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投資を始めて5年間で資産4,000万円。節約オタクふゆこが教える、一般人でも資産を増やす方法
※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。
投資に興味はあるけれど、リスクが怖くて一歩を踏み出せない……。そう思う人は少なくないはず。投資系インフルエンサーにして『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』の著者であるふゆこさんも、以前は「投資が怖かった」と言います。ふゆこさんは4年間で約1,000万円の資産形成に成功し、現在の資産は4,000万円になりました。そんなふゆこさんがおすすめする投資方法や商品とは?もともと投資にマイナスイメージがあったふゆこさんだからこそ話せる初心者でも「やってみたい!」となる情報をお伺いしました。
- 投資5年目で、総資産額は約4,000万円!ふゆこさんが投資を始めたきっかけとは?
- 一歩踏み出せない人へ。投資のメリットと貯金のリスク
- ふゆこ流、効率的な資産形成にぴったりな投資信託商品を選ぶ3つのポイント
- 新NISAってどんなもの? 何を買えばいい?
- 勇気を持ってリスクを取るからこそ、リターンが期待できる
- <インタビューを終えて>
投資5年目で、総資産額は約4,000万円!ふゆこさんが投資を始めたきっかけとは?
── ふゆこさんが投資を始めたきっかけを教えてください。
ふゆこ:会社員をしていたのですが、将来への漠然とした不安がありました。例えば結婚して子供ができたら、教育費っていったいいくらかかるんだろう。その金額を私は捻出できるのかなって。老後の資金も不安でした。
お金の不安の解消のために、思いつく限りのことは全部やりました。投資、転職、副業、節約……。その結果、今も続けているのが投資と節約です。
最初のうちは節約をメインにしていました。家賃の安いところに引越ししたり、固定費を見直したりするだけで、毎月数万円の節約ができたんですよ。すぐに数字に現れる節約が楽しくなっていろいろ試していたら、ほぼ節約だけで4年間で約1,000万円の資産形成に成功しました。2022年の頃ですね。
このときの節約でお金が貯まったので、そのお金を資金に投資もできるようになりました。現在では4,000万円くらいの資産があります。
──2022年に資産1,000万円だったということは、約2年間で資産が4倍になったのですか……!?
ふゆこ:そうですね。ただ、投資だけで4倍になったわけではありません。例えば、この2年間で会社員からフリーランスになったのも理由の一つです。フリーランスになって会社員時代よりも収入が上がりました。
そして、税金を自分で払うようになった分、支出に対してよりシビアな考え方に変わりました。以前の私であれば「収入が上がった分だけ生活レベルを上げ、貯金や投資ができない」という状態になってしまったと思います。
その結果、毎月の生活費と生活防衛資金以外はほぼ投資に回すようになったので、資産が増えやすくはなりました。
──生活防衛資金とは何ですか?
ふゆこ:怪我や病気などのリスクに備えて、生活費の3カ月から6カ月分を現金で備えておく資金です。私は自分の生活費6カ月分のほか、愛犬のお世話代や病院代、万が一車が故障したときに必要なお金は、手元に残しておくようにしています。すべてのお金を投資に回してしまうと、いざという時に困ってしまいますからね。
一歩踏み出せない人へ。投資のメリットと貯金のリスク
──ふゆこさんが考える投資のメリットは何でしょうか?
ふゆこ:まず、貯金では得られないようなリターンを得られる可能性があります。それに、いろいろな国や企業に投資をすると、世界経済が自分ごと化できるようになります。例えば、「円安」や「円高」が話題になることがありますよね。
仕組み自体はわかっていても、自分の生活にどんな影響があるのかいまいち理解できていない人は多いと思います。投資を始める前の私もそうでした。
──投資にはリスクもありますよね。それを考えると「貯金したほうがいいのでは」という人も多そうです。
ふゆこ:「投資はなんとなく怖いから、貯金で資産形成をする」という人もいますよね。たしかに、投資にはリスクがあります。でも、貯金にもリスクはあるんです。
貯金って、実は日本円だけに投資をしているともいえる状態なんです。日本はどんどんインフレが進んでいるので、今持っている日本円の価値は、10年後には大きく下がっているかもしれません。でも、さまざまな国に投資をすれば、こうしたリスクを軽減することができます。
