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これがあったから、おうち時間が充実した。さまざまな趣味を持つ人に聞いた、2021年「買って気分が高揚したもの」
2021年の大半を家で過ごした人も多いのではないでしょうか。今回はさまざまな趣味を持つ方々に、おうち時間を過ごす中で「買って気分が高揚した!」と感じたものを教えていただきました。Fun Pay!版「買ってよかったもの」です。
- 【料理】テレワーク時のランチが楽しくなった! 2種類の「ホットサンドメーカー」(月山ももさん)
- 【料理】ビリヤニも肉じゃがもおいしい! 機能性・デザインが良い電子レンジ専用鍋「デリキャセ」(イナダシュンスケさん)
- 【グルメ】心の隙間を埋めてくれたプリプリのもつ「メガ盛り博多もつ鍋セット」(ほそいあやさん)
- 【お酒】13種類を制覇したらワインの扉が開きまくった! コノスル「ビシクレタ レゼルバ」(ヒマワインさん)
- 【植物】お世話をして自分も元気をもらった「観葉植物」(JUNERAYさん)
- 【インテリア】カラフルでかわいい、長時間のデスクワークでも大丈夫な椅子「vertebra03」(早さん)
- 【カメラ】コロナ禍で見つけた野鳥を撮る楽しみ「ドットサイト照準器&双眼鏡」(OKPさん)
- 【健康グッズ】在宅ワーク中に目を温めて人間再起動! アイマスク「GRAPHENE TIMES」(斎藤充博さん)
- 【ゲーム】人に会えず鬱々している気分を紛らわせてくれた「オーバークック」と「ヴィクター・ヴラン」(かあいがもんさん)
こんにちは、Fun Pay!編集部です。
新型コロナウイルスの感染状況はようやく落ち着きを見せていますが、2021年の大半を家で過ごした人も多いのではないでしょうか。
今回は、さまざまな趣味を持つ皆さんに、長引く「おうち時間」を過ごす中で、これを買ったことで「気分が高揚した!」と感じたものを教えていただきました。
【料理】テレワーク時のランチが楽しくなった! 2種類の「ホットサンドメーカー」(月山ももさん)
月山もも
登山と温泉を絡めたひとり旅が好き。ブログ「山と温泉のきろく」では、温泉宿への宿泊記、日帰り入浴記、旅の食事や登山の記録を更新しています。2020年10月、著書『ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山』をKADOKAWAより上梓。
ブログ:山と温泉のきろく/Twitter:@happy_dust
・バウルーサンドイッチトースター シングルタイプ
・ごきげんホットサンド倶楽部
【どのように気分が高揚した?】
・テレワーク時のランチは仕方なく自炊をしていたが、楽しみに変わった
こんにちは。山と温泉を愛するひとり旅ブロガー、月山ももと申します。
会社勤めの傍ら、ひとりで温泉旅や登山に出かけ「山と温泉のきろく」なるブログを更新している私ですが、2021年は昨年から引き続いて平日はテレワーク中心の勤務となり、週末は山や旅に出かけづらい日々が続きました。
そんな日々に彩りを与えてくれたのが、今年新たに購入したホットサンドメーカーです。
ホットサンドメーカーには電気式のものと直火で焼くものがありますが、購入したのはアウトドアでも使用可能な直火で焼くタイプです。
もともとホットサンドが好きで、実は10年以上前から「バウルー」の「ダブル(パンを2分割して焼ける)」を持っていたのですが、使用頻度は低めでした。
平日の朝食はそんなにしっかり食べないし、ランチは外食、週末は山に行くという日々だったので、雨で山に行けない休日のランチでたまに使うぐらいだったのです。
「登山が趣味なのだから、山に持っていって使えばいいじゃない」と思われるかもしれませんが、登山の際の荷物はできる限り軽くしたいし、私はひとりで登ることが多いので、仲間と荷物を分担することもできません。
ホットサンドメーカーは登山時に携行するには重く、食パンなどの食材がかさばるのもネックでした。
一度だけ「麓のキャンプ場にテントを張ったまま山に登る」いわゆる「ベースキャンプ型」の登山をした時にバウルーダブルを持っていったことはありましたが、それ以降も、重さを乗り越えて何度も山でホットサンドを食べたいとは思えなかったのです。
テレワークが続き、お昼休みの気分転換に簡単な昼食を作るようになったことで、ホットサンドメーカーを使う機会が増えてきました。
そこでレシピを検索してみると「ホットサンドメーカーを使ってパン以外の食材を調理する」ことが流行っていることを知ったのです。レシピ動画や本もさまざま出ていたのですが、多くは「シングルタイプ(パンを2分割しないで焼く)」のホットサンドメーカーで作るレシピでした。
そこで「もっとホットサンドメーカーでいろいろ作ってみたい!」という思いが湧いてきたので「バウルー」の「シングルタイプ」を買い足すことに。
バウルーシングルを購入して、最初に作ってみたのは「焼き肉まん」です。
「ゆるキャン△」にも登場するお手軽レシピで、市販の肉まんを挟んで中弱火で片面1分半ずつ焼くだけですが、その際、油の代わりにバターを一かけ入れておくのがポイントです。
表面はカリッとした食感になり、中からは肉汁とバターがじゅわっと出てきて、蒸した肉まんとはまるで別物の味わいになりました。バターをごま油に変えると中華料理っぽくなるなどアレンジも楽しく、「あんまん+バター」の組み合わせはおやつにぴったりでした。
次に作ってみたのは、焼きおにぎり。
フライパンでもできますが、ホットサンドメーカーに挟んで焼くと水分が逃げないからか、こんがり焼けていても中はお米のモチモチ感が残っています。
おかず系では、少量の冷凍餃子も皮はこんがり、具はジューシーに失敗なく焼き上がりました。
初心に帰ってボリュームたっぷりのホットサンドも。パンを2分割するダブルタイプではボリュームのある具は挟めなかったのですが、シングルタイプなら何でも来いです。
特に気に入ったのは「チーズハンバーグサンド」でしょうか。市販のレトルトハンバーグと溶けるチーズを挟み、食パン2枚で挟むとものすごいボリュームになりましたが、バウルーシングルならぎゅっと挟み込んで片面2分で焼き上がり。
パンが焼けてもハンバーグが冷たいまま! となってしまわないように、レトルトハンバーグは先に温めてから挟んで焼くとうまく作れます。
ボリュームたっぷりのホットサンドは、食べている間は本当に幸せだったのですが、テレワーク時のランチに食パン2枚は重くて、後から胃もたれに悩まされることに。
たまにはホットサンドも食べたいけれど、パン1枚でホットサンドって作れないものでしょうか?
