、コロナ禍による経済的困窮より、飼っていたペットを手放したり、安易に飼い始めた結果、飼育困難になる事例が動物愛護の観点から問題視されています。ペットを飼っている人であれば、気になる社会課題のひとつではないでしょうか。自身の好きなモノ・コトや笑顔になることを軸に社会課題を掘り下げるというのも一つの方法ではあります。
ここでは、「カンタン寄付」から興味深い取り組みを行う寄付先団体を2つご紹介します。
一風変わった名前のレストラン。「一般社団法人 注文をまちがえる料理店」
良質なアニメを作り続けるために。「NPO法人 アニメーター支援機構」
4.手軽に社会貢献できる「カンタン寄付」とは
「カンタン寄付」とは
「カンタン寄付」は、手軽に寄付ができるサービスです。寄付を必要としている500件以上の団体をリストアップし、サイト内で簡単に寄付先を見つけることができます。また複数の団体に一括寄付することもできます。手軽でカンタンな社会貢献活動を可能にしました。
ステップ1.寄付先の団体を探す
「カンタン寄付」で寄付先を探すには、次の3つの方法があります。
・「おすすめ」から探す
あらかじめピックアップされた団体リストの中から選ぶことができます。
・「カテゴリ」から探す
寄付先の団体をジャンルから選ぶことができます。
・「タグ」から探す
気になるキーワードから寄付先の団体を選ぶことができます。
気になる寄付先を見つけたら、寄付リストに入れておきましょう。複数の寄付先がある場合も、最後にまとめて一括寄付することができます。
ステップ2. 寄付先の団体を決定
ページ内の寄付リストから、選んだ団体のリストを確認できます。気になる団体は寄付先リストに入れておき、後でまとめてじっくり検討する、といった使い方もできます。また、リストにある寄付先に一括寄付でき、各団体に申し込む際の、手続きの煩わしさが解消されます。
ステップ3. 寄付をする
寄付リストから、寄付の振込先情報の記載ページに進みます。なお、寄付の決済方法は銀行振込となります。銀行振込後、寄付先団体より後日領収書が送付されます。
※領収書は、その団体からユーザー様宛てに直接送付されます。領収書の発行のタイミングはそれぞれの団体の事務手続きによって異なります
※代行手数料として寄付金とは別に寄付総額に応じた手数料がかかります
※決済方法:銀行振込(クレジットカード決済は近日開始予定)