3年間で資産1,000万円を達成した元浪費家が語る、モチベなしでお金を貯める「ほったらかし投資」
賃貸住宅でも生かせる暮らしのヒント。チャンネル登録者数13万人超のYouTuberイチオシアイテム5選
快適なおうち時間を過ごしたい。けれども、賃貸住宅は制約があってままならない…。今回は、賃貸住宅で快適に暮らすヒントをYouTubeで発信しているさくさんにお話を伺います。YouTubeで紹介している暮らしのヒントやアイテムをどのように見つけているのか、イチオシのアイテムなど、たっぷりお話を伺いました。
独立を見据えた副業としてYouTubeでの発信を開始
マネ活編集部:さくさんが暮らしのヒントになる情報の発信を始めた理由について教えてください。
さくさん:給与以外の収入を得たいと思い、副業として始めました。最初から「いずれは独立を」と考えていまして、始めて3年ぐらい経って独立を実現しています。
マネ活編集部:YouTubeを選んだ理由、発信ジャンルを暮らしに関するものにした理由は何だったのでしょうか?
さくさん:YouTubeを選んだのは、私が発信を始めた2020年11月ごろにYouTuberブームが起きていたからです。個人的にもYouTubeを見ていました。
YouTubeは機材にお金がかかると思ったので、まずはブログに手を出してみたのですが、こちらは続かず、3カ月ぐらいで挫折しています。ブログを始める際に買ったパソコンに加え、カメラやレンズ、編集ソフト、撮影用ライトなどを買い、YouTubeを始めました。パソコン代も含めると、初期投資として40〜50万円をかけています。
マネ活編集部:思い切りましたね。
さくさん:初期投資したほうが、あとに引けなくなって続けられるのではないかと思ったんです。発信ジャンルについては、実は最初から今のような暮らしのヒントだったわけではありませんでした。当時は家電やファッションアイテムの購入レビューなど、いろいろな動画を作っていました。その中で数字が伸びたのが、今公開しているような暮らしのヒント系の動画でした。「こういう動画がよく見られるな」という方向に寄せていった結果、今の形に落ち着いたんです。
マネ活編集部:今はInstagramも運営していますが、こちらはいつからどのような理由で始められたのでしょうか?
さくさん:2023年1月ですね。YouTubeの登録者数が伸びてきたので、横展開してみようと思い始めました。相互作用が効くかなという期待もあったのですが、実際はそんなことはなかったですね。YouTubeにはYouTubeのユーザー、InstagramにはInstagramのユーザーがいて、それぞれで見てもらえている感じです。
マネ活編集部:それぞれの動画の作り方、公開頻度についても教えていただけますか?
さくさん:YouTubeには週に1本は動画を公開するようにしています。暮らしのアイディアをまとめた動画が多いのですが、1本の動画に複数のアイディアが必要なので、ネタ探しに1番時間も労力も費やしていますね。アイディアが出揃ったら、タイトルとサムネイルを考えて、撮影をして編集するというのが一連の流れです。
Instagramの公開頻度はきちんと決めておらず、月に2〜3本ぐらいかなという感じですね。YouTubeで公開したネタの2〜3個をショート動画にして公開することもありますし、Instagram用にオリジナルショート動画を作ることもあります。
マネ活編集部:先ほど、いろいろと発信する中で、伸びた動画が収納アイディアなど暮らしのヒント系だったというお話がありました。買い物レビューとは異なり、暮らしのアイディアは家の中を撮影する必要がありますよね。ご家族の反応はいかがでしたか?
さくさん:妻からは「家の中を映すなんて」と言われ、あまり良い印象はありませんでした。半年ぐらいで収益化できれば良いなと思っていたのですが、結果的に4カ月ぐらいで実現しまして、その成果を妻に見せることで堂々と動画を作れるようになりました。
マネ活編集部:それだけスピーディーに成果が出せたのはなぜだと思われますか?
さくさん:きっかけは、何本か伸びる動画が貯まってきた2021年のゴールデンウィークに配信した動画がバズったことでしたね。200万回再生されている今でも見られている動画で、ここから流れが変わったなと思います。
マネ活編集部:成果が出るまで続けられた理由は何でしょうか。
さくさん:1つは初期投資をしたからだと思います。「やっぱり止めた」と安易に止められない程度のお金を使ったので、収益化、独立という目標に向かってとにかくやり続けられたんじゃないかなと。あとは、自分の性格と伸びる動画があっていたからともいえそうです。家がもともと好きで、きちんと家の中を整えていたい几帳面な性格で、そのためのアイディアが視聴者に受け入れられたのも成果につなげられた理由なのかなと思います。
さくさん流 素敵なアイテム・暮らしのコツの見つけ方
マネ活編集部:さくさんは、普段どのような情報源からヒントを得ているのでしょうか。
さくさん:収納アイディアのヒントを得ているのは主にSNSで、特に海外SNSが多いです。「収納 アイディア」で検索して出てくる情報は似たものが多いのですが、それを韓国語や英語に翻訳してみるだけで、日本人とは違う発想のアイディアが見られるんです。そこから、「これなら日本で売っているものを代用してできるな」と投稿内容を考えて動画にまとめています。「100均のアイテムで実践できる」など、アイディア系の動画は1番人気が高いですね。
マネ活編集部:商品の紹介動画についてはいかがですか?