探せばあるものです。正方形のパンを畳んで三角形にしてホットサンドにできる画期的なホットサンドメーカー「ごきげんホットサンド倶楽部」を発見しました。
しかもこの商品、分解可能で洗うのが楽なうえに、パンダ柄に焼き色がつくのです。
パン1枚ではたくさんの具を挟むのは難しいかな……と思いきや、ゆで卵1個を丸ごと入れた卵サンドも作ることができました。
自宅の近所に飲食店が少ないので外食ランチを楽しむことは難しく、仕方なく自炊をしていたところもあったのです。
ですが、ホットサンドメーカーを2種類買い足したことで、お腹の空き具合や気分と相談して「今日は何を作ろうかな」と考えるのが楽しみになりました。
登山の際は荷物を軽くしたいので「調理器具や食材はなるべく軽量」を最優先に考えていました。山にお皿などの食器を持っていくことはなく、コッヘル(登山用の軽量な鍋)から直接食べたり、鍋の蓋などをお皿代わりに使っていたのです。
ですがホットサンドメーカーを3種類もそろえたことで「たまには山ごはんを目的にした『ゆる山歩き』をするのもいいかも」と考えるようになり、最近「アウトドア用の食器セット」を購入しました。
とりあえず自宅で使っていますが、ステンレス製で洗うのも楽だし、カレーを盛り付けるとおいしそうに見えるので、いずれ外でも使ってみたいと思っています。
2022年は、さらに山ご飯を楽しむための調理器具や、アウトドアでおいしいコーヒーを入れるための道具なんかをそろえてみるのもいいかも……と考えているところです。
【料理】ビリヤニも肉じゃがもおいしい! 機能性・デザインが良い電子レンジ専用鍋「デリキャセ」(イナダシュンスケさん)
イナダシュンスケ
鹿児島県出身。京都大学卒業後、食品メーカー勤務などを経て円相フードサービスを設立。多ジャンルの飲食店を経営する傍ら、食にまつわるさまざまな情報を発信している。著書に『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』(扶桑社刊)『南インド料理店総料理長が教えるだいたい15分!本格インドカレー』(柴田書店刊)
Twitter:@inadashunsuke
・メトレフランセの「デリキャセ」
【どのように気分が高揚した?】
・ 機能性・デザインが良い電子レンジ専用鍋で、「自由度」を手に入れた
煮物はもちろん、お米の炊飯や、付属のコランダーで蒸し料理もできてしまいます。
構造やデザインはキャセロールやココットを踏襲したものになっています。
昨年くらいから、カレーやビリヤニなどのインド料理をより気軽かつ確実に作る方法がないかと、電子レンジ調理に目をつけました。
最初は、とりあえず手近な耐熱ボウルやジップロックコンテナーでもある程度うまく作れることを確認して、レシピもいろいろ開発しました。
その後、「電子レンジ調理専用の器具を使えば、さらに良いものになるのでは?」と探し始めた時に出会ったのがこの「デリキャセ」です。
シリコンスチーマーにもいろいろある中でこれに行き着いたのは、機能性もさることながら、そのルックスです(笑)。
ストウブやル・クルーゼを思わせるそのデザインは、「さすがフランス!」といったところでしょうか。これが電子レンジ用なんて! と驚きます。調理してそのまま堂々と食卓に出せる見た目の良さはなかなかの魅力です。
入手して早速カレーを作ってみたところ、耐熱温度も十分で加熱ムラもなく、大変満足のいく結果になりました。
それ以上に威力を発揮したのがビリヤニです。
耐熱ボウルやタッパーなどでの調理では、加熱ムラで部分的に米がやや硬めに仕上がるということが起こり得ましたが、デリキャセではそれが全くなく、全体的にとてもふっくらとした仕上がりに。これには驚きました。
デリキャセの蓋の裏にはストウブの鋳物ココットなどと同様、ところどころに突起が付いており、いったん蒸発した蒸気が水滴となって満遍なく鍋中に戻ることも功を奏していたのかもしれません。
そして、カレーやビリヤニでこれだけうまくいくなら「インド料理以外でもいろいろ使えそう」と興奮しました。
ビリヤニという高難易度の炊飯にも使えるくらいですから、もちろんもっとシンプルな炊飯にも使えます。
バスマティライスなどの長粒米でも日本米でも、一気に加熱してそのまま蒸らすという理想的なプロセスが進行するためか、大変おいしく炊きあがります。
煮物にも威力を発揮します。角煮のように長時間かかるような煮物にはあまり向いていませんが、比較的短時間で仕上がるものは、普通にコンロで調理するよりはるかに合理的な場合もあります。
例えば肉じゃがなどでも煮崩れを心配することがほぼないのは魅力です。
また、ココットやキャセロール同様、無水調理も可能ですので、にんじんグラッセやくたくたブロッコリー、ラタトゥイユなど、野菜そのものの味わいを生かすシンプルな調理には、焦げ付きの心配がないことも含めて、最適と言ってもいいくらいです。
電子レンジ調理の何がいいかって、調理をボタンひとつでお任せしている間にもう一品作れるってことなんです。冷蔵庫の余り物なんかで、その日の食卓にもう一品が加われば幸せは加速し、気分も上がります。
もちろん、わざわざ一品加える代わりにスマホや本をのんびり眺めててぐーたらするのもまたよし。
そんな「自由度」を手に入れられるのが実はこの調理器具の真価なのかもしれません。
今年はこのデリキャセを始め、いかに気軽に短時間で料理をおいしく作れるか、ということにいろいろと取り組みましたね。
来年は、気軽さはそのままに、逆に長時間放置で「いつの間にか勝手においしくなっている」という可能性にトライしてみたいとも思っています。
スロークッカーや炊飯器だけでなく、まだ使ったことはないのですが、台湾家庭の必需品といわれる「電鍋」も気になっています。
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【グルメ】心の隙間を埋めてくれたプリプリのもつ「メガ盛り博多もつ鍋セット」(ほそいあやさん)
・季月・キサラギの「メガ盛り博多もつ鍋セット」
【どのように気分が高揚した?】
・満天の星空の下で食べた絶品もつ鍋は言葉にならない体験だった
こんにちは、ほそいあやと申します。
普段は食べ歩きレポートなどを書いております。酒のさかなに目がなく、最近のおうち時間ではお取り寄せグルメも数多く利用しました。
その中から「気分が上がった、上がりまくった」と断言できる商品を紹介させてください。季月・キサラギの「メガ盛り博多もつ鍋セット」です。
もつが大粒で、キラッキラに輝いてます!
