自宅でも会社でも快適に仕事ができるセットを用意したら、小さなストレスがなくなった
こんにちは。せにょーると申します。職業はエンジニアです。普段から部屋をスマートホーム化したり、リモートワーク用に整えたりしている様子をブログで発信しています。
私の部屋は、2022年10月時点ではこのようにリモートワーク仕様になっていますが、コロナ禍以前は家で仕事をする気持ちは一切ありませんでした。ところが2020年、コロナ禍で私の勤めている会社が出社禁止となり、家でリモートワークを始めることになりました。
当初はこのように間に合わせのソファとソファ用のテーブルを駆使して、どうにか仕事をしていました。こんな状態では仕事の効率は当然悪くなりますし、肩や腰なども痛くなります。とても耐えられず、前述のように部屋をリモートワーク対応にしました。
導入したのは、外付けモニタ、キーボード、マウス、ディスプレイが見やすくなる照明、資料を確認しながら作業するためのサブ照明、健康に良い椅子など。
ここまですると、もしかしたらオフィスよりも快適な仕事環境が完成したかもしれません。大いにリモートワークを満喫することができました。
あー! 自分の好きなものに囲まれた仕事環境サイコー! 通勤時間がない生活サイコー!
その後、コロナ禍は徐々に落ち着いていきます。会社に新型コロナウイルスの感染症対策をしたオフィス運用のノウハウも貯まってきました。そしてついに、出社許可が出されました。今後は出社して仕事をすることが必須となったり、顧客対応で出社したりすることもありそうです。そうなると今度は逆の問題が発生します。
出社したほうが、仕事がやりにくいのでは…?
出社が可能になった後も引き続き自宅で仕事をすることもあるため、今度は自宅とオフィスの両方で快適に仕事ができるようにする必要があります。
そこで考えたのが、会社でも自宅でも使える「仕事用おでかけセット」を作ることです。実際にこのセットがあったことで、仕事をする場所にあわせて準備をしなくてはいけないという小さなストレスがなくなりました。今回は、私がどんなセットを用意したのか紹介していきたいと思います。
外出用のケーブルとアダプタを用意し、外出の手間を減らす
自宅とオフィスを切り替えて仕事をするときにまず出てくる問題は「充電ケーブルと電源アダプタ」です。充電ケーブルや電源アダプタを自宅の電源タップからいちいち外して、まとめてバッグに詰めこむのは面倒ですよね。
出社したと思ったら「あれ、アタプタは?」「スマホの充電が切れそう!」「自宅に忘れてきてしまった!」といったインシデントがたまに発生してしまいます。会社から帰宅したあとには自宅で仕事ができるように、再び充電ケーブルを戻さなくてはいけません。これも面倒です。
この問題を解決するために、外出用の充電ケーブルや電源アダプタ類を追加で購入することにしました。一部以前から持っていた物もあったのですが、だいたい総額で9,000円くらいかかったと思います。
左から順にノートパソコンにつけるミニドッグ、65W出力可能な充電器、両端がUSB-Cのケーブル、ライトニングケーブル、TypeCとminiBのL字コネクタケーブルです。
自宅用と外出用に分けることで、ケーブルや電源を付けたり外したり、外出用バッグに詰めこんだりする必要がなくなります。
おかげでオフィスに出かけるときは、ノートパソコンやキーボードなど、大きなものだけを入れ忘れないようにするだけでよくなりました。また、帰宅したときもノートパソコン類を自宅用ケーブルにつなげるだけで素早い原状復帰が可能となりました。
左がリモートワーク中の自宅デスク、 右が外で仕事をするときに必要なものを取り出した自宅デスクです。
ノートパソコンやキーボードなどを取り出しているだけで、ケーブル類はそのままになっている、ということがわかるでしょうか。このおかげで手間が省け、忘れ物とストレスが大幅に減っています。
普段から使う道具を「モジュール化」して、出し入れしやすくする
さて、追加購入したケーブルや電源類を持ち運ぼうとすると、バッグの中で絡まってしまうことがあります。さらに、マウスやキーボードを裸のままで持ち運ぶと壊れてしまうリスクがあります。
こうした仕事で使うものを、1つの大きなバッグインバッグのようなものに入れることも当初は考えました。しかしこれでは結局バッグインバッグから出したり入れたりするのが面倒そうです。
この問題は道具を「モジュール化」することで解決しました。モジュールとは「ひとつの機能を実現する、交換が可能なひとかたまり」のこと。エンジニアがよく使う概念です。
難しく聞こえるかもしれませんが、実際には小さいポーチやケースをいくつか購入して、仕事で使う物をそれぞれの役割ごとにまとめて入れています。