貯金も資産形成の方法のひとつですが、個人的に貯金だけに頼るとリスクが大きくなってしまうと思っています。
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ふゆこ流、効率的な資産形成にぴったりな投資信託商品を選ぶ3つのポイント
──投資にもいろいろなやり方がありますが、ふゆこさんは主に「投資信託」で資産形成をされていると聞いています。なぜ、投資信託を選んだのか教えていただけますか。
ふゆこ:「ほったらかし」にできるからですね。投資信託は短期の売り買いよりも、長期の運用に向いています。経済の状況や株価の変動に反応せず、ただ地道に積み立てておくのが良いと言われているんです。
また、数ある投資方法の中でも商品の種類が多い投資信託は、「合理的」な方法だと思っています。最初に長期の運用に最適な商品を選べば、効率的に資産形成ができますよ。
──商品の見極め方はありますか。
ふゆこ:ポイントは、似た商品の中でも、管理費用が低いこと、購入時手数料が安いこと、純資産額が大きいことの3つです。
まずは管理費用について。管理費用とは、投資信託を保有している期間中に間接的にかかる費用のことです。つまり「投資信託を持っているだけでコストがかかりますよ」というものですね。管理費用が高ければ高い分、投資家の手元に残る金額は減ってしまいます。個人的には、0.1%程度以下なら「管理費用が低い」と判断しています。
次に購入時手数料について。購入時手数料とは、購入時にかかる費用のことです。これも、高いほど自分の手元に残る金額は減るので、安いほうが良いですね。ちなみに、今話題の新NISAのつみたて投資枠の対象商品なら、購入時の手数料は0円ですよ。
最後に純資産額について。純資産額は、その投資信託の規模を表すもので、組み入れられている資産の時価総額のことですね。類似の投資信託であれば、純資産額が大きければ大きいほど、かかるコストの割り合いは小さくしやすく、投資家に還元できるお金は増える傾向にあるわけです。
私は楽天証券を使っているのですが、楽天証券だと投資信託の商品(ファンド)を探しやすいんです。
「投信スーパーサーチ」で検索すれば、管理費用や純資産額順に並べ替えることができます。だから、長期の運用に最適な商品が見つけやすいんですよ。
楽天証券「投信スーパーサーチ」画面より
楽天証券は、投資信託の種類も豊富だし、直感的に操作しやすいから初心者でも使いやすい。それに、「楽天カード」や「楽天キャッシュ」で積み立てすると「楽天ポイント」が貯まりますし、貯まった「楽天ポイント」を投資に使えたりとお得度も高いんです!
新NISAってどんなもの? 何を買えばいい?
──投資信託の方法として、新NISAが注目されています。メリットは何でしょうか。
ふゆこ:最大のメリットは、通常だと投資で得た利益に対して20.315%の税金がかかるところが、新NISAだと非課税になる点ですね。ほかにも、新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類あるのですが、前者のつみたて投資枠の商品は金融庁の条件を満たした積み立てに適しているようなものだけを集めています。どれを選んだらいいかわからないという初心者の方でも、まずは、積み立てで長期分散投資をしやすい、新NISAのつみたて投資枠を利用してみると、始めやすいのではないかなと思います。
楽天証券でNISAを始めればお得がいっぱい!詳しくはこちら
──新NISAで取り引きできる商品を見たところ、「アクティブファンド」と「インデックスファンド」という見慣れない単語が出てきます。ふゆこさんとしてはどちらがおすすめでしょうか?
ふゆこ:個人的にはインデックスファンドをおすすめしたいです。
ざっくり説明すると、アクティブファンドは「市場全体の動きを表す代表的な指標(インデックス)を上回ることを目指す」もの。一方のインデックスファンドは、「市場全体の動きを表す代表的な指標(インデックス)に連動することを目指す」ものです。
インデックスファンドは、長期投資した場合にリターンがプラスになる可能性が高いと言われています。過去200年の米国株インデックスファンドの変遷を追うと、どの年代を切り取っても、17年以上の長期投資をしたらリターンがマイナスになることはなかった、というデータが出ています。先進国株や全世界株でも同じ傾向が出ているんですよ。
ただ、これらは過去のデータを参照しているにすぎないので、未来も必ずプラスになるとはいえませんが……。
──ここ最近、「歴史的」と言われるほどに株価が乱高下していますよね(※)。私の周りでも、売り買いのタイミングに悩んでいる人が多いのですが、インデックスファンドに投資をしている場合は、こんなときでも手放さないほうがいいのでしょうか?
