結婚式の二次会キャッシュレス化で便利さを実感した私が、「キャッシュレス生活」を自分なりに突き詰めている話(活用術あり)

リリース日:2022/07/20 更新日:2024/08/06

結婚式の二次会にキャッシュレスを導入したpco2699さんが、あらためて感じたキャッシュレスの便利さや、自分なりに突き詰めたという普段のキャッシュレス生活を語ります。キャッシュレス生活を便利に営むコツも紹介していただきました。

  1. 結婚式の二次会をキャッシュレス化したら、負担が減ってかなりラクだった
  2. キャッシュレス生活を便利に営むコツ
  3. 今後目指したいのは「財布を持ち歩かない究極のキャッシュレス」

こんにちは、pco2699といいます。奥さんと東京で二人暮らしをしている32歳です。普段はFinTech系のベンチャーでエンジニアとして働いています。

 

FinTechとは、金融とテクノロジーを組み合わせたサービスのこと。そのため、私は日常生活でもキャッシュレスなどテクノロジーを取り入れるようにしています。

 

その一つが、自分の結婚式参加者とのお金のやりとりをスムーズにしたいという思いから、二次会の集金にキャッシュレス決済を導入したところ、主催側と参加者側にとって便利だと感じるところがあったのです。

 

普段からキャッシュレス生活をしていた私でも、あらためてキャッシュレスの良さを実感した1日でした。

 

すでにキャッシュレス生活をしている人は多いと思いますが、もっと突き詰めるとさらに便利になります。

 

そこでこの記事では、結婚式でキャッシュレスを取り入れた模様を紹介するとともに、私のキャッシュレス生活を余すことなく公開することで、キャッシュレスによって生活はどこまで快適になるのかを語りたいと思います。

結婚式の二次会をキャッシュレス化したら、負担が減ってかなりラクだった

私のこれまでのキャッシュレス生活で、究極的な例は、キャッシュレスで結婚式の二次会の支払いを可能にしたことです。

結婚式の二次会は幹事に負担がかかり過ぎる

結婚式の二次会って、幹事をした経験があるとわかると思いますが、以下の点で支払い周りが面倒くさいです。

 

・現金を当日集める→手持ちが足りないという人も
・お釣りを用意する必要がある→幹事が二次会前に銀行へ駆け込むことも
・終わった後に現金を集計する→何度やっても数字が合わないことも

 

幹事に負担がかかり過ぎですよね。

 

結婚式は2018年に行ったのですが、その当時から自分はキャッシュレスサービス(Kyash、LINE Payなど)を使って飲み会の精算を行っていました。

 

それがとても便利だと感じていたので、結婚式の話を進めるにつれ、ある日、

 

「結婚式の二次会こそキャッシュレスで払えるようにするべきでは?」

 

と思い立って、自分の結婚式の二次会にキャッシュレスを導入することにしたのです。

送金用リンクを付けて二次会のお誘いメール

キャッシュレスは以下のように導入しました。

 

・二次会のお誘いメールに送金用のリンクを添付し、事前に払えるようにする
・キャッシュレスでの決済が難しい場合は、当日現金払いも可能にする
・決済金額は7,000円

 

キャッシュレスだとお金の支払いを結婚式当日にする必要がありませんこれがキャッシュレスのいいところですね。

 

参加者には以下のようなメールを事前に送り、キャッシュレスでの送金をお願いしました。

実際のメール文面

4割の参加者が事前キャッシュレス払いを選択

結果的に、参加者92人のうち、およそ4割の38人が事前にキャッシュレスで払ってくれました。

 

事前に払ってくれた方は、当日わざわざきれいなお札を用意しなくて済みます。幹事の負担軽減にもつながりました。

 

当時はキャッシュレスの決済手段が少なく、普及もあまりしてなかったので4割という結果でしたが、現在はさまざまなサービスの普及によってキャッシュレスがより根付いていると思うので、より高い支払い率になるのではないでしょうか?