家庭用のもつ鍋セットは、もつが小さいとか固いとかいうことがありがちですが、こちらは専門店で出されるものに負けず劣らず、ふわふわのプリプリのキラキラのモリモリ。ほんとのほんとに激ウマもつなのであります。もちろんスープも専門店顔負けのうまさです。
思うように飲食店に出向けなかった期間、心の隙間を埋めてくれました。
この商品を見つけた経緯ですが、趣味がキャンプだったということがあります。キャンプ飯といえば、たいてい肉を焼いて食べますよね。それも定番で最高なのですが、秋口にさしかかり肌寒くなった時、鍋にしてみようと思いました。
もともとホルモンが好きなので、もつ鍋だ! となってスーパーへ行き、もつ鍋セットを手に取るも、クチコミが見れないことが不安になってしまうのはネット社会に慣れすぎた弊害でしょうか。
それならネットで買ってしまえと調べると、評判のいいもつ鍋セットを発見。もつの量も600gでコスパも良いし、薬味も付いていてキャンプに便利そう。しかも締めの麺も付いているなんて……これひとつで全部済んじゃう。
満天の星空の下で食べる絶品もつ鍋。言葉にならない体験だった!
キャンプの後も、まんまとリピーターになって自宅でも食べております。
セット内容は「もつ、スープ、ちゃんぽん麺、薬味(鷹の爪、胡麻、にんにく)」。これに野菜(キャベツ、ニラ、ごぼう)と、お好みで豆腐などをプラスします。
簡易包装で冷凍庫にストックしておいてもかさばらないのもナイス。
もつは国産の牛もつ(小腸)のみを使用。こちらの販売会社はお肉屋さんで、朝に解体した牛を市場から運びその日のうちに冷凍しているのだそうです。
スープは「しょうゆ」と「みそ」の二種類から選びます。今回はしょうゆにしました。
メガ盛り(600g)のもつは300gずつ分けられてパックされています。600gといえばだいたい大人4人分くらい。これは価格を考えてもかなりお得!
作り方もわかりやすく記載されています。もつは90秒ほど下茹でして湯切りをすることを忘れずに。余分な脂が落ちてくれます。
ニラ一束、キャベツ半玉、豆腐、ごぼうと大きめの鍋を用意します。ごぼうは冷凍のささがきごぼうを使うとらくちん。この量の野菜を取れるのも鍋のいいところですよね。
あっという間にメガサイズのもつ鍋が完成。キャベツは一玉入れてもよかったと思うくらいかさが減り、ぺろっと食べられてしまいます。もつの脂が溶け込んだスープでとろとろになった野菜のおいしいこと!
もちろん主役のもつもプルップルでヤバい。一粒が大きく、頬張ると幸せがやってきます。さすがお肉屋さんがこだわった新鮮な牛もつ。噛みしめると甘~~~い脂が染み出します。でも不思議と重くない。
締めがほしくなったらちゃんぽん麺を投入。この鍋だけでタンパク質、野菜、炭水化物とそろい一食完成する。おいしいだけでなく合理的でありがたい料理です、鍋
甘い脂の溶けたスープを吸ったもちもち麺。一粒で二度おいしいもつ鍋なのです。
私は一晩置いてから食べるのが好きです。この麺にコシを求めてはいけません。極限までスープを吸ってふよふよになったくらいがたまらないのです。
あー、今回も大満足! 3,280円という価格は市販のもつ鍋セットとしては高めかもしれないけど、この味、セット内容、もつの量であれば言うことなしだと思います。
もうひとつうれしいのが「調理の簡単さ」。お店の味をご家庭でもというふれこみの商品でも、やっぱりプロが調理しないといまひとつで、やっぱり今後はお店で食べよう……となることってありがちですよね。
そこでもつ鍋です。さほどコツがいらず誰が作っても味がぶれません。そういった面でも購買意欲につながりました。
寒い日が続きます。興味を持たれた方はぜひおうちでこのもつ鍋を囲んでみてくださいね!