さくさん:商品探しでは日本のSNSや楽天Roomを見ることが多いですね。ただ、そうなるとどうしてもほかの発信者と同じものの紹介になってしまいがちなので、自分なりの目の付け所も大切にしています。いずれにせよ、気になったものは買ってみて、良かったものだけを紹介するようにしていますね。あまりにもニッチすぎるものだと「買ってみよう」と思ってもらえないので、多くの人が興味を持ちそうなもの、かつ自分なりの視点を大切にしています。
例えば、最近だとドライバーセットを紹介しました。わざわざ検索されるものではないかもしれませんが、生活の中で使うシーンがあるものなので、動画をきっかけに「これを家にも1個置いておこうかな」と思ってもらえます。このように、使われる機会が多いかどうかも意識していますね。
自分が試してみるかどうかの判断には、レビューや星の数を参考にしています。とはいえ、まだあまり注目されていないものはレビューが少ないですし、通販サイトによってはサクラによる参考にならないレビューが紛れているものもあるため、買ったのに動画にできなかったものもありますね。
マネ活編集部:「これを買って失敗だった」という発信はしないんですか?
さくさん:昔は出していたこともありますが、今は避けています。そうした発信が悪いわけではないのですが、私のチャンネルのカラー的に、ネガティブな情報はあわないなと。あくまでもポジティブな情報発信を心掛けています。
マネ活編集部:さくさんの発信の特徴の1つは、賃貸住宅ならではの原状復帰を前提としたアイディアですよね。これはご自身が賃貸住宅住まいだからこそ生まれた特徴だったのでしょうか。
さくさん:そうですね。賃貸住宅ならではの条件、不便さがあるからこそ出てくる発想があると思っています。私がチャンネルを開設した当時は、賃貸住宅向けに特化したチャンネルがあまりなかったんですよ。そのため、「賃貸 収納」で検索されたら私の動画が出るようにと意識して、そのポジションを取りにいきました。自分の悩みを解決できるアイディアを動画にすれば良いというのも作りやすくて良かったですね。
マネ活編集部:インテリアに興味がある方に対して、情報収集法など、アドバイスできることはありますか?
さくさん:インテリアはジャンルの幅が広く、好みが分かれるところですので、まずは好きだと思えるインテリアの動画、写真をアップしているアカウントをフォローしましょう。Pinterestは検索しているうちにAIが学習して好みの情報を出してくるようになりますよ。そうして好みにあうものを見ながらイメージを固めていき、自分の目指すインテリアの方向性を絞っていくのが良いのかなと思います。
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さくさんおすすめアイテム5選
マネ活編集部:では、ここからはさくさんおすすめのアイテムを5つご紹介いただこうと思います。よろしくお願いいたします!
フレッシュロックスパイスボトル
さくさん:大きいサイズと小さいサイズがあり、両方愛用しています。こちらは小さいサイズのもので、塩コショウやゴマ、きなこなど細かいものを入れて使っています。ホールが5つのものと1つのものとが3つずつセットになっていて、穴の数に応じて中身を使い分けられるのも便利です。
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ウォールトイレポット
さくさん:壁に付けても床に置いても使えるトイレ用のポットです。壁に取り付ける際の留め具が細いピンなので、基本的に賃貸住宅の壁面でも使えるのがポイント。我が家はトイレで使うペーパータオルのゴミ箱として活用しています。ゴミ袋をセットしやすいのも良いです。サイズが大きめなので、掃除用品入れに使っている人も見かけますし、予備のトイレットペーパーを入れて使うこともできます。いろいろな使い方ができるのもおすすめポイントです。
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排水口水切りネットホルダー
さくさん:よくあるプラスチック製で穴の開いている排水口のふたを外して付けて使うアイテムです。リング状になっているところにネットをかぶせて使います。リング状なので洗う面積が少ないですし、ステンレス製なのでぬるぬるしにくいのがメリット。
我が家では、新しいネットに付け替える時に、そのネットで軽く洗ってセットするという流れで使っています。楽ですよ。サイズは2種類あるので、自宅にあったものを選べます。リングの一部分が取っ手になっているので、取り外しもしやすいです。
このアイテムが流行る前は、似たような形状のプラスチック製のものが流行っていました。そんな時にこれを見つけて発信したところ、大反響を呼んだんです。おそらく、このアイテムをヒットさせた火付け役は私だと思っています。
見た目もスタイリッシュですし、プラスチック製の類似品よりはお値段が上がりますが、それだけの価値はあります。
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プログレード スライサーセット
さくさん:金物で有名な新潟県三条市のメーカーの刃が付いたスライサーセットです。特におすすめなのは、千切り器と細千切り器とスライサー。切れ味がとにかく良いです。プラスチック製の持ち手があるので、野菜を安全に切れますし、刃に野菜が詰まらないので、水で洗い流すだけでも綺麗になるのも使い勝手が良いです。ボールにフィットするよう、くぼみが付いているので、使用中にズレることもないですよ。
長年使っていますが、さびもなく切れ味も変わらないです。友人にもおすすめしているアイテムです。
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シンク下ボトルストッカー4段
さくさん:1リットルボトルが8本入る縦型のストッカーです。大きめのサラダ油も入ります。斜めになるので、立ったままでも出し入れしやすいのが良いですよ。下に滑り止めがついてズレにくくなっているので、適当にしまってもストッカーが動いてしまうこともないです。
我が家ではキッチンで使っていますが、洗面所の下など、ボトル類があるところであれば使える汎用性の高さもポイント。幅と奥行きが20cmと、省スペースで8本入れられるサイズで、引越し先で使えなくなることも少ないんじゃないかと思います。実際、我が家でも引越し後にサイズがあわずに手放さざるを得なかったものもあるのですが、これは使い続けられています。
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個人にファンがついてくれる発信者を目指したい
マネ活編集部:さくさんが発信を続けるためのモチベーション維持法、どうしてもアイディアが出ない時の打開策について教えてください。
さくさん:アイディアが出ない時には、今まで作った動画を使って総集編を作っています。「100均の商品を使ったアイディア」など、テーマを決めて過去動画を1本にまとめるんです。私は顔や声を出さずに映像と字幕だけでやっているので、総集編が作りやすいんですよ。あと、普段読んでいない雑誌を見てみることもありますね。
独立前は独立という明確な目標があったので、特にモチベーション維持や向上を意識する必要はありませんでした。独立後は独立後で「生活を送れるようにしなきゃ」という気持ちがあるので、やはりモチベーションを意識することはあまりないです。
考えてみると、自分にとってやりやすい動画作成スタイルに落ち着けたから無理なく続けられているのかもしれません。編集が大変という方も多いのですが、私の場合はネタ探しや撮影が大変で、編集は大好きなんですよ。そのため、1日2日でまとめて撮影し、あとはじっくり編集するというスタイルをとっています。あと、喋ることがストレスだなと思ったので、家の中を撮影だけして、字幕を付ける今のスタイルに落ち着きました。だから続けられているのかなと思いますね。
マネ活編集部:今後の展望についてお聞かせください。
さくさん:これまではアイディア中心で動画を公開していたのですが、それだと「同じようなアイディアを発信している人がいれば、別にさくじゃなくても良い」ということになります。ここからは、「この人の動画だから見よう」と思ってもらえるよう、台本にこだわったり、視聴者とコミュニケ―ションを取れる工夫をしたりと、視聴者にとって替えのきかない存在になれるよう、自分自身をもう少し出していける動画を作っていきたいと思っています。独立したので、自分が使っている様子を映す動画も出しやすくなりましたしね。子供の成長とともに家の様子も変化していくと思うので、今後はそうしたリアルな情報も発信していきたいです。
マネ活編集部:YouTubeを始めて良かったなと思うことはありますか?
さくさん:もし動画を作っていなければ、気が緩んで多少は家が荒れるようになっていたかもしれません。良い意味で動画作成が外圧となり、自分の暮らしが整うようになっていると思います。
マネ活編集部:ありがとうございます。最後に、読者に何か伝えたいことはありますか?
さくさん:私が発信を始めた時と比べ、賃貸住宅に住んでいる人向けの情報発信者はかなり増えました。その中には、「短期的には問題なくとも、長期間住んだ後の原状回復時にはどうなっているかわからない」という情報もあります。例えば、マスキングテープや両面テープで壁に貼る場合、発信者が大丈夫だと言っていても、数年後にどうなっているのかはわかりませんし、壁紙やテープの素材によっては剝がす時に壁紙まで剝がれてしまうことがあるかもしれません。
情報を参考にする際は、長期的に試した結果まで発信しているものを参考にするようにしてほしいです。あと、これは大前提ですが、契約書の内容を確認しておくこと。画びょう程度の穴はOKの住宅がほとんどですが、まれにそれすら禁止されている物件もあるため、自分の住んでいる家の契約条件を見ておくことはマストです。
発信が増えたということは、それだけ成功体験、失敗体験の情報量も増えているということ。いろいろと見比べてみて、自分の家に生かせるものを選んでみてくださいね。
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
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