※ インタビューは2024年8月6日に行われ、前日の8月5日には日経平均株価の下げ幅が4,400円を超え、過去最大となった。しかし取材当日の8月6日には一転大きく値を上げ、上げ幅は一時3,400円を超えた。
ふゆこ:はい。誰もが、株価が一番下がっているときに買って、一番上がっているときに売りたいと思っているはず。でも、現実的にそんなことはできないですからね。ここは、ぐっと持ち続けたほうがいいと私は考えています。
投資の名言に「稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせなければいけない」というものがあります。「稲妻」とは株価が激しく上昇する、一瞬のタイミングのことです。これまでの歴史を振り返ると、株価が歴史的な急降下を記録した直後には、稲妻が走ったような歴史的な上がり方をすることが多いんです。今回もそう。
株価が急降下すると、不安になる気持ちはよくわかります。そんなときは、「歴史上次は急上昇するはず」「そのときに市場にいるのが大事だ」と思い出してみてください。
──具体的なインデックスファンドの商品についても教えてください。新NISAを調べていると、「S&P500」「オールカントリー」という言葉をよく見かけます。それぞれどんなものか教えていただけますか。
ふゆこ:S&P500はアメリカの主要企業500社を含んだ株価指数です。このS&P500に連動するように作られたインデックスファンドがいくつかありますね。アメリカには世界を牽引する企業が数多くあるため、投資先としても人気の国であること、ここ数年のリターンも好調であることから、人気の商品の一つです。
オールカントリーは、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」という指数に連動するように作られたインデックスファンドのことです。名前のとおり、全世界の株式に投資できる商品ですね。アメリカ以外の先進国にも投資したい、新興国の株も気になる、という人におすすめです。最近話題の「インド株」も、オールカントリーには含まれていますよ。
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S&P500やオールカントリーに関連するファンドが人気。現在のランキングはこちらをクリック!
──初心者はいくら投資に使うと良いのか、ふゆこさんの考えを教えていただけますか。
ふゆこ:まず前提として、私はみんながみんな投資を始めたほうが良い、とは思っていません。借金があるなら投資よりも先に借金を返したほうが良いと思うし、生活防衛資金分の現金が捻出できないのなら、まずは貯金から始めたほうが良いと思います。
そのうえで投資を始めるとしたら、最初は少額からスタートして、徐々に増やしていくのがおすすめです。例えば、楽天証券で新NISAを始める場合、100円から積み立てができますよ。投資額の上限としては、「株価が暴落して半減しても困らない金額」だと安心ですかね。
──ふゆこさんのおすすめのポートフォリオの組み方はありますか?
ふゆこ:何に投資していいかわからず困っている方には、シンプルさ、楽さ、わかりやすさ、そして合理性を兼ね備えた「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」か「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」がおすすめです。それに加えて、楽天証券で購入するなら「楽天・S&P500インデックス・ファンド」か「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」もおすすめです。
私自身はこうしたインデックスファンド、それから個別株へもいくつか投資しているのですが、資産形成が目的ならシンプルなポートフォリオが良いと思っています。
私は趣味で投資をしているので、いろんな商品を比較したり日々情報を追いかけたりすることも楽しんでいます。でも、多くの方は資産形成の手段として投資をしているはずですよね。だったら、たくさんの商品に投資して、あれこれ考える時間はもったいない。投資信託のメリットである「ほったらかし」の恩恵を受けるためにも、シンプルなポートフォリオをおすすめします。
──初心者が投資する際の注意点を教えてください。
ふゆこ:先ほど話したとおり「株価の下落にうろたえないこと」と、「ひとりの話を鵜呑みにしないこと」ですかね。
私も投資系の情報発信をしていますが、私を含めてひとりの話を鵜呑みにするのはリスクが高いと思っています。その人の言っていることが投資における共通認識なのか個人的見解なのかは、複数の人から話を聞かないと判断がつきませんから。
ちょっと面倒かもしれませんが、SNSなら何人かのアカウントをフォローしたり、本なら何人かの著書をあたってみたりしてください。だんだんと、「この部分は、同じことを言っている人が多いな」とわかってくるはず。そこを抽出していけば、初心者でも「失敗しにくい投資」が再現できると思いますよ。
勇気を持ってリスクを取るからこそ、リターンが期待できる
──ふゆこさんが投資を始めてから、今年で5年目になります。振り返って、「投資を始めてよかったな」と思うことを教えていただけますか?
ふゆこ:いろいろあるのですが、資産が増えて将来への不安が減ったこと、そして価値観が変化してリスクを取れるようになったことが大きいですかね。
投資を始める前は、「投資ってリスクがあるから怖い」「騙されたらどうしよう」って思っていたんです。でも今は、リスクを取るからこそリターンが期待できるんだ、と思うようになりました。勇気を出して一歩踏み出したから、資産は増えたし、経済や世界の見え方も変わっていきました。
また、投資に限らず、副業や転職、そして自分の人生そのものに対しても「怖いから挑戦しない」ではなくて、「怖いけどやってみなきゃ変わらない」と思えるようになりましたね。
先ほど「投資が趣味」とは言いましたが、実は特別なことは何もやっていないんですよ。いろんなインフルエンサーの投稿を見て、投資の名著と呼ばれるものを何冊も読んで「これは再現性が高そうだ」と思ったものを堅実に実行したというか。基本に忠実に従ったから、数年でこれだけの結果が出たのかなと思っています。
<インタビューを終えて>
取材・執筆:仲奈々
写真:塚原孝顕
編集:はてな編集部
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