2022年に買いたいと思っているのは、電気圧力鍋です。すでにその便利さは以前から話題になっていて、今さらという感じですが。
「材料を入れるだけでトロトロの角煮が完成!」みたいな話を聞くたびにいてもたってもいられなくなります。
【お酒】13種類を制覇したらワインの扉が開きまくった! コノスル「ビシクレタ レゼルバ」(ヒマワインさん)
ヒマワイン
ワインブログ「ヒマだしワインのむ。」を運営するワインブロガー。2019年頃ワインにハマり、2020年にブログ開設。コンセプトは「すべてのワインをリスペクト」。
ブログ:ヒマだしワインのむ。|ワインブログ/Twitter:@hima_wine
・コノスル「ビシクレタ レゼルバ」(ワイン)13種類
【どのように気分が高揚した?】
・13種類並べるだけで気分が上がり、コスパも良くて家飲みが充実! ますますワインが好きになった
「2021年に買って気分が高揚したもの」というお題を頂戴した2秒後に「あれだな」と脳裏に浮かんだものがある。それはコノスル「ビシクレタ レゼルバ」というワインだ。
コノスル「ビシクレタ レゼルバ」は全部で13種類あるのだが、楽天市場で12本セットを買い、近所のスーパーで1種類を買い足してラインナップ全13種類をそろえたのは今年の9月のこと。
同じワインが13種類ズラリと並んだ絵面は壮観で、それだけで気分が高揚するというもの。
ただ、普段ワインを飲まれない方はこう思うかもしれない。「13種類ってどういうこと?」「ワインって、赤、白、あとロゼとかシャンパンとか、全部で4種類とかじゃないの?」と。
ところが違うんですよ、これが。お米にも「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」があるように、ワインにも数え切れないほどの品種があるのだ。
その品種ごとに味わいの特徴があって、ワイン好きは「僕はシャルドネが好き」「私はピノ・ノワールが好き」といったように、たいてい「推し品種」を持っている。
この推し品種が見つかると、ワインを飲むのはがぜん楽しくなってくるので、多くの入門書には「まずは好みの品種を見つけましょう」と書いてある。例えるなら、アイドルグループに推しメンが見つかると、応援に熱が入るような。
そして、私が買ったコノスルの「ビシクレタ レゼルバ」シリーズ13種は、1,000種類以上あるといわれるワインの品種の中から定番中の定番とも言える銘柄が選抜されている、言わば「選抜メンバー」。
ワイン愛好家歴が2年半を過ぎ、私にももちろん推し品種は存在するのだが、ここらで一度初心に帰り、基本の品種の飲み比べという、野球の練習における素振りのような行為を通じて、己の基礎ワイン力を向上させようと思ったのだ。
そういうわけで、約ひと月をかけて13種類のワインを飲んでみた。
改めて飲む「ビシクレタ レゼルバ」は、とてもおいしく、多品種を飲み比べることで非常に多くの発見があった。
具体的には「ヴィオニエ」や「ゲヴュルツトラミネール」といった白品種がとてもおいしいことを再発見できた。これらは一般に初心者受けが良いとされ、女子会などに推奨されるケースの多い品種なので、そのような用途でワインを選ぶ場合に覚えておくと役に立つかもしれない。
ワインは、木の樽で発酵・熟成させると深みのある味わいとなり、ステンレス製のタンクで発酵・熟成させるとピュアな味わいになりやすい。
赤品種では樽熟成を経た「ピノ・ノワール」と「カベルネ・ソーヴィニヨン」の2種類がとてもおいしかった。
樽で熟成されたワインには独特のバニラのような香りがあり、香りも味わいも複雑に感じられやすい。「樽」の存在と、その作用をまざまざと感じられたのも、全種類を一斉に飲んだからこそだった。
酒場で「このワイン、樽が効いてるね……!」と言うとモテそうじゃないですか? 私はモテてないけど。
酒場といえば、私がこのコノスル飲み比べを行っていた2021年9月、東京は緊急事態宣言の真っただ中で、外では大手を振って飲めない状況だった。
そんな中、自宅のテーブルにグラスとボトルを数種類ずつ並べて飲み比べるのは、コロナ禍で参加機会が大幅に減った試飲会やグラスワインの飲み比べイベントに参加しているようで、それだけで非常に楽しかった。
そうでなくとも私が購入した12本セットは8,900円。1本当たりの単価は約749円だ。これで約1カ月家飲みライフが充実しまくってしまったので、投資対効果は非常に良かったと言える。ありがとうコノスル。
最後に、本記事を読んで万が一ワインに興味を覚えてくださった方がおられるならば、私がやったような「コノスル全制覇」にトライしてみるのは本当におすすめだ。
首尾良く推し品種が見つかったならば、その品種を深堀りしていくこともできるようになる。楽しいんですよこれが、本当に。
例えばシャルドネがおいしかったなら、「次はカリフォルニアのシャルドネに挑戦しよう!」「 有名な『シャブリ』も品種はシャルドネなんだ!」 といったふうに興味が連鎖していって、気がつけば「ワイン沼」にハマっていたりする。
全部はちょっと……というのであれば、試しに「ヴィオニエ」や「ゲヴュルツトラミネール」あたりの品種をトライしてみるのも大いにおすすめ。
その際、年末に自分へのご褒美も兼ねて、ぜひちょっといいグラスでワインを。いいグラスといっても1,000円くらいのもので十分。大ぶりで飲み口の薄いグラスは安ワインの味わいを一変させる。
おいしいワインをちょっといいグラスに注ぎ、少し時間をかけて飲むと、温度が上がるにつれて異なる香りが顔をのぞかせ、居酒屋で頼む小さくて厚ぼったいグラスに注がれた、いわゆる「グラスワイン(白)」的なものとは決定的に異なる味わいが楽しめるはずだ。その体験はきっとあなたの気持ちを高揚させる。
2022年、私はコノスル「ビシクレタ レゼルバ」の上位バージョン、「レゼルバ・エスペシャル“ヴァレー・コレクション”」を全種類飲んでみようかなと思っている。
