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竜巻とは。発生の原因、竜巻注意情報で注意する点、突風や避難の備え
竜巻はいったん発生すると周辺に甚大な被害を及ぼします。竜巻はどのような仕組みで発生するのでしょうか?竜巻が発生する仕組みや、竜巻が発生した時に取るべき行動、そして事前に備える方法についてもご紹介しています。
竜巻とは。最近日本でも増えている気象現象をわかりやすく解説
竜巻とは積乱雲の発達に伴い激しい上昇気流が発生する状態を指します。地上と上空の気温差が大きくなると発生しやすくなるといわれています。気象庁のデータによると、竜巻が起こりやすい気象現象として、寒気と暖気の移流、台風、気圧の谷、寒冷前線、停滞前線を挙げています。
1991年~2017年の竜巻発生時の主な気象現象は以下のとおりです。
参照元:気象庁 | 発生時の気象条件等
竜巻はどうして発生するの?その原因や傾向
竜巻は積乱雲とともに発生します。では、積乱雲はどのように発生するのでしょうか?
まず暖気や寒気の移流などが原因で上空に冷たい空気が、地上に温かい空気の層ができると、対流が起きやすくなります。温かい空気は上昇し、冷たい空気は下に下がろうとするためです。
地上付近の湿度が高い場合は大気の状態が不安定になり、積乱雲が発達しやすくなります。さらに高さによって風向きや風速が大きく異なると、積乱雲が回転し、竜巻の発生につながるのです。
実際、気象庁が発表している1991年~2017年の竜巻発生件数を月別に集計すると、前線や台風の影響、大気が不安定になりやすい7月~11月にかけて竜巻を含めた突風が多く発生しています。
・1991年~2017年の竜巻を含めた突風の発生回数
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竜巻注意情報で注意する点
特定の地域で竜巻が発生する可能性がある場合、気象庁は「竜巻注意情報」を発表します。竜巻注意情報が発表されたら、まず、上空を確認し、積乱雲ができていないかを目視しましょう。
●積乱雲が近づいている時の特徴
・真っ黒な雲が近づいてきている
・雷が鳴り始める
・大粒の雨や雹(ひょう)が降り始める
・急に冷たい風が吹いてきた
積乱雲が見えたら、竜巻が発生するかもしれないということです。気象庁が発表する「竜巻発生確度ナウキャスト」で、現在地での竜巻発生の可能性を確認しましょう。竜巻発生確度ナウキャストは10分ごとに更新され、以下の3段階で竜巻発生の可能性を示します。
・竜巻発生確度ナウキャストの3つの段階
竜巻は積乱雲に伴って発生するため、雷、雹(ひょう)、ゲリラ豪雨もあわせてもたらします。竜巻の発生地域に自分がいる場合は、外出をせず、屋内に留まりましょう。
突風などによる被害が発生した場合の避難や備えについて
竜巻が発生した場合、建物等の被害は避けることができません。竜巻はスピードが早いため、動画撮影などは避け、身を守るための行動を取ることが大切です。積乱雲があり竜巻が発生しうる状況で竜巻発生が発表された時は、以下の方法で備えましょう。
また、竜巻が発生した時のために、以下のような対策を事前に講じておきましょう。
・竜巻注意情報や竜巻発生確度ナウキャストといった情報確認手段の使い方を確認
・いざという時の屋内外の避難場所や避難方法を確認
・ガラスに飛散防止フィルムを貼るなどの破砕防止対策
・現在加入している火災保険が竜巻被害を補償の対象にしているかを確認
・車両保険が竜巻被害を補償対象としているかを確認
竜巻の損害は火災保険、自動車保険で備えることができます。楽天保険の総合窓口で取り扱いがあり、保険料の支払いで楽天ポイントが貯まるので、チェックして見ると良いでしょう。
このテーマに関する気になるポイント!
- 竜巻とは?
積乱雲の発達に伴い激しい上昇気流が発生する状態を指します。 - 竜巻はどんな時に起こる?
地上と上空の気温差が大きくなると発生しやすいといわれています。 - 竜巻の起こりやすい気象現象は?
気と暖気の移流、台風、気圧の谷、寒冷前線、停滞前線などです。 - 竜巻はどうして発生するの?
積乱雲とともに発生します。 - 竜巻はいつが起こりやすいの?
7~11月に多いです。 - 竜巻注意情報が発表されたらまずすることは?
上空を確認し、積乱雲ができていないかを目視しましょう。
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