 

これから結婚式を開く予定の方は、二次会でのキャッシュレス導入を検討してみてください。最近では、披露宴からキャッシュレスを導入している人もいるようです。

 

▼詳細を過去にブログでまとめています。興味がある方はぜひ読んでみてください。
Kyash/LINE PAYで結婚式二次会をキャッシュレス対応させてみた話 - pco2699's blog

 

普段のキャッシュレス生活で便利だと感じていること

二次会にキャッシュレスを導入して以降、さまざまなキャッシュレスサービスが登場したことで、キャッシュレスを取り入れやすい世の中になりました。そこから私はキャッシュレス生活に突き進むことになります。

 

私は今、これだけのキャッシュレスサービスを生活に組み込んでいます。

使っているキャッシュレスサービス

上記の図について説明します。

 

メインバンクは楽天銀行なので、楽天カードをはじめとする楽天系のサービスを使うと連携がスムーズになります。

 

私の場合、クレジットカードや電子マネー決済を含めたほとんどの決済サービスを、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」に情報連携するようにしています。そうすることで、アプリやパソコンから出費を確認できるので便利です。

 

さらに、メルカリの売上金はそのまま決済サービス「メルペイ」で使えるので、コンビニではQRコード決済でそのまま決済してしまいます。

 

また、キャッシュレス決済はPayPayしか導入していないというお店も多いため、特に個人商店や小さなレストランに行くときは、PayPayを使用します。

 

上記のサービスを利用することで、キャッシュレス生活がとても便利になりました。主に感じた便利なことを以下に挙げていきます。

【1】持ち歩く財布が小さくなって身軽になる

シンプルに財布を小さくできます。自分の財布はカード大のサイズで、中には以下のものが入っています。

小さな財布とその中身
・現金: 2,000円ぐらい
・カード類
 ・運転免許証
 ・銀行のキャッシュカード
 ・クレジットカード
 ・ジムの会員証
 ・PASMO
・鍵
・Tile(紛失防止用タグ)

 

財布が小さいと2つの利点があります。

 
手ぶらで出かけられる

財布が大きいと(特に長財布の場合)、ポケットに収まりきらず財布を入れるためだけのカバンを持ち歩く必要があります。

 

キャッシュレス化して財布を小さくすると、ポケットに余裕で入るので、手ぶらで出かけられるようになります。

 

自分の場合、鍵も財布に付けてしまっているので、鍵入れも不要で、とりあえず財布さえ持てば出かけられる状態になります。この身軽さはとにかく気持ちいいです。

財布の紛失・盗難時のリスクが減る

財布に入っている現金が多いと、盗難や紛失した際のリスクも当然大きくなります。

 

自分も過去に電車で酔っぱらってしまい、使っていた長財布を紛失してしまいました……。その際に、3万円ほどあった現金がすべてなくなっており、泣きそうになった記憶があります。

 

小さい財布なら現金はそんなに入らないので、紛失してもそこまで痛くありません。カード類については、なくしたらすぐに止めればいいのです。

 

身軽になってリスクが減るので、キャッシュレス化を進めて財布を小さくするのは非常におすすめです。

 

キャッシュレスを取り入れている友人の中には、「小さい財布」やマネークリップを使ってる方もいます。

【2】ポイントがガンガン貯まる

スマホのQRコード決済、クレジットカード、非接触決済……。

 

決済手段が何であれ、近年、どの会社もキャッシュレスに力を入れています。キャッシュレスで決済するとポイントが非常に貯まりやすい状況です。

 

自分の場合、ほとんどキャッシュレスで払っているので、毎月本が1冊買えるぐらいのポイントが入ってきます。実際にそれで書籍代を浮かせています。

貯まったポイントを運用してさらに高みを目指す

さらに上級者向けには、貯まったポイントを運用する、という技も。有名どころとしては、楽天PointClubの「ポイント運用」があります。

 