それが終わったら、さらに上位の「シングル・ヴィンヤード」。それが終われば、さらに上位の……とワインの沼には底がない。
来年も(飲み過ぎに注意しつつ)ワインで気分を高揚させていきたいと思う次第だ。なんかダメ人間っぽい結論になってしまったけど。
【植物】お世話をして自分も元気をもらった「観葉植物」(JUNERAYさん)
・観葉植物
【どのように気分が高揚した?】
・新しい植物を迎えることで、外出できない日常に新鮮な変化が起きた
こんにちは、フリーライターのJUNERAY(ジューンレイ)です。
普段、植物とお酒の記事を中心に書いております。毎月の購入物で多いのはやはりお酒と花なのですが、今年いちばん買ってよかったものはこちら。
今年は緊急事態宣言などで、切り花を買うために外出ができなかった方も多いと思います。私は会社を辞めてフリーになったこともあり、家で過ごす時間が長くなったので、観葉植物を育ててみることにしました。
切り花と観葉植物の大きな違いは、なんといっても「成長する」こと。通常1~2週間程度で別れがやってくる切り花もはかなく美しいものですが、観葉植物は数年越しでお世話をする必要があります。
毎日近くで葉を観察したり、土を触ったりとこまめにお世話をすることで、今年の暖かい時期は皆ものすごい成長をみせてくれました。
日々すくすくと伸びていく葉を眺めていると、なんだか自分まで安心して明るい気持ちになります。日当たりのいい和室に鉢を並べ、その真ん中に仕事用のテーブルと椅子を置き、植物に囲まれながら仕事をするようになりました。
一部は去年の秋頃から育てていたものもありますが、我が家にいる観葉植物たちの一部を紹介させてください。
左からストレリチア オーガスタ、ドラセナ マッサンゲアナ、小さいのはテーブルヤシ。カタカナがこんなに続くと、なにかの呪文かスターバックスの注文みたいですね。
写真だと少々わかりづらいですが、ストレリチア オーガスタは買った当初は自転車のカゴに入るサイズでした。今は私の身長とほぼ同じくらいの背丈で、いつか天井に届いてしまったらどうしようかとおびえつつあります。
テーブルヤシを植えている鉢は、Richell社のボタニーというシリーズ。ほんのりモルタル調で洋室にも和室にも置きやすく、価格も手頃なので植え替えを頻繁にする方にはとてもおすすめです。
こちらはフィカス(ゴムの木)を色違いで2種類と、テーブルの上にいるのがフィロデンドロン セローム、右下がトキワシノブ。
手前にいるのが赤黒い葉がきれいなフィカス バーガンディ。フィカスは観葉植物の定番ですが、実はホームセンターで衝動買いしたものです。
フィカスが成長すると、画像中央の赤い部分、このやわらかいカバーに覆われるような形で新芽が成長します。やがて葉が大きくなり、開くと同時にカバーがはずれます。
「新しく生まれる」ように葉が増えるので、動物の赤ちゃんが生まれたのを見守るようなうれしさがあります。
トキワシノブはシダ植物の一種で、最近我が家にやってきた新入りです。
タランチュラの脚のような根を見て「かっこいい!」と思い、気がついたら園芸店のレジに立っていました。
シダ植物を育てるのは初めてで、乾燥しがちな我が家の環境に慣れてくれるか不安なまま世話を始めました。
トキワシノブには毎日霧吹きで水をやるのですが、このミストタイプの霧吹きも植物回りのグッズで買ってよかったもののひとつです。
普通の霧吹きはレバーを引くごとに「シュッシュッ」という感じで水が出ますが、ミストタイプだと細かい霧が「シュワー!!」と勢いよく噴出されます。
自然の霧に近い形で水を与えられるし、何よりレバーを握る回数が少なくて済むので、ミストタイプの霧吹きの方が断然使いやすいと思います。
あるときトキワシノブの根元をよく見てみると、先端から新しい根が成長していました。タランチュラの脚のようだと書きましたが、これはまるで子ウサギの足先のようではありませんか! あまりの愛くるしさに、毎日至近距離で観察して癒やされています。
新しい植物を家に取り入れると、新しい風が家の中に吹き込むような気がします。
実際その植物がいるための場所を作ったり、部屋の中の景色が変わったりと、生活が少しだけ変化するのですが、なかなか外出できずマンネリ化していく自分の日常で、こんなに新鮮なことはありませんでした。毎日の世話の手間よりもはるかに大きな恩恵を受けていると思います。
最初にストレリチアを買った理由は、葛西臨海公園にある
「夢の島熱帯植物園」の立派なストレリチアがかっこいいと思ったから。
植物に囲まれて過ごすと、家の中がちょっとした非日常となって面白いですし、不思議と仕事も捗ります。2022年は植物の種類を増やして、プチ植物園のような部屋で暮らしていきたいと思います。
【インテリア】カラフルでかわいい、長時間のデスクワークでも大丈夫な椅子「vertebra03」(早さん)
早(さき)
IT企業勤務の傍ら、ドレスを作ったり家を改造したりします。 競技ダンサー兼フリーランスのダンスドレスデザイナ→ニュースアプリのコンテンツ担当→いま海外ファッションECで運用という節操のないキャリアを辿っている。 2020年インテリアコーディネーター資格取得。2021年7月に中古マンションを購入してリノベーションしました。
ブログ:早 [SAKI] ITとドレス作りとDIY/Twitter:@sakihaya515
・ITOKIの「vertebra03」
【どのように気分が高揚した?】
・家に置くワークチェアとして「パーフェクト」、かなり気に入っている
こんにちは、早です。早と書いて「さき」と読みます。
平日はフルリモートワークのIT企業会社員、休日に趣味でインテリアコーディネーター活動をしています。
「2021年に買って気分が高揚したもの」というお題を聞いて真っ先に思い浮かんだのは、圧倒的に「家」!……なのですが、それだとさすがに粒度が大きすぎるので、その中でも一番生活が変わったインテリア、カラフルでかわいいオフィスチェアITOKIの「vertebra03」をご紹介させてください。
