猫の保険はどう選ぶ?加入時のポイントやかかりやすい病気を知っておこう

リリース日:2020/11/19 更新日:2024/09/17

ペットは家族の一員ですが,病気やけがに備えるペット保険には加入しているでしょうか。ここでは動物病院を利用する頻度や,入院や手術にかかる費用を確認,ペット保険加入時のチェックポイントを解説しています。

猫の保険はどう選ぶ?加入時のポイントやかかりやすい病気を知っておこう
  1. 猫も補償する保険とは?補償内容は?
  2. 猫の保険の選び方は?
  3. 猫の病気やケガにかかる診療費はどのくらいかかるの?
  4. そもそも猫のペット保険は必要か。ケガや病気をする確率は?

猫も補償する保険とは?補償内容は?

猫も補償する保険とは?補償内容は?

貯蓄型保険にはさまざまなタイプの商品があります。必要な保障をチェックして、見積もりを取りましょう。早いうちに保険料の払込を終えることで、返戻率を上げることができます。特に、保険料をまとめて払う一時払いや全期前納は効果が高いので、まとまった資金がある人は検討してみるとよいでしょう。

 

楽天インシュアランスプランニングが運営する楽天保険の総合窓口では、複数の生命保険会社の商品を比較できます。フリーダイヤルでの無料相談も受け付けているので、保険のことを知りたい人はチェックしてみてください。
飼い始めると家族の一員となる猫などのペットですが、お金の面では様々な関連費用が気になるところ。最近ではペットフードやペット美容院などにお金をかけるのが当たり前になってきています。そして忘れてはいけないのが、ケガや病気の際に必要となる費用。病院に行くのにも当然お金がかかります。

 

人間の場合、ケガや病気をして病院に行くことになっても、いずれかの健康保険には加入義務があるため、医療費は実際にかかった費用の3割程度の負担で済みます。しかし猫などペットの場合はそのような制度がありません。病院にかかると全額負担となってしまいます。そこで登場するのが猫を補償の対象としたペット保険。加入していると治療費の一部が保険金として支払われ、病院にかかった際の負担を減らすことができる保険です。ペットに入院や手術が必要になった時、費用が高額になるリスクに対応します。

 

補償されるのは、猫が病気やケガをした際の通院・入院・手術の時。多くの場合、治療費の全額が補償されるわけではなく、契約により治療費の50%〜90%が保険金として支払われます。ただし予防接種、健康診断、去勢・避妊手術などは補償の対象外が多いようです。こういった費用は全額自己負担しなければなりません。ほかにもペットが他人にケガをさせるなど、他人に損害を与えた場合の賠償責任を補償する特約が用意されていること場合あります。

猫の保険の選び方は?

猫の保険の選び方は?

猫の保険を選ぶ際には、いくつかのチェックポイントがあります。まずは保険金として補償される割合。治療にかかった費用の50%を保険金として受け取れるものであれば、自己負担は50%。70%が補償されるものなら、自己負担は30%です。補償される割合が高いほど保険料は高くなるので、よく考えたいところ。また金額や回数の上限もあることも。加入時にはよく確認するようにしましょう。

 

猫などがペット保険に加入する時には、年齢が問題になることもあります。ペット保険では、加入が可能となる年齢が定められているので確認しましょう。例えば、新規加入なら0~8歳まで可能、継続であればそれ以上でも可能といったように定められています。継続にも限度となる年齢が定められていることもありますので、チェックが必要です。

 

加入前によく調べておきたいのが「免責事由」。先天的な疾患や、加入前からかかっている病気では保険金が支払われないケースがあります。また加入時に、免責金額というものを設定することがあります。これは一定の金額までは、全額自己負担となるもの。2万円と設定していれば、治療費が2万円以下では保険金が支払われません。その分、保険料は安くできます。

猫の病気やケガにかかる診療費はどのくらいかかるの?

猫の病気やケガにかかる診療費はどのくらいかかるの?

猫の病気の治療にはどれくらいの費用がかかるのか、いくつかの例を見てみましょう。例えば子猫に多いと言われる、異物の誤飲。レントゲンの撮影や、全身麻酔を使った内視鏡による手術などをすることになります。点滴や入院を含め、あるケースでは8万円ほどの費用がかかったとのこと。猫が保険に加入していなければ、全額を自己負担することになります。ですがもし3割の負担で済む保険に加入していれば、2万4,000円の支払いですみます。

 

猫のアレルギーの中で一番多いと言われるアトピー性皮膚炎は、通院が必要となる病気のひとつです。1回の通院で、診察・検査・投薬を行い、6,000円程度の費用がかかります。長期的に通院を続けることになれば、負担は大きくなるでしょう。3割の負担であれば、1回1,800円にまで抑えることが可能です。

 

飼っている猫に下痢が続くと心配です。病院に連れて行くことになるでしょう。1週間ほど入院して、点滴や注射などの治療を行うと、12万円ほどかかることがあります。もし3割の負担で済む保険に加入していれば、3万6,000円を支払えばよいということになります。通院や手術もそうですが入院の場合、1日当たりの保険金の上限や、日数の上限などがあるので確認しておきましょう。

そもそも猫のペット保険は必要か。ケガや病気をする確率は?

そもそも猫のペット保険は必要か。ケガや病気をする確率は?

猫などのペットを飼い始めると、どれくらいの割合で病院を利用することになるのでしょうか。アイペット損害保険が2013年に行ったアンケートによると、1年に1回以上動物病院を利用した人の割合は、90.7%でした。年に4回以上利用した人で51.5%。思っているよりも動物病院を利用する機会は多いのかもしれません。

 

ペットがどんな病気にかかりやすいかも気になるところ。猫に多いといわれているのは膀胱炎・嘔吐・結膜炎です。
猫はもともと砂漠に住んでいたため少ない水で生活をすることができますが、その体質から膀胱炎を含む泌尿器科系の病気にかかりやすいと言われています。また、毛玉を吐くことも多いですが吐いた後にも元気がない場合は病気のサインかもしれません。病院に連れていったほうが良いでしょう。ウイルスやホコリなどが原因で結膜炎にかかってしまうことも多いと言われています。症状が軽い場合は点眼薬や内服薬ですみますが、重症になると入院が必要になるケースもあるため注意が必要です。

 

また、子猫や老猫の場合体力がないので、少しでも様子がおかしいと思ったら早急に病院に連れていくことをおすすめします。
飼っている猫の種類によっても、かかりやすい病気は変わってきます。ペットを飼う前には、動物特有の病気について知っておくことも必要です。ペットを大切にすることにつながります。

 

猫が保険に加入する場合、毎月の保険料はいくらぐらいでしょうか。楽天ペット保険の「ずっといっしょ[もっと]」のプランを見てみます。「通院つき50%プラン」だと、0歳の猫の保険料が月払いで1,860円です。このプランでは入院・手術・通院をした場合が補償されて、補償割合は50%。ペットの種類や年齢で保険料は変動します。補償割合を70%に引き上げることや、手術・入院のみを補償対象として保険料を抑えることも可能です。大切な猫の健康に気を付けるなら、費用の問題で動物病院の利用を控えなくて済むよう、ペット保険への加入を検討するのがよいでしょう。




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黒川ヤスヒト
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(AFP)
黒川ヤスヒト

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

証券会社でリテール営業を経験し、AFP資格を取得。現在ライターとして、パーソナルファイナンスに関する情報の発信を手がけています。 関心分野は、ライフプランに関する意識調査や最新の金融商品・サービスなど。

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