「ポイント運用」は、楽天ポイントを使って、疑似的に投資の体験ができるサービスです。投資信託の値動きに合わせてポイントが増えたり減ったりします。自分はこのポイント運用で楽天ポイントがかなり増えました。

ポイント運用の画面

ただし、資産運用なので、タイミング悪いとポイントが減少してしまうこともあるので、くれぐれも慎重に。

 

最悪でもポイントがゼロになるだけなので、自分のお金を資産運用するのに抵抗がある……という方はポイントを運用に回してみることから始めてはいかがでしょうか。

【3】飲み会・ランチの精算がラクになる

最近は新型コロナウイルスの影響でもっぱら減ってしまいましたが、大人数の飲み会・ランチの精算もキャッシュレスだと以下の2点でラクになります。

小銭を気にしなくてよい

例えば飲み会でちょうど割り勘して3,300円になった場合、300円を小銭で支払ったり、1,000円もらって700円お釣りを渡さなければならなかったりします。

 

これだとお釣りの小銭地獄で幹事の人は大変ですよね?

 

キャッシュレスだと、友人間で簡単に送金できるので、お釣りの準備は必要ありません。端数があっても、気にせずサクッと精算可能です。

741円という半端な金額でも送金できる
事後精算でOK

現金の場合、直接手渡しする必要があります。事後精算できるのは、毎日顔を合わせる職場の人などに限られます。しかし、キャッシュレスだと顔を合わせることなく、事後精算が可能です。

 

幹事さんに1回立て替えてもらい、翌日ゆっくり精算してから、キャッシュレスで請求してもらえばいいのです。

 

飲み会の直後だと、酔っぱらっていることもあって、計算間違いもよくあると思いますが、翌日のすっきりした頭なら間違いも少なくて済みます。

【4】キャッシュレスで家計簿自動化→結果的に節約につながる

キャッシュレスを使いたがらない人には、「いくら使ったのかわからなくなりそう」という理由があるそうです。

 

しかし、キャッシュレスを家計簿サービスと連携すれば、いくら使ったのかを細かく管理できます

 

私が使っている家計簿サービス「マネーフォワード ME」は、銀行口座の残高を連携することで手間なく家計簿をつけられます。

 

おおよそのキャッシュレスサービスは、この家計簿の自動連携に対応しているため、1日、1カ月でどれくらいお金を使ったのかをすぐに確認できます。

 

これを行うと、毎回、手入力で家計簿に入れていた費用がすべて自動化されます。

 

実際、自分はほとんどキャッシュレスで払っていて、家計簿サービスには手入力していません。ですが、1カ月の出費を把握しています。

 

キャッシュレス化するとお金の使い過ぎ防止、家計の節約や見直しにつながります

キャッシュレス生活を便利に営むコツ

私の場合、「まずは使ってみる」というスタンスでキャッシュレス生活を営んでいます。キャッシュレスサービスはスマホで完結するので、試すのが簡単です。

【1】スマホ決済はいろいろなサービスを併用する

スマホで決済できるサービスには、いろいろなものがありますよね。

 

楽天Edyや、モバイルSuica、モバイルPASMO、Apple Pay、Google Payなどの非接触型系や、楽天ペイなどのQRコード決済など...…。

 

「多過ぎてわからない!」と思っている方も多いのではないでしょうか。個人的には「多過ぎ」を逆手にとって、いろいろなスマホ決済を使ってみることをおすすめします。

 

自分も、最初は「コンビニで払うときに毎回どれで払うのか迷っちゃいそう」とか「スマホ内にアプリが大量にあるのが嫌だ」と思っていました。

 

でも、実際に使ってみると、それぞれの決済アプリでクーポンを発行していたり、キャッシュバックキャンペーンをやっていたり、というのがわかるようになります。

 

そのキャンペーンに応じてそれぞれのサービスを使い分けて活用すると、お得で便利だと気づいたのです。

 