2020年4月からずっと自宅でリモートワークをしており、家からほとんど出ない生活になったことで、もともと高かった「お家熱」がさらに急上昇。半年以上物件を探して、やっと見つけた中古マンションを夫婦で購入し、フルリノベーションして今年7月に引っ越しました。
リモートワークが始まってからずっと、家で快適に働くための椅子を買いたいと思い続けていました。しかし、いわゆる「オフィスチェア」は機能性を重視すると無機質で無骨なデザイン多く、気に入るものがなかなか見つかりませんでした。
仕方なくダイニングチェアで仕事をしていたのですが、長時間のデスクワークには向かないため、長く座っていると疲れてしまって集中できません。
賃貸の間は、だましだましそれでやってきましたが、リノベをして自宅にきちんとしたワークスペースも作ったので、そろそろインテリアに合う、かつ本格的に仕事ができる椅子が欲しい! と思っていた時にSNSで見かけて知ったのが、このvertebra03でした。
まず一目惚れしたのが、ビビットな色使いと、ナチュラルな木の素材感。海外インテリアの雰囲気を目指してカラフルでポップに作った我が家に置いてもまったく違和感なくなじみます。
そして見た目がおしゃれなのに、座り心地はオフィス家具メーカーが人間工学に基づいて作った本格派。ややコンパクトな座面ですが、その分しっかりと姿勢をサポートしてくれて長時間のデスクワークにも心強い椅子です。
実際にこの椅子に座って仕事をし始めたところ、自然とまっすぐに腰を起こして座るようになり、良い姿勢を楽に保てるので、作業中に肩こりや首こりに悩まされることがほぼなくなりました。
vertebra03の魅力はなんといってもカラーリングなのですが、なんと基本の組み合わせのほかにも、フレームのタイプとカラー、座面と背もたれの生地をそれぞれ自分好みに選んでオーダーすることもできます。
サイト上でシミュレーションが可能で、どの組み合わせにするか考えるだけで、買う前からかなりテンションが上がりました。
あれこれ悩んだ結果、最初に惹かれたグリーンとダークオーク脚の組み合わせがやっぱりベスト、という結論になり、デフォルトで用意されていたデザインをそのまま注文しました。
曲線でまとめられたフォルムといい、パイン材の無垢フローリングになじむ脚といい、見れば見るほどかわいい。デザイン面・機能面両方で、家に置くワークチェアとして個人的にはパーフェクトなクオリティでした。かなり気に入っています!
コロナ禍で思いがけず在宅ワークが導入され、ここまでは様子を見ていた人でも、リモートワークが今後も続くのか、もとの出社生活に戻るのかめどが立ってきたタイミングかもしれません。
もし今後も自宅で働いていくことが決まっているなら、思い切って専用の椅子を用意してみてはいかがでしょう。
椅子のデザインにこだわったら、今度はデスクの上も合わせて色がかわいいiMacにしたくなっています。家の中がどんどんカラフルになっていく。
来年こそはもう少し外出もしていきたい気分なので、坂道やちょっとした長距離もラクラク乗れる電動アシスト自転車が欲しい。レトロなデザインがかわいくて、電動にしては軽くスピードが出やすいと評判のヤマハ「PAS CITY-X」を狙っています。
【カメラ】コロナ禍で見つけた野鳥を撮る楽しみ「ドットサイト照準器&双眼鏡」(OKPさん)
OKP
東京在住のフリーランス編集者/主夫。アウトドアと音楽、カメラが趣味。ブログ「I AM A DOG」では、カメラや登山、日々の食事について書いてます。
ブログ:I AM A DOG/Twitter:@iamadog_okp
・ドットサイト照準器「オリンパス EE-1」
・双眼鏡「ペンタックス Papilio II」
【どのように気分が高揚した?】
・気晴らし的に始めた野鳥観察・撮影が、自分の趣味の世界をさらに広げてくれた
登山とカメラ好きブロガーのOKPと申します。
2021年1月、私の住む東京に2度目の緊急事態宣言が発出されました。本来は雪山登山のベストシーズンですが、都外への移動を自粛することになってしまいました。
そんな中での息抜きとして始め、冬から春にかけての時間を有意義に過ごすことができたのは、地元の川を散歩しながらの野鳥観察と写真撮影、そのために購入したアイテムたちのおかげだったかもしれません。
冬はバードウォッチングのベストシーズンといわれるぐらいで、冬を日本で過ごす渡り鳥(冬鳥)たちが増えるだけでなく、河川敷の下草も枯れて見通しが良くなるので、鳥たちの姿を探しやすくなります。
私は東京の多摩地区に住んでいるのですが、多摩川や野川の河川敷を散歩しながら、野鳥を探して写真を撮る日々が始まりました。
野鳥を探して歩く中で最初に夢中なったのはカワセミ。美しい翡翠(ひすい)色の羽根と丸っこく愛らしいボディ。川の上を「キィーー」と、まるで整備不良な自転車のブレーキ音のような鳴き声とともに素早く飛び、空中でホバリングをしてみせたり、水中にダイブして見事な狩りの姿を見せたりするなど、人気の野鳥というのも納得です。
いつも車で通り過ぎていた住宅街の川に、こんなかわいらしく美しい鳥がいたなんて!
しかし、このカワセミ、木の枝などに止まっている姿なら比較的簡単に撮れますが、飛んでいる姿や水にダイブする瞬間を撮ろうと思うととても難しい。
今まで山を歩きながらの風景スナップばかりでしたし、山で撮ったことのある鳥は、動きのゆっくりした雷鳥ぐらい。小鳥のような素早く動く被写体なんてどうやって撮っていいのかわかりません。
さらに望遠レンズを付けたカメラのファインダー視野はとても狭く、止まってる鳥が飛び立つのを追いかけることすら困難です。一度、視野の外に出てしまった鳥をすぐにファインダー内に捉えるなんて、野鳥撮影の初心者にはまず不可能!?