こうすることで、モジュールである小さいポーチをさまざまな場合に応じて入れ替え、バッグに入れるものを変えることができます。
実際に使っている「モジュール」
ここでは、そんなモジュールを紹介します。
電源モジュールです。
ポーチはAER の Split KIT(6,600円で購入)というガジェットポーチです。各モジュールのポーチはそれぞれのアイテムがちょうど収まるサイズのものを選択しました。ポーチ内でケーブルが余裕がありすぎて絡まないようにする防止策でもありますし、モジュールとして役割を決めているので、入れるものが増えるということもないからです。
インターフェースモジュールです。
キーボードケースはバード電子のHHKBスマートケースです。伸びが効く素材なので、薄いMagic Trackpadも入れることができます。
自宅と同じ入力デバイスで外出先も仕事ができるので、慣れないキーボードやマウスで仕事がやりにくかったり「つらい…」といったようなこともありません。
ノートパソコンモジュールです。
流れ上、モジュールとは言いましたが、これは破損防止のためにノートパソコンをケースに入れているだけですね。合皮だけど質感があって良いです。
常備用小物モジュールです。
ここには、予備のマスクやハンドクリーム、ハンカチ、ウエットティッシュ、携帯用の充電ケーブル、バッテリーなどを入れています。仕事に必要なものというよりも、常に持ち運ぶものです。
先ほど、各モジュールのポーチはそれぞれのアイテムがちょうど収まるサイズのものを選択しました」と説明しましたが、このポーチは毎日持ち運ぶ最低限のアイテムをそろえたものがちょうどよく収まるサイズなので、特に気に入っています。
書類モジュールです。
エンジニアをしているために、あまり紙の書類が必要な仕事はしないのですが、たまに提出する書類が発生したり、好きな場所をパラパラと読める技術書や印刷したドキュメントを持ち運んだりしたいときがあります。
そのため、書類ケースを1つ用意して、書類や技術書をつっこんで持ち運んでいます。自宅でリモートワークをするときにも、この書類ケースに必要な書類が集まっているので、なくなることもなく便利です。
購入したのはサクラクレパス 鍵かけ対応メールバッグ A4(915円で購入)。柔らかい素材ですが丈夫なので、書類があるときは書類を汚さず、使い終わったあとは折りたたんでコンパクトにもできます。また、真っ赤なデザインで目につきやすく忘れにくいという利点もあります(そのため、他のモジュールケースは黒をベースに選んでいます)。
よくあるサイズの技術書がすっぽり入ります(参考までに右の『OpenShift徹底入門』はB5変形サイズ、648ページ)。
モジュール化したものは好きなバッグに入れることができる
これらのモジュールを用途に応じてバッグに入れ替えています。また、モジュールはそれぞれまとまっているので、バッグの小物入れにあらためて詰め込む必要がありません。バッグを用途やオシャレで気軽に切り替えることが可能です。
こちらは仕事用の出社セット。エイサーのリュックに、財布と折りたたみ傘、それから先ほど紹介したモジュールのすべてを入れています。
こちらは休日の外出セット。革のショルダーバッグに財布と折りたたみ傘、「常備用小物モジュール」を入れています。
このセットの中で使っているモジュールは「常備用小物モジュール」だけです。ただ、以前は仕事用のバッグの小物入れの中からいちいち取り出していたので、やはり面倒ではありました。
小さなストレスが解消されただけでなく、意外なメリットもあった
以上のような工夫をすることで、出社したときにも自分の好きな道具を使えたり、忘れ物が少なくなったりました。日々の小さなストレスが解消されています。
最近では、リモートワークに関わる出費は会社が費用負担をしてくれるところもあると聞きます。私は自腹で購入しましたが、そうした制度を使える人はそれでまかなってもよいかもしれません。
最近では自宅とオフィスだけではなく、実家でも仕事ができる環境を整えました。諸事情あって実家で急に仕事をすることになったとしても、問題なく自宅と同じパフォーマンスで仕事ができそうです。
実家の様子
自宅でも会社でも仕事がしやすいように環境を整えた結果、ワーケーションもしやすくなりました。今後、旅行先で仕事をしながら観光を楽しむということもできそうです。 小さなストレスをなくすという目的ではじめたことだったのですが、このように予想外のメリットも感じています。
編集:はてな編集部
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
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