気に入ったものがあれば、そのまま使い続ければいいですし、気に入らなかったらアンインストールしてしまえばいいのです。

 

自分も現在、5~6種類の決済を併用しており、その日の気分や時と場合に応じて使い分けています。1回だけ使って、アンインストールしてしまうこともよくあります。

【2】スマホを非接触型決済が可能な機種にする

最近は、QRコード決済もだいぶ普及してきたので、非接触型決済に対応していないスマホでもスマホで決済ができるようになりましたが、スマホ自体を非接触型決済ができるものにしておくと便利です。

 

iPhoneならiPhone 7以降の機種であれば対応しています。Androidの場合はNFCと呼ばれる規格が入っていれば非接触型決済が可能です。

 

iPhoneをお持ちの方はApple Payに、Androidの方はGoogle Payに、持っているクレジットカードを紐づけるとさらに便利になります。

 

例えば楽天カードをApple PayやGoogle Payに登録すると、QUICPayマークがあるお店で使えるようになります。クレジットカードを手元から出さなくても「ピッ」と素早く決済できます。

【3】会員証やお薬手帳もスマホアプリで管理する

こちらはキャッシュレスではありませんが、財布の中のカードをアプリに移行すると、よりキャッシュレス生活への意識が高まります。

 

最近は、ジムの会員証やお薬手帳も紙ではなくスマホアプリで管理できます。これらをスマホに入れておくと、結果的に財布が小さくなって便利です。

お薬手帳アプリの例



今後目指したいのは「財布を持ち歩かない究極のキャッシュレス」

今後、私は究極的には財布を持ち歩かないというところまでキャッシュレスを進めたいと思っています。 財布を持ち歩かないようにするにはどうすればいいのか、以下のようなアイデアがあります。

【1】定期券をPASMOからモバイルPASMOにしたい

今、自分は定期券をPASMOとしてカードで持ち歩いています。しかし、昨年からiPhone、Android両方でモバイルPASMOがリリースされ、スマホでPASMOが持ち歩けるようになりました。

 

定期券の期間の都合上、まだ実行できていないのですが、機会があったら移行してカードを1枚財布から減らしたいと思っています。

【2】スマホATMでキャッシュカードもなくしたい

最近は、スマホで現金をATMから引き出せる時代になってきました。今年の4月にジャパンネット銀行から改名したPayPay銀行やセブン銀行、住信SBIネット銀行、auじぶん銀行が対応しています。

 

これらの銀行を使って、キャッシュカードも持ち歩かないような生活を目指そうと思っています。

 

また、これは直接的なキャッシュレスの話とは異なりますが、キャッシュレスが進んだら鍵を「スマートロック」(スマートフォンで鍵を操作できる仕組み)にして、スマホだけを持ち歩けばいいようにしたいです。

 

残念ながら、今の自分の家だと、共用の入り口があるためスマートロック化できません。次に引っ越す際には、スマートロック設置可能な家にしたいと思っています。

 

 

***

 

 

いろいろなキャッシュレスサービスとその便利さについて、お話させていただきました。

 

自分が結婚式でキャッシュレスを導入した2018年と比べて、今はよりキャッシュレスで生活しやすくなっていきているという実感があります。

 

例えば個人店でもQRコード決済やタッチ決済が使える店が増えました。

 

今後もさまざまなキャッシュレスサービスが登場してきてどんどん便利に、お得になっていくと思います。

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この記事を書いた人
pco2699

※本著者は楽天カード株式会社の委託を受け、本コンテンツを作成しております。

東京都世田谷区在住の32歳。資産運用サービスを行うスタートアップで働いてる。ブログを書くのが好きなバックエンドエンジニア。ここ最近の一番の大きな失敗は、コロナ禍前にアメリカ旅行を計画し、50万円ぐらい払うも空港でビザの申請にミスってることに気付き、泣きながら家に帰ったこと。

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