そんな動く野鳥の撮影を補助してくれそうなアイテムとして手に入れたのが「ドットサイト照準器」(オリンパス EE-1)です。
ドットサイトは本体のスクリーン上に、LEDの照準(レティクル)を表示させる機器。スクリーンは透明になっていて、肉眼の視界上で見える対象物にレティクルを重ねることで、カメラ側のファインダー内にも対象物を捉えることができます(使う際にはカメラにドットサイトを装着して、それぞれの光軸を合わせる必要があります)。
このドットサイトのスクリーンを左目で見ながら、右目はカメラのファンダーを見てシャッターを切る「両眼視」という撮影テクニックを身につけることができれば、動きの速い野鳥の撮影もできるようになるかもしれません。
まだまだ飛んでいるカワセミを思い通りに撮れるようになったわけではないものの、ドットサイトを使い始めてからカワセミの動きに徐々に反応できるようになりました。
こちらは5月頃に多摩川の河川敷でたくさん飛んでいたイワツバメ。カワセミよりもさらに速い速度で空をビュンビュンと飛び回るイワツバメを撮る際にも、このドットサイトが活躍してくれました。
また写真を撮るだけでなく、野鳥の姿を探しながら河川敷を歩くことが、アウトドア好きの自分にとって単純に楽しい時間でもありました。
日中に自宅を数時間だけ抜け出して、その日決めた数キロの区間を歩き回りながら野鳥の姿を探す。すぐに出会えることもあれば、このような茂みの中を双眼鏡で丹念に探して、ようやく奥で休んでいるカワセミの姿を見つけてうれしくなることも。
双眼鏡は片目で見るカメラのファインダーとは違い、クリアで立体感がある視界なので、撮影そっちのけで双眼鏡での観察を楽しんでしまうこともあります。
私が野鳥観察のために手に入れた双眼鏡(ペンタックス Papilio II)は50cmの近距離からピントが合うもので、植物の観察や美術鑑賞などに使う人も多いそうです。
この双眼鏡で鳥だけでなく足元の草花や虫、川の中をのぞくと、今まで見えなかったマクロの世界が視界に広がり、いつまでも見ていられます。
このようにして同じエリアを何度も歩いているうちに、川沿いの土の護岸にカワセミが巣を作っているのを見つけました。春になるとカワセミペアの求愛行動や、巣に出入りする姿も目にするようになりました。
さらにしばらくすると、かわいい雛カワセミの姿も見ることができました。これも普段なら気付かずに通り過ぎてしまうような茂みの奥の様子で、双眼鏡を持っていなかったら見つけられなかった光景です。
当初はコロナ禍での気晴らし的に始めた野鳥観察や撮影ですが、自然の中を歩いて写真を撮る自分の趣味の世界をさらに広げてくれるものでした。
鳥の生態に興味を持ったことで、再び山に行くようになってからも、聞こえてくる鳥の鳴き声が前よりも気になるようになりました。
これからの冬は前シーズン我慢していた雪山登山にも行けそうですし、野鳥観察も引き続き続けたいと思っているので、今までの冬より忙しくなりそう。
野鳥撮影のための新しい望遠レンズも気になっていますが、なんとか我慢したい(!?)ところです。
【健康グッズ】在宅ワーク中に目を温めて人間再起動! アイマスク「GRAPHENE TIMES」(斎藤充博さん)
・「GRAPHENE TIMES」
【どのように気分が高揚した?】
・目の疲労感がかなり緩和されて、仕事がはかどった
ライターでありながら指圧師でもある斎藤充博です。
僕が2021年に買ってよかったものは「GRAPHENE TIMES」。これは、モバイルバッテリーにつないで目を温めることができるアイマスクです。
「目を温めると目の疲労感が軽減する」というのは、なんとなくみんな知っていますよね。これを使うとそれが手軽にできるというわけです。
スイッチを入れるとすぐに温まります。温度は3段階に調節可能。ちなみに僕はいつも一番低い温度で使っています。「ちょっと温かい」くらいが一番気持ちいい気がするんですよね。
GRAPHENE TIMESは、1時間経つと自動でスイッチが切れます。また、アイマスク部分につながるコードは磁石でくっついており、外れやすくなっています。
「ちょっと熱すぎるな」と思ったときに手探りですぐに外せるので便利。また、コードがすぐに外れることで、寝返りなどでコードが痛んだり、断線したりするリスクを減らしているものと思われます。
僕は日頃からデスクワークの「肉体的な疲れを軽減する方法」をいろいろ模索しています(ちなみに精神的な疲れについては完全に諦めています)。キーボード、マウス、イス、机……など吟味を重ねて、肩や腰の疲れなどはだいぶマシになってきました。
でも、「目の疲れ」に関しては、これまで改善策がなかなかなかったんですよね。目薬を差したり、たまに外に出て、遠くにある葉っぱなどを見ていました(緑が目の疲労感にいいという話を聞いたことがあるので……)。そんな中、たまたまネット通販で見つけたのがこれなんです。
GRAPHENE TIMESを使うと目の疲労感がかなり緩和されます。目薬は買わなくなりました。公園で葉っぱを見つめることもなくなりました。温めるだけでこんなに効果があったのか……と驚いています。
それに、これはものすごく気持ちがいいんです。僕は仰向けで使うから大丈夫ですが、うつ伏せになっていたら、気持ちよさでヨダレがダラダラ出てしまうと思います。
目を酷使した後にGRAPHENE TIMESを使うと、僕は5分も経たずに熟睡してしまいます。普通に夜に眠るときに使うのもいいのですが、在宅ワークの効率的な休憩、通称「再起動」としても使えます。
再起動は、まず横になり、20分くらいで目覚ましを掛けておいて、GRAPHENE TIMESのスイッチをオン。起きるときには目の疲労感も軽くなっているし、熟睡のおかげで頭もスッキリするし、言うことなしです。
「再起動」をうまく使うことにより、仕事がいくらでもはかどってしまいます! 本当に自分がひたすら文章を生産するロボットにでもなったような気分です。若干ディストピアの香りがしないでもないのですが、僕個人としては超おすすめです。
さて、最近買おうか悩んでいるのは、流行している「マッサージガン」です。マッサージガン自体は昔から「業務用」「プロ向け」の道具として存在していました。
