「節約は、ロックだ!!」 原作者・大久保ヒロミ先生に聞く、ポジティブになれる節約技と『節約ロック』エピソード
2019年1月よりTVドラマ化された人気コミック『節約ロック』。音楽好きな主人公・松本タカオ(30歳)は浪費癖のために彼女マキコに振られて、ヨリを戻すためにロックな節約を始める。電気代、食費、洋服代などを浮かせるための様々な節約技は実生活でも試したくなるものばかり!?漫画内で出てくるお役立ち節約情報はどこから得たのでしょうか。原作者の大久保ヒロミ先生にお話をうかがいました。
もくじ
・どうやって生まれたの?節約技の数々
・ドラマ化もされた『節約ロック』
・大久保先生に聞く、good節約 bad節約
どうやって生まれたの?節約技の数々
マネ活編集部:まず節約技として、豆乳で作る湯葉丼エピソードについて教えてください。何か着想の元となったエピソードがあったのでしょうか。
大久保ヒロミ先生(以下、大久保):ストーリーの展開に沿って、ちょっと贅沢だけど家にあるもので簡単に作れるものは何かと考えました。昔、なぜ湯葉は高いのかなぁ…?と考えたこともあったので。
マネ活編集部:主人公タカオも湯葉丼1,000円と表示された店頭メニューを見て自宅で作る決心をしますもんね。
大久保:そうなんです。同じ気持ちです。
マネ活編集部:ウナギもどきや至福のパンケーキは実際に作ってみたり編み出したりしたレシピですか?
大久保:ネットで見たり人から聞いたりしたもので、私が編み出したレシピではないです。すみません(笑)。
マネ活編集部:電気代15アンペア生活はどなたかの体験談でしょうか?
大久保:体験談ではないですが、電気代について調べていて「アンペアを下げると電気の基本料金が安くなる」というのを知って、けっこう衝撃だったので。
例えば30アンペアから15アンペアに変更した場合、基本料金が倍近く下がりますからね。(東京電力の場合)
マネ活編集部:この差は大きいですね。
ドラマ化もされた『節約ロック』
マネ活編集部:ところでなぜ節約物語の主役をロックンローラーにしたのですか?
大久保:「節約」というイメージからなるべく遠い感じの人がいいなと思いました。女性が節約しているとわりと普通の絵面だけど、ロッカーでヒゲのおっさんがちまちま節約している姿は面白いなと思ったので。
あと、降ってくるお金をロックポーズで受け止めるビジュアルが浮かんだというのもあります。
マネ活編集部:あのロックな決めポーズ最高です!そしてエンターテインメントとして節約の楽しさを感じます。
大久保:そう感じてもらえると嬉しいです。
マネ活編集部:ドラマ化に至る経緯を教えてください。
大久保:ドラマ関係者の方が、本屋さんでたまたま私の漫画を目にして「節約とロックとはいったい…?」と興味を持ってくださったのがきっかけのようですが、細かい経緯について作者はあまり聞かされないのでよくわからないです。すみません(笑)。
マネ活編集部:ドラマには伝説のロッカーたちが登場しますが、その中で大久保先生がお気に召したキャラクターはいましたか?またその理由を教えてください。
大久保:レディー・ガガさんでしょうか。どの神様もまったく実物に似てなくて大好きなんですが(笑)、ガガさんは特にクオリティー低くて最高でした(笑)。太ももとか。
マネ活編集部:細部までご覧になっているのですね(笑)。
大久保:ええ(笑)。
マネ活編集部:ところでストーリーの中では数々の節約ノウハウが出てきますが、どうやって沢山の節約技を編み出したのですか?
大久保:私の友達と、旦那と、アシスタントさんと…まわりに節約する人がいっぱいいるのでその体験談を参考にしました。あとネット情報です(笑)。実は私自身はそれほど節約家ではないです。
大久保先生に聞く、good節約 bad節約
マネ活編集部:大久保先生が思う、漫画に出てくる中でもオススメの節約技TOP3はどれですか?
大久保:①新聞紙の加湿器 ②ウニ卵(卵黄のしょうゆ漬け) ③古着を切って作るラグ・マットあたりでしょうか。新聞紙の加湿器は、バケツなどの容器と新聞と水さえあればすぐに完成して使えますからね。
マネ活編集部:ウニ卵も濃厚で美味しそうなのでやってみたくなりました。
大久保:タカオもお気に入りですからね。ぜひ試してみてください。
マネ活編集部:さすがにこれはないな、と思ってお蔵入りにした節約技はありますか?
大久保:お店でたらふく食べて、あとでクレームをつけてタダにしてもらうという話を聞いたことがありますが、それはさすがに人としてダメなので却下しました(笑)。
マネ活編集部:大久保先生ご自身の思い出深い節約体験があったら教えてください。
大久保:節約というか、子供の頃ナチュラル貧乏でおやつをほとんど買ってもらえなかったので、庭に生えているパセリに醤油をかけて食べたり、カレーのルーの端っこを削ってお湯をかけてスープにして飲んだりしていました。
マネ活編集部:大久保先生にもそんな経験があったんですね!おやつというより大人のおつまみみたいなメニューですが。お味はどうだったんですか?
大久保:意外といけました(笑)。
マネ活編集部:漫画の題材にはするけど、自分では絶対にやりたくないな、と思う節約はありますか?
大久保:エア焼肉(焼肉の匂いでご飯を食べるやつ)ですかね。ストレス溜まって病気になって、病院代かかりそう(笑)。
マネ活編集部:最後になりますが、読者のみなさまに節約にまつわるひと言をいただけますでしょうか。
大久保:私が何か偉そうに言えることはないのですが、漫画で節約を題材にするにあたり友達やアシスタントさんと話をしていて、みんな案外いろいろ節約していることを知りました。
一人ではわからなかった、眼からウロコの節約が知れたり、話していると楽しくて「私もそれやってみる!」ってなったりしたので、一人でやるよりみんなでやるのが辛気臭い気持ちにならず楽しくやれるポイントかもと思いました。
マネ活編集部:楽しく節約できる数々のエピソードをお話しいただきありがとうございました。
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