貯める・使う・増やすを使い分け!まるちゃんさんに聞く、「楽天経済圏」おすすめサービス3選
ポイ活で出費を減らし、貯金や投資を進めるべし!ななえもんさんに聞く節約&資産形成術
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
変わらない収入、どんどん物の値段が上がっていくことに、不安な気持ちを抱いている人もいるのではないでしょうか。そんな値上げにも負けない暮らしをするため、ポイ活やキャンペーンなどお得な節約術を発信しているななえもんさん。限られた収入で、節約と投資を両立させる秘訣について伺いました。
懸賞を気軽に始めたことが、お得な生活のきっかけに
マネ活編集部:ななえもんさんが節約や投資を始められたきっかけは何ですか?
ななえもんさん:最初に始めたのは節約でも投資でもなく、懸賞やポイ活でした。関東から新潟に夫婦で越してきたばかりの時期で、時間があるときにやってみようかなというくらいの軽い気持ちだったんですが、懸賞が当たったりポイ活でもお得感を味わったりして、すっかりハマってしまいました。
マネ活編集部:ポイ活はともかく、懸賞はそんなに当たるものですか?
ななえもんさん:それが運の良いことに当たったんですよね。調べてみたら、ほかにもいろいろな懸賞があると知り、応募し始めました。テーマパークのチケットは毎年のように当たりましたし、洗剤やノンアルコールビールなどもよくもらっています。
ポイ活は、20ポイントを貯めるとコンビニで100円相当の商品と交換できるキャンペーンを見て、「これはお得だな」と思ったのがきっかけで始めましたです。当時はポイ活と懸賞を掛け合わせて考えることで、ポイントで懸賞キャンペーンをやっている商品を手に入れて応募するという生活を送っていました。
そこから「結婚もしたし、お金を貯めていかなければならないな」と思うようになったことで節約という目的意識が芽生えたのですが、最初は「お得を味わえるからやろう」という感じでしたね。お金を貯めようと心に決めてから、4年間で1,000万円を貯め切りました。
マネ活編集部:すごいですね!どのようにして貯金を増やしていったのでしょうか。
ななえもんさん:力づくですね(笑)。貯金を始めた当初は、まだポイ活もそこまで本腰を入れてやっていませんでしたし、投資にも手を出していなかったので、とにかく先取り貯金をするのが基本でした。普段の買い物は現金派だったので、1日に使える金額を決めて、余った分はすべて貯金していました。そして懸賞やポイ活で出費をいかに減らせるかを考えていました。買い物も節約志向で、食材ごとに安いお店と曜日を把握して、少しでも出費を削るようにしていました。
マネ活編集部:ポイ活をされているならカード決済が基本なのかと思いきや、現金派だったんですね。
ななえもんさん:そうですね。ポイントサイトを活用してポイントを貯めていて、クレジットカードを使うのはインターネット通販で買い物をする時くらいでした。まだQRコード決済サービスもなかったので、街中での買い物は現金一択だったんです。カード決済をしたら封筒から使った分のお金を抜き、手元の現金がちゃんと目に見えて減るようにしていました。
とにかく100万円は貯めようというところからスタートしたのですが、それが500万円になり、その勢いで1,000万円まで貯まりました。お金が貯まり始めると、使う楽しさよりも貯金額が増えるのが楽しくなるんですよ。
マネ活編集部:失速せずにそれだけ一気に貯められたのはなぜでしょう。何か明確な目的があったのでしょうか。
ななえもんさん:不妊治療をする可能性があったのが、貯金に力を入れた理由の1つでした。当時の不妊治療は、今のように助成制度が整っておらず、自由診療だったんですね。知人が2,000万円をかけても授からず、お金ばかりが出ていって精神的に病んでいく姿を見ていたことから、いざ治療を始めて仕事がままならなくなっても自分の気持ちが病まないよう、まとまったお金を用意しておきたいという気持ちがあったんです。
がむしゃらにがんばったのは事実ですが、4年で1,000万円を貯められたのは、タイミング的に幸運だった側面もあります。1,000万円を貯める後半戦は、QRコード決済サービスの開始キャンペーンにいち早く参加したことで、高額キャッシュバックやポイント還元を受けられたんですよ。新サービスや新商品が出たばかりのタイミングは、運営会社側が広報のためにお得度の高いキャンペーンや懸賞を行うことが多いため、そこで参加できれば先行者利益を得られやすいんです。
マネ活編集部:ここまでは現金貯金を増やす、懸賞やポイ活で貯金スピードを上げるというお話でした。投資に関してはいかがですか?
ななえもんさん:投資を始めたのは2021年ごろですね。それまで投資をしてこなかったのは、2014年ごろに仮想通貨で痛い目を見た経験があったからです。
当時、仮想通貨への投資は投機とされていて、一攫千金を狙いすぎたことで売り買いに振り回されてしまいました。元手は回収していたので大損はしなかったのですが、高騰と暴落、周囲の売り買いから受ける影響で怖さを感じ、株式投資も同じようなものだと感じてしまったんです。
つみたてNISAを始めたのは、「コツコツ買っていればいいだけ」と理解できたからです。そこから、100%現金だった1,000万円の一部を投資信託に割り振り始めました。収入から投資をするのではなく、すでに貯めた資産の現金比率を変えていくだけということも、投資を始めるハードルを下げたのかもしれません。
ポイ活は絶対にやるべき。ポイントを活用した節約術
マネ活編集部:懸賞やポイ活にはタイミングが重要というお話でした。例として、QRコード決済サービスは、すでに社会にある程度浸透しているため、当初のようなインパクトのある還元キャンペーンはあまり見かけなくなりました。これから節約を始めようという方におすすめの節約術は何でしょうか?
ななえもんさん:おっしゃる通り、私が恩恵を受けたようなキャンペーンは減っているとは思いますが、それでもポイ活は絶対にやったほうがいいという考えに変わりはないです。ただ、アンケートに回答したり、たくさん歩いて1ポイントを貯めるといった面倒な方法を推奨しているわけではありません。楽天ポイントなど、飲食店やコンビニなどで貯められる共通ポイントを活用することで、ポイントの恩恵を受けやすくなります。
マネ活編集部:いろいろな共通ポイントがある中で、どれを貯めればいいのか決めかねている人もいるのではないかと思うのですが、どう考えればいいのでしょうか?
ななえもんさん:ポイ活を始める前に、まずは出口戦略を考えることが重要だと思っています。「ポイントが貯まるから貯めよう」ではなく、「これにポイントを使いたいから、このポイントを貯めよう」と、使い道から考えるんです。別のポイントに換えて使うのもお得度を上げる方法の1つです。例えば、航空会社のマイルに変えられる共通ポイントの場合、よく利用する航空会社のマイルに変えられる共通ポイントを貯めることで、航空券代が浮かせられます。
コンビニでは、ポイントで商品を試せる券と交換し、商品と引き換えられるサービスもあります。使う時に1ポイントを1円以上の価値にできる方法を選ぶと、よりお得になりますよ。
楽天ポイントは、楽天ペイの決済に使えるうえ、ポイント払いでもポイントをもらえるのが利点です。楽天ペイで楽天ポイントを街中での買い物に使うことで、現金出費を抑えられます。(※一部、ご利用いただけない店舗がございます)楽天ポイントは共通ポイントのなか中でも経済圏が大きいという点も特徴です。楽天ペイでの買い物に使うほか、楽天モバイルを利用していればポイントでスマホ代を支払うこともできます。浮いたスマホ代の分を投資に回せば、節約と資産形成を同時に進められますよ。
マネ活編集部:何に使いたいのか次第であって、「どのポイントがおすすめ」と言い切れるわけではないんですね。
ななえもんさん:そうですね。私は「このポイントはこれに使う」と考えた上で、まんべんなく共通ポイントを貯めるようにしています。ただ、ポイ活初心者の方におすすめの第一歩は、使い道を決めて、該当するポイントを集約して使ってみることかなと思います。
マネ活編集部:ポイントを使うことで出費を減らせても、その分を無駄に使ってしまうと節約効果が薄れてしまいます。ななえもんさんは、ポイントで払った分の管理、把握はどうされているのでしょうか?
ななえもんさん:慣れるまではポイントで買ったものも家計簿につけていました。今は慣れているので特に管理していませんが、つい無駄に使ってしまう人は、現金と同じように管理することをおすすめします。
節約のためにポイ活をするのであれば、目標金額までは「貯める」にシフトしてがんばってほしいですね。例えば、大手キャリアのスマホを楽天モバイルに変え、さらにスマホ代を楽天ポイントで支払う形を作った場合、私なら楽天モバイル代の3,000円ではなく、大手キャリア時代にかかっていた5,000円を「浮いた分」として投資信託に回します。ポイ活で出ていくお金を減らし、その分を貯金と投資に回して増やしていきましょう。
マネ活編集部:あまり貯金がないところからスタートする場合、貯金と投資のどちらに比重を置いて進めればいいでしょうか?
ななえもんさん:よく「まずは何かあった時の生活防衛費を貯めてから」と言われますが、共働きの場合は片方が倒れてももう片方が生活費を稼げるため、貯金、投資の同時進行で良いと思います。できるだけ早く投資を始めるに越したことはありません。私自身、もっと早く投資を始めておけば良かったなと思っています。
独身の方や稼ぎ手がひとりの場合、正社員の場合は福利厚生で傷病手当など、働けなくなった場合の手当があるのであれば、やはり同時に進めましょう。フリーランスの場合は働けなくなるとお金が入ってこなくなるので、できれば1年分、せめて半年分の生活費を貯めてから投資を始めるのが安心だと思います。
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節約・投資を進めるための情報収集&情報との付き合い方
マネ活編集部:ここからは、投資やお得情報など、情報収集の仕方、情報との付き合い方について伺いたいと思います。ななえもんさんはSNSでさまざまな情報を発信されていますが、普段どのように情報をキャッチしているのでしょうか?
ななえもんさん:まとめサイトなど、ほかの方の発信も見ていますが、それだけに頼らないようにしています。お得な情報を目にしたら、まずはプレスリリースをチェックしますし、キャンペーンや懸賞情報は企業の規約まできちんと確認しますね。
ポイ活や懸賞で利益を得るには、先行者であることが大切だとお話しました。ただ、先行者利益を得ようとすると、まだよくわからないサービスや企業がやっているものであることがおのずと多くなります。そのため、その企業の資本金母体となる会社がどこなのかを調べるようにしています。表に出ているのがベンチャー企業でも、株主や母体に大企業がついているというケースもあるんです。
新サービスは途中で上手くいかなくなることもあるため、誠実に運営努力をしている会社なのかどうか、社会的に信頼できる企業かどうかを見るのが大事だと思っています。
マネ活編集部:投資情報に関してはいかがでしょうか?
ななえもんさん:良し悪しともにいろいろな人の意見を見ています。ただ、どうしてもポジショントークになってしまう部分があるため、その人がどういう立場で発信しているのかまで踏まえた上で情報を見るようにしていますね。あとは一次情報かどうかも重視しています。
「大多数が良いと言っているけど、有名インフルエンサーの誰それさんが良くないといっている」ということも多々ありますが、それも鵜呑みにはしません。世界的に著名な方であれば別かもしれませんが、それでもひとりの意見だけを信じ込まないようにするのが大事だと思います。私たち一般人は、噂レベルのものに左右されず、取材をして裏取りをしている媒体の情報を見ることが大切です。あとは投資と同じように、情報源も分散させること。いくつかの情報を見比べるようにしましょう。
マネ活編集部:株価下落のニュースとの付き合い方についてはいかがでしょうか。暴落した場合、そわそわしてしまう人は少なくないのではないかと思います。
ななえもんさん:初心者は、まず暴落したときに紙切れになってしまう可能性のある投資はしないこと。そうすれば、下落のニュースは「見ない気にしない」でいいんです。世間でいわれている投資信託を買い、分散させておきましょう。どうしても個別株が気になるなら、暴落に耐えられる精神を身に付けてからをおすすめします。
ちなみに、私は仮想通貨に投資していたとき、税制度が整って元本と利益がトントンになってしまったあと、80%の下落を経験しています。すでに元本を取り切っていて、保有しているのはおまけくらいだったので暴落に耐えられたのですが、3年ぐらい経って価格が戻ってきたとき、多少プラスになったタイミングで手放しちゃったんです。もし売らずに持っていたら今では億ぐらいになっていたのにな…と思うことがあります。この経験があるから、今は下落が起きても動じなくなったんですけどね。
マネ活編集部:そんな経験もされていたのですね。ななえもんさんは、SNSでの発信だけではなく、書籍も出されています。発信者として意識されたこと、伝えたいことは何でしょうか?
ななえもんさん:出版した書籍はポイ活初心者に向けたものでしたが、私がすでに初心者から遠く離れてしまっているため、一切やっていない人を10人ほど集めていただき、ポイ活の印象や知っていることをヒアリングしたり、「この表現で伝わりますか?」と議論していただいたりしました。できるだけポジショントークにならないように意識し、初心者の方が「やってみよう」と思える内容を目指しました。
ポイ活は時期によって変わるところもありますし、制度の改悪が話題になることもあるんですが、基本的な考えは変わりません。伝えたいのは「やるべきもの」であること、だから「バッターボックスに立ってください」ということなんです。まずはやってみて、少しずつ自分なりのスタイルを見つけていってもらえたらと思っています。
マネ活編集部:ありがとうございます。最後に、読者にメッセージをお願いします。
ななえもんさん:貯金も投資も、「収入が低いからできない」とおっしゃる方がいるのですが、個人的には本気になれば1万円を捻出することはできると思っています。安く買える曜日やお店があるなら、そのタイミングで買うこと。スマホは格安スマホに変えること。とにかく出費を抑えて、その分を貯金や投資に回してほしいです。
まずは自分の生活圏内を洗い出してみて、普段使っているお店で貯まるポイント、使えるポイントは何なのかを整理してみましょう。お店に行く前に支払方法や貯めるポイント、使うポイント、クーポンを決めておけば、行ってからあたふたすることもなくなります。
私は貯金に注力していた時、「お酒は懸賞で当てないと飲めないぞ」と決め、とにかく前進あるのみの姿勢で取り組みました。メルマガ限定キャンペーンや新商品プロモーションなど、お金を使わずにもらえるもので楽しみながら、まずは本気で「貯める」に注力する。慣れるまではしんどいかもしれませんが、お金を貯められるようになると自己肯定感も上がります。ぜひがんばってください!
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