こうしたマッサージガンはかなり高価なものですが、最近個人向けの商品が出てきて、価格もこなれてきています。ただ、安価なものがどの程度の品質なのかはちょっと不明。
さらにマッサージガンが生み出す「細かい振動」は、僕が施術で行っている「ゆっくりとした深い指圧」とは、ちょっと違うんですよね。
ああいうやり方もアリなのか……? と悩んでいます。この悩みちょっと一般の人にはわかりにくいかもしれませんが、iPhone派か、Android派か、くらいのことに思っていただければだいたいあっています。
【ゲーム】人に会えず鬱々している気分を紛らわせてくれた「オーバークック」と「ヴィクター・ヴラン」(かあいがもんさん)
かあいがもん
俳優。2人の息子を持つ父親でもあり、独自の子育てをつづるブログが話題を呼び2017年に書籍化。ゲーム好きとして知られ、2人の息子ともゲームを楽しんでいる。
ブログ:かあいがもん「お父さんの日記」
・「Overcooked!(R) - オーバークック 王国のフルコース」
・「ヴィクター・ヴラン オーバーキル エディション」
【どのように気分が高揚した?】
・会話をしながら楽しめるゲームで、鬱々している気分が紛れた
コロナで自粛期間中、私はゲームに勤しんだ。こんなにゲームをたくさんしたのは、20年ほど前にベストゲーマー賞を受賞した時以来だろう。
いろいろなゲームをプレイしたが、その中でも個人的に「これは自粛期間中に買ってよかった」と思うソフトを紹介したい。
任天堂Switchでプレイしたソフト(1~4人用)。
家にいて人とあまり会話をしなくなっていたので、ソロプレイを楽しむのではなく、複数人が参加するマルチプレイで家族や友人と声を出して楽しめるゲームを私は求めていた。
できればインターネットを通じたマルチプレイだけではなく、2人以上で同じテレビ画面でプレイできるものを。そしてパーティーゲームのようなライトユーザー向けではなく、少し難易度が高いゲーマー向きのものを。
このゲームはそんな私の心をわしづかみにしてくれた。
簡単に説明すると、ポップでかわいいキャラクターを操作して料理を協力して作っていくゲーム。
食材を切って、煮たり焼いたりしながら注文されたオーダーを作る。ステージによっては皿を洗いながら作ることもある。
焼きすぎたり煮すぎたりするとフライパンや鍋から火が出て消化器で消さなくてはいけなかったり、ステージによっては、波がザッパーンとやって来て、作っている料理が流されてしまったり、氷の足場が消えてしまったり、大砲で飛んでいかなくてはいけなかったり……。
さまざまなギミックのあるキッチンで、とにかくドタバタしながら料理を作る。
マルチプレイだと一緒にプレイする人と協力することが大事で、相性が良ければ役割分担もうまくいき時間の短縮になるが、噛み合わないと、とんでもないことになる場合もある。
私が息子とこのゲームをやった時、
「よし、私がこっちの食材を切るから君は別の食材を切ってくれ!」
「オケ! あ、父さん皿が足りないから洗って!」
「わかった!」
という感じに意思疎通ができていると共同作業の達成感を味わえて楽しいのだが、ズレてくると、
「おい! 鍋から火が出てるぞ! 早く消すんだ」
「え? 僕は今は食材切るので忙しいから父さんがやってよ」
「は? 何言ってんだゴラ? 父さんは皿洗いもあるから忙しくてそれどころじゃねぇんだ! それよりオーダーも間違えて作ってるじゃねぇか、なにやってんだよ!」
「は? 父さんがノロノロやってるからだろ。あ、火がどんどん大きくなってるよ」
「うるせぇ! 早く消せ! 消せぇぇぇえ!」
といったように、相手のミスをののしりながら料理を作ることになる。
それでも失敗を振り返り役割分担を見直しながら、何度も挑戦していくのがとても楽しい。
ちなみにゲームの難易度としてはステージを進めて行けば上がっていくが、何度も挑戦していけばそのうちクリアできるぐらいの難しさ。
そして、このゲームでは高い点数のノルマをクリアすると「星四つ」という最高評価がもらえる。緻密で無駄のない作業でもギリギリクリアできるかどうかのやり込み要素で、YouTubeで攻略を見たからといって同じように簡単にできるものでもなく、クリアした時の達成感は半端ない。
もうひとつマルチプレイで楽しめたゲームを紹介したい。
Switchとプレイステーション4用(対象年齢が17歳以上)。
うじゃうじゃ迫ってくる敵をガシガシ倒し、探索を繰り返し、手に入れた装備品でキャラクターを強化していく「ハック&スラッシュ」と言われるゲーム(ダンジョン探索で獲得アイテムにランダム性があるゲームを「ハクスラ系」と呼ぶらしい)。
装備品やアイテム数も多く、さまざまな強化要素もあるのに、ゲーム内でもその説明がとにかく少ない。どんだけ不親切なんだと思ってインターネットでも調べてみても、わかりやすい攻略はほとんどなかった。
マイナー過ぎるのか理由はわからないが、マップなども載ってるサイトもなかったし、とにかくやり始めはわからないことだらけ。
だが、なぜだかそれがとても良かった。
ひとりでは行き詰まると飽きてしまう可能性が高いが、マルチプレイだと自力で頑張って攻略するという要素がとても楽しめた。暇だから頑張れたのかもしれないが、あーでもないこーでもないと会話しながらいつのまにかクリアしていた。
難易度の高いゲームほどマルチプレイで誰かとやると楽しいのかもしれない。
人と会えず声をあまり発しない毎日を送っている中、会話をしながら楽しめるゲームに出会えたのはとても良かった。
「気分が高揚した」と表現してよいかわからないが、私は自粛期間中はこの2つのゲームのおかげで楽しく過ごせた。白熱すると大声が出るので人に会えず鬱々している気分も紛らわせてくれたようにも思う。
今後また自粛期間があったら、2人以上でできるゲームを探すだろう。
最後にこんなことを言うのも何だが、マルチプレイでゲームをする人の相性が悪すぎると深い溝ができてしまうので気をつけてほしい。
さまざまなジャンルから、2021年に「買って気分が高揚したもの」を紹介していただきました。
おうち時間の気分をちょっと